北欧住宅の特徴とは?絵本のような家に住めるかも

絵本に出てくるような素敵なお家に住みたい、と子供の頃に憧れていた人は多いでしょう。
この夢を実現してくれるのが北欧住宅です。
では、この北欧住宅の魅力と特徴とは何でしょうか?
今回はそれをご紹介しましょう。
「外国の住宅を日本に建てても住みにくいのでは?」「メンテナンスが必要な場合、資材がすぐに手に入るのだろうか?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。
しかし、北欧住宅といってもすべての材料を現地から調達して、コピーのような家を建てるのではありません。
北欧住宅に興味がある、北欧住宅に住みたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

1 北欧住宅の特徴とは?

この項では、北欧住宅の定義や特徴をご紹介します。
現在は外国の住宅も手軽に日本で建てられるようになってきましたが、それぞれに特徴があるのです。

北欧住宅とは?

北欧住宅とは、家具でも有名なスウェーデンの住宅のことです。
大型家具店IKEAが次々と日本に出店しているところからみても、北欧の家具や家というのは日本では人気が高いのです。
また、明治時代の洋館を思わせる外観も人気のひとつです。
日本の注文住宅は工夫を凝らしてもどこか似たようなものになってしまいがちですが、北欧住宅は外壁の塗り方を工夫するだけでも、個性が打ち出せます。
施主が望むなら、まるで絵本に出てくるような家を建てることもできるでしょう。

高い気密性

スウェーデンは、日本でいうと青森~北海道の中間程度に位置しています。
ですから冬は当然寒さが厳しいです。
そのような気候の中で発展してきた住宅は気密性が高く、特別なことをしなくても冬を快適に過ごすことができるでしょう。
日本の住宅、というのは昔から高温多湿の夏を涼しく過ごせるように工夫されてきました。
ですから、冬はどうしても底冷えがする家になりがちなのです。
「気密性が高くなるのは良いけれど、家の中に湿気が気になる」という方もいるでしょう。
しかし、現在は換気システムも進化しています。気密性の高い住宅を建てても家の中の湿気はきちんと取り除くことができます。

飽きこないデザイン

北欧住宅はシンプルながら飽きこないデザインが特徴です。
白い壁と木目を生かした床のコントラストが美しく、年月が経って家族形態が変化しても使いにくくなることもありません。
また、プライベートな空間と家族が共有するパブリックな空間との境がしっかりしていますので、子供がプライバシーを尊重したい年頃になっても大丈夫です。

2 北欧住宅の住み心地とは?

しかし、いくら外見や内装が良くても実際に住み心地が悪ければどうしようもありません。
この項では、北欧住宅の住み心地をご紹介していきましょう。

施主が望めば和室も作れる

北欧住宅の建築を検討している方にとって、最も気になるのが「西洋の住宅に適応できるか」ということだと思います。
日本でもフローリングの床が一般的になったとはいえ、年配の方ほど和室が恋しくなりたちです。
また、若い方でも床に座って生活したいいう方もいるでしょう。
確かに北欧の住宅を丸ごと移築してくれば、日本の生活に不適応な部分も出てくるでしょう。
しかし、日本で北欧住宅を建てる場合は、施主の希望が十分に反映されます。
望めば和室も作ることが可能です。
神戸や長崎に保存されている明治時代の洋館のように、和洋折衷の住宅を作ることもできるのですね。

耐久性や耐震性は?

日本の住宅の寿命は約30年と言われています。
案外短いですか?日本は湿気が多く、木を多用した住宅はどうしても耐久性が短いのです。
また、最新家電を備えた住宅でも、110年たてば製造が終わり、新しいものと交換しなければならないかもしれません。
一方北欧住宅の寿命は50年です。メンテナンスをしなくてはなりませんが、日本の住宅よりもずっと長生です。
また、耐震性については、北欧住宅とはいえ日本の建築基準法に従って建てられています。
現在の法律では震度6以上の地震に1度耐えきる住宅でなければ立ててはいけないことになっています。
また、耐震工事や免震工事というのは、建物の土台に施すことが基本です。
ですから、オプションとしてより強固な耐震工事をしてもらうことも可能です。

アフターサービスはどうするの?

家というものは、定期的にメンテナンスをしなければどんどん劣化していきます。
しかし、北欧住宅の材料は現地から送ってもらわなくてはいけないため、工事期間が長くなり、費用も高額になるのでは?と心配する方もいるでしょう。
たしかに昔の北欧住宅はすべての材料を現地から調達していました。
ですからメンテナンスに費用と手間がかかり、一般庶民には高値の花だったのです。
しかし現在は家の傷みやすい部分は国産のものを使い、傷みにくい部分は現地のものを使うと使い分けているメーカーがほとんどです。
メンテナンスも一般的な注文住宅と同じように行えるでしょう。

3 モデルハウスを見学・資料請求をしてみよう

北欧住宅を建てたい、住みたい、という場合はぜひモデルハウスを見学することをおすすめします。
モデルハウスを抱えている建築会社というのは実績があるところがほとんどです。
北欧住宅を建築する住宅建築会社はたくさんありますが、なかには実績も少なく、建てた後にろくにメンテナンスをしない会社もあります。
モデルハウスをお客様に自由にご覧いただいている会社、というのは自分の施工に自信があり「どこを見ていただいても構いません」という自負があるのです。
また、実際にモデルハウスを見学することにより、より具体的なイメージをつかむことができるでしょう。
さらに、モデルハウスには建築会社の社員が常駐していますので、具体的な相談をすることもできます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は北欧住宅の特徴やメリットをご紹介しました。
まとめると

  • 北欧住宅はシンプルで飽きこないデザイン
  • 北欧住宅は気密性が高く、冬暖かい
  • 日本人が住みやすいような設計で建築可能
  • 個性的でかわいい住宅ができる

ということです。町中で可愛らしい北欧住宅を見るとつい見とれてしまう人も多いでしょう。
また、洋館に住みたいと思っている人も少なくありません。
北欧住宅はそんな人々の願いをかなえることができます。
また、北欧住宅は日本の住宅に比べて寿命が長いです。
たとえ建てる時に一般的な注文住宅よりも高額であったとしても、その後のメンテナンス代を含めたらむしろお得であったという場合も多いのです。
北欧住宅に住みたい、という方はぜひ家族と一緒に検討をしてみてください。