輸入住宅とはなにか知りたい人必見! 特徴や種類・魅力を紹介

最近話題の輸入住宅についても気になるけれど輸入住宅とはどういったものなのかよくわからない…。
そんな悩みを抱えているのであれば、まずは輸入住宅とはどういったものなのかを正しく理解することが大切です。
住宅は安いものではないので、慎重に考えたうえで検討をしましょう。
近年評判が良いのは欧米住宅と呼ばれるタイプの輸入住宅ですが、ひとくちに輸入住宅といっても様々な種類があります。

家を建てる際には外観や間取りだけでなく日常生活の利便性についても考えなければなりません。

そこで、今回はどんな家を建てようか悩んでいる人のために、輸入住宅とはなにか、どういった魅力があるのかについて基礎知識を紹介します。

輸入住宅を選択するメリットやデメリットについても理解したうえでどんな家を建てるか検討すれば、自分に合った素敵な家を建てることができるでしょう。

1.輸入住宅の特徴とは?

1-1.海外の思想を取り入れた設計が特徴

輸入住宅とは、外観がまるで海外の建物のようになっている住宅のことだと思っている人もいるかもしれませんが、それだけでは輸入住宅とはいえません。

輸入住宅産業協議会では、「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」を輸入住宅と呼んでいます。

つまり、輸入住宅とは部材に海外の製品を使ったり海外の建物のような外観になっていることに加え、海外の設計思想に基づいて作られた住宅であるということです。

近年は、マンションのリフォームをする際にも輸入住宅の特徴を取り入れるところが増えてきました。

1-2.海外の設計思想に基づいて作られている

海外の設計思想としていくつかの特徴が挙げられます。
まず、海外の住宅は何世代にも渡って住めるような丈夫で快適な住宅であるということを大前提として作られているため、強度が高いというのが特徴です。

次に、とてもゆとりのある設計であるという点も海外の設計思想として多く見られます。
他にも家族が触れ合うための空間を大切にして間取りが考えられていたり、デザインだけでなく性能にもこだわった家づくりがされているのです。

海外の設計思想とはあくまで住まいについてどのように考えるかというものなので、どのような形で海外の設計思想を取り入れているかというのは、各輸入住宅によって違います。

1-3.日本に合うように工夫されている

日本は海外に比べると湿度の高い国です。
そのため、輸入住宅では使われている木材が腐ってしまうのではないかという不安がありますよね。

ですが、輸入住宅といっても完全に海外で建てられているのと同じ施工が行われるというわけではなく、日本の気候に合わせた施工がされます。
内部結露を防ぐための施工もされるので安心しましょう。

また、海外では室内も土足というところが多いのですが、輸入住宅として建てられる場合は日本人に合わせて靴を脱いで生活することを前提としたデザインがされています。

畳の部屋を作ることも可能なので、希望がある場合はどのような間取り・構造を希望するのか相談しながら検討してみてはどうでしょうか。

2.輸入住宅の種類

2-1.北欧住宅スタイル

スウェーデンやフィンランドといった非常に寒い地域の輸入住宅です。
また、夏と冬の気温差が激しい地域であるというのも大きな特徴であるため、機能性の高さを重視したいのであれば高気密高断熱であるとして評判の北欧住宅スタイルが向いています。

木材を使ったナチュラルな内装に魅力を感じ、北欧住宅を選ぶ人も多いです。
木の良い香りは何年も続き、癒し効果があることでも知られています。

2-2.北米住宅スタイル

アメリカやカナダといった国のデザイン・性能を活かした住宅です。
北欧住宅スタイルと同じく、断熱性や気密性に優れています。
また、耐久性が非常に高いというのも北米住宅の大きな特徴で、実際に現地では軽く築100年を超える中古物件を購入しても、手直しをすれば十分住むことができます。

2-3.ログハウススタイル

日本ではそれほど普及していませんが、北欧や北米では非常に馴染みの深いものとなっています。
自然素材をフル活用した特徴的なデザインが魅力で、個性的な住宅を建てたいと思っている方から検討されることが多いようです。

木材で構成されていることもあり火災が起きた時の全焼を心配する方もいるかと思いますが、ログハウスに使われているログ材は燃えにくいという特徴を持っています。

3.輸入住宅の魅力とメリット

3-1.断熱性・気密性が高い

輸入住宅の多くは、北欧や北米の建物を参考にして造られています。
これらの地域は寒さが厳しいことでも有名ですよね。

そのため、輸入住宅の多くは断熱性や気密性が非常に高いといった魅力があります。
夏は涼しく、冬は温かい住宅なので、一年を通して過ごしやすいというのは輸入住宅の大きな特徴だと言えるでしょう。

また、断熱性と気密性が高いということは遮音性を高めることにも繋がるので、遮音性が高い住宅を建てたいと思っている場合にも向いています。

3-2.耐震性能に優れている

日本は地震大国としても知られているため、輸入住宅だと耐震性能が心配だという人もいるはずです。
ですが、輸入住宅の中には非常に耐震性能が優れている「2×4(ツーバイフォー)工法」と呼ばれるものが取り入れられている場合が多いため、安心して暮らすことができます。

実際に2×4工法で建てられた住宅はその他の住宅と比較をした際に地震時の倒壊率が低かったというデータがあります。
これは過去の大地震として知られている阪神淡路大震災や東日本大震災が起きた際にも、2×4工法で建てられた住宅の多くは当面補修をしなくても支障がないものが多かったのです。

地震だけでなく台風などの災害にも強い住宅として知られているため、丈夫な住宅を建てたいと思っている人は2×4工法で建てられた輸入住宅を検討してみるといいですね。

3-3.デザイン性が高い

日本の伝統的な建物とは違った外観にひかれて輸入住宅を検討する人が多いです。
家の中は実際に入ってみなければわかりませんが、外観は外から見ただけでもわかるものなので、ここにこだわりたいという人もいるでしょう。
街を車で走っていても、「あの家はデザインが素敵だな」と感じる家がありますよね。

輸入住宅は全体の構造だけでなく壁や窓にもとてもこだわっているので、かわいらしくおしゃれな外観が特徴です。
ナチュラルでありながら温かさを感じることができるので、長く飽きのこないデザインだと言えるでしょう。

その時の流行で人気が出るデザインの住宅もありますが、住宅は一度建てたら何十年にも渡って住み続けるものですよね。

輸入住宅は、長い月日をかけて完成させられた外観を持っているため、流行に左右されないデザインであるという特徴もあります。

外観の特徴はどの国の輸入住宅を選択するかによって大きく違ってくるので、外観だけでなく、内装や機能の面でも比較をして選びましょう。

まとめ

いかがでしたか?

  • 特徴について
  • 輸入住宅の種類
  • 魅力とメリット

についてご紹介しました。

輸入住宅はたくさんのハウスメーカーが取り扱っているので、まずはモデルハウスをチェックしに行ってみてはどうでしょうか。
具体的にどのような輸入住宅があるのかイメージできないという場合にも、モデルハウスをチェックすることで自分が求めているデザインや機能を兼ね備えているのか知ることができます。

輸入住宅が評判らしいからという理由で決めてしまうのではなく、自分達が希望するライフスタイルを実現することができるのかどうかも考えてみましょう。