アパートやマンションの外壁塗装を依頼する前に知っておくべき7項目

アパートやマンションの外壁塗装は、大がかりな工事になります。「どのタイミングで外壁塗装をしたらよいのか?」「工事の期間や予算はどのくらいかかるのだろう」と悩む人も多いでしょう。外壁塗装は、建物にとって重要な役割を果たします。定期的に塗り替えをすることで、アパートやマンションの寿命をのばすことにもつながるでしょう。そのため、塗装工事は慎重に考えなければなりません。この記事では、アパートやマンションの外壁塗装について、その重要性や使われる塗料の種類・工事の流れなどを詳しくご紹介しましょう。

  1. アパートやマンションの外壁塗装について
  2. 集合住宅の外壁塗装と一戸建ての外壁塗装の違い
  3. 集合住宅の外壁塗装に使用する塗料の種類
  4. 外壁塗装工事の流れ
  5. 入居者への通知について
  6. 集合住宅の外壁塗装を依頼する業者選びについて
  7. 集合住宅の外壁塗装に関するよくある質問

この記事を読むことで、アパートやマンションの外壁塗装について分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.アパートやマンションの外壁塗装について

まずは、アパートやマンションの外壁塗装について、その必要性やタイミングなどをまとめました。

1-1.建物の外壁に施す塗装のこと

外壁塗装とはその名のとおり、建物の外壁に塗装を施すことです。外壁は常に雨風や紫外線の影響により、ダメージを受け続けています。ダメージを受けた外壁は劣化し、ひび割れや色あせ・はがれなどの症状があらわれるようになるのです。アパートやマンションの外壁が劣化すると、外観のイメージが悪くなるため、定期的に塗り替えをする必要があります。

1-2.建物の寿命をのばすためにも必要

外壁塗装は、単に見た目の美しさを維持するだけでなく、建物の寿命をのばすためにも必要なことです。外壁に施されている塗料には耐久年数があり、年月とともに防水性が失われてきます。こうなると雨水が建物の内部まで浸入し、劣化が進行してしまうのです。その結果、建物の土台や基礎部分まで劣化がすすみ、建物自体の寿命が短くなってしまいます。建物の耐久性をのばすためにも、外壁塗装は必要です。

1-3.大規模修繕のタイミングで外壁塗装を行うのがベスト

アパートやマンションは、定期的に大規模修繕工事を行うことが義務づけられています。そのタイミングで外壁塗装を行うのが望ましいでしょう。大規模修繕工事は、おおよそ12年周期で行うのが目安です。しかし、外壁の劣化が目立ってきた場合は、大規模修繕工事自体を早めることも必要になるでしょう。

2.集合住宅の外壁塗装と一戸建ての外壁塗装の違い

アパートやマンションの外壁塗装は、一戸建ての外壁塗装とどのように違うのでしょうか。費用相場や耐用年数についてもまとめました。

2-1.見た目はシンプルでも高い耐久性が求められる

アパートやマンションの外壁塗装は、デザインとしてはシンプルなものが多くなっています。複数の入居者が住むことを前提としているため、万人に受け入れられやすいシンプルなデザインにする必要があるのです。ただし、面積の広さや資産価値の向上を考えて、より高い耐久性が求められることになるのも間違いありません。

2-2.一戸建て工事との違いは「範囲の広さ」

アパートやマンションの場合、一戸建てと違って外壁塗装の範囲が広くなります。その分、工期も長くなるでしょう。また、個人の意志だけで決められる一戸建てと違い、アパートやマンションの外壁塗装を行うには、入居者の同意が必要になります。工期についても事前の告知に告知しなければならないということを覚えておきましょう。

2-3.大がかりな工事になる分、費用相場は高額

アパートやマンションの外壁塗装は、一戸建てに比べて使用する塗料の量が多くなること、作業員の人件費や車両代などが多くかかることなどから、費用相場も高額になるでしょう。建物の規模にもよりますが、数百万~一千万円以上かかるのが一般的です。

2-4.耐用年数は8~10年

アパートやマンションの場合、外壁塗装の耐用年数は8~10年といわれています。もちろん、使用する塗料によって差は出るでしょう。しかし、一般的には8~10年たったころに塗り替えを検討する必要があるということを覚えておいてください。

3.集合住宅の外壁塗装に使用する塗料の種類

アパートやマンションの外壁使用には、以下のような塗料が使用されることが多くなっています。

3-1.アクリル系塗料

アクリル系塗料は一昔前まで主流でしたが、最近はあまり使われなくなりました。ほかの塗料に比べて単価が安くコストパフォーマンスが高いというメリットの反面、耐久性が低いのがデメリットです。塗膜が固くひびが入りやすいため、5~7年ほどで塗り替えの必要性が出てきます。そのため、アパートやマンションの外壁塗装には不向きといえるでしょう。

3-2.ウレタン系塗料

ウレタン塗料の耐用年数は8~10年と、アクリル系塗料に比べると長くなります。大規模修繕工事の周期から考えると、ちょうどよい耐用年数でもあるでしょう。密着性にすぐれ、高級感がある仕上がりになるというメリットもあります。ただし、紫外線によって変色しやすいこと、水に反応して塗膜性能が落ちてしまうことなどがデメリットです。

3-3.シリコン系塗料

シリコン系塗料は、現在最もよく選ばれている塗料です。耐用年数は12~15年と長めで、価格とのバランスがよい点もメリットになります。また、汚れが付着しにくいため、メンテナンスの手間を減らすことができるのも大きなメリットです。ただし、ほかの塗料に比べてひび割れを起こしやすいというデメリットがあります。

4.外壁塗装工事の流れ

アパートやマンションの外壁工事について、工事期間の目安や工事の流れなどをご紹介しましょう。

4-1.工事期間は建物の規模によって異なる

外壁塗装工事にかかる期間は、マンションやアパートの規模によって異なります。一般的に、50戸以下の規模で1か月、50戸以上の規模だと2か月以上かかる場合が多いでしょう。ただし、天候によっては工事ができない日も出てくるため、もう少し余裕を持って考えておくことをおすすめします。

4-2.大まかな工事の流れとは?

マンションやアパートの外壁塗装工事は、一般的に以下のような流れで行われます。

  • 足場設置
  • シート養生
  • 外壁の高圧洗浄
  • 既存外壁の下地処理
  • 養生
  • コーキングの打ち直し
  • 下塗り
  • 中塗り
  • 上塗り
  • 養生の撤去
  • 足場解体
  • 後片づけ・清掃

4-3.施工例をチェックしておくこと

工事を依頼する業者に、今までの施工例を見せてもらうことも大切です。豊富な実績を持つ業者であれば、数多くの施工例をチェックすることができるでしょう。ほかのマンションやアパートでどのような成功を行っているのかを確認し、参考にしてください。

4-4.費用相場は1平方メートル3,500~5,000円

アパートやマンションの外壁塗装にかかる費用は、1平方メートル3,500~5,000円が相場です。もちろん、単価が安い塗料を使用すれば工事全体の費用も抑えることができます。品質とのバランスを考えた上で選ぶとよいでしょう。また、最近は足場を組まずに作業を行う業者も増えてきているため、足場代を節約できる可能性もあります。

5.入居者への通知について

外壁塗装工事をするにあたって、アパートやマンションの入居者に告知する必要があります。告知するタイミングや方法などをご紹介しましょう。

5-1.工事開始の10日前には告知する

最低でも外壁塗装工事が始まる10日前までには、入居者に告知をしてください。旅行などで長期間留守にしている入居者がいる可能性もあるため、直前だと全員に説明が行き渡らない恐れがあります。工事に対するクレームの発生をできるだけ抑えるためにも、早めの告知を心がけましょう。

5-2.掲示板や回覧板で告知する方法も

告知方法としては、アパートやマンション内の掲示板に案内を貼る方法や、回覧板で告知する方法があります。しかし、すべての入居者が掲示板や回覧板を見る保証はないため、全員に告知するためには、やはり1軒ずつ回って直接伝えるのが一番でしょう。入居者の反応を見ることもできるため、おすすめです。

5-3.入居者には共益費の使い道を知る権利がある

アパートやマンションの入居者が、毎月共益費を支払っている場合もあります。当然、その使い道を知る権利があるでしょう。そのお金で外壁塗装工事を行うことを、しっかりと告知してください。また、工事中は騒音や振動が発生します。告知せずに工事を開始すると入居者からクレームが出る可能性もあるため、必ず事前に告知しておく必要があるのです。

5-4.入居者の影響も説明すること

外壁工事中は、入居者にもさまざまな影響が出ることになります。たとえば、「ベランダに洗濯物を干せなくなる」「足場やシートの影響で室内に日が入らなくなる」などの説明をしっかり行い、了承を得ておきましょう。

6.集合住宅の外壁塗装を依頼する業者選びについて

外壁塗装工事を依頼する業者は、どのように選べばよいのでしょうか。業者選びのポイントや注意点をまとめました。

6-1.業者選びのポイントとは?

外壁塗装業者を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 豊富な実績があるか
  • 見積書の内容が明確か
  • 塗料の説明をしっかりとしてくれるか
  • 高い技術力を持っているか
  • アフターフォローの内容が充実しているか
  • 丁寧でスピーディーな対応をしてくれるか

6-2.アフターフォローの内容は特に重視すること

業者を選ぶにあたって、工事後にどのようなアフターフォローを用意しているかを特に重視する必要があります。塗装工事後に何らかのトラブルがあったときは、どう対応してくれるのか、定期的なメンテナンスはしてくれるのかなど、詳しくチェックしておきましょう。

6-3.悪徳業者に注意!

外壁塗装業者の中には、悪質な営業をしている業者も存在しています。外壁塗装は費用相場が一般的に知られていないため、高額な料金をだまし取るような業者もいるのです。また、下地作業を行わずに塗装したり、水で塗料を薄めて使ったりするような業者もいるため、業者選びは十分慎重に行ってください。

6-4.まとめて見積もりを依頼

集合住宅の外壁塗装を請け負う業者はたくさんいます。業者に依頼する前に、まずは見積もりを出してもらうことが大切です。しかし、たくさんの業者に見積もりを依頼するだけでも手間がかかります。そこで、おすすめしたいのが外壁塗装の案内所です。

外壁塗装の案内所では、24時間無料で外壁塗装の見積もりを複数の業者に一括依頼できます。外壁塗装の案内所に登録している業者は、独自の審査をパスした優良業者です。

また、利用者からのアンケート調査によって定期的に審査されており、悪い評価がついた場合は除名処分もありえます。ですから、安心して見積もりを依頼できるでしょう。しかも、利用者の89%以上が「自分で見積もりを依頼した業者よりも安く依頼できた」と回答しています。業者選びに迷ったら、一度一括見積を利用してみましょう。

7.集合住宅の外壁塗装に関するよくある質問

「アパートやマンションの外壁塗装を検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.外壁塗装を検討するべき症状には、どのようなものがありますか?
A.雨もりによるシミやコンクリートの剝離、0.3mm以上のひび割れ、色あせなどが見られる場合は、外壁塗装を検討するべきでしょう。また、手で外壁を触ると白い粉が付着する場合も、塗り替えが必要なサインと考えてください。

Q.アパートの外壁を何色にするべきか迷っています。決めるポイントを教えてください。
A.どの年代の人も受け入れやすい色を選ぶようにしましょう。周辺の景観も考え、できるだけ溶け込むような色にするのがおすすめです。特に人気なのは、ベージュやブラウン系・ホワイト系などの色になります。

Q.足場代の費用はどのくらいかかるのですか?
A.工事にかかる費用の2~3割が足場と考えるとよいでしょう。

Q.足場を組まない場合は、どのようにして工事を行うのですか?
A.屋上から特殊なロープやゴンドラをつるして作業します。

Q.外壁塗装工事を依頼する際、業者に確認しておくべきなのはどのようなことですか?
A.希望する仕上がりのイメージや予算・希望納期などは、必ず確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか? アパートやマンションの外壁塗装について、その必要性やタイミング・工事の流れなどを詳しくご紹介しました。アパートやマンションの外壁塗装は、一戸建てに比べて大がかりになります。使用する塗料の種類や費用相場などもしっかり把握した上で、信頼できる業者に依頼しましょう。ぜひこの記事を参考にして、外壁塗装工事をスムーズに行ってください。