店舗を改装するとき、気をつけるべきポイントとは?

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老朽化や集客率アップを見こんで店舗の改装をしたいと思っても、ポイントや注意点がわからない。
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
新しく開業するにしろ今ある店舗をリニューアルするにしろ、店舗改装にはお金と時間がかかります。
そこで、今回は店舗を改装するときのポイントや注意点をご紹介しましょう。
店舗改装の結果集客率が上がったところもある一方で、かえって売り上げが下がってしまったところもあります。
この違いは何でしょうか?
店舗改装を考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

1.どんなときに店舗を改装する必要があるのか?

まず始めに、店舗改装が必要なときについてご説明しましょう。
どのタイミングで店舗改装をすれば効果的なのでしょうか?

1-1.店舗の老朽化

店舗改装を決断する一番の理由が、店舗の老朽化です。
建物が劣化していくと、掃除をしても取れない汚れが増えていくでしょう。
店舗の清潔さが重要なのは、飲食店だけではありません。
また、店舗が古くなってくると水回りが不便になっていくことが多いです。
特に、トイレが和式しかないと高齢者は使いにくいでしょう。
また、意外に不便に感じるのがコンセントの数。
古い建物はコンセントの数が少なく、必然的にたこ足配線になりがちです。
そうなると火災の危険性も増してくるでしょう。

1-2.コンセプトの変更

店舗の内装には、その店のコンセプトが反映されています。
どの年代の方にとの時間帯に来てほしいかによって、内装も変化させていく必要があるでしょう。
今まで若者をターゲットにしてきたけれど、少し対象となる年齢層を上げたいという場合はレイアウトを変えるだけでなく、改装が必要になることもあるのです。
たとえば、壁紙を変えるだけでも落ち着いた雰囲気を出せることもあります。

1-3.店舗が使いにくくなった

たとえば、店が繁盛して顧客がたくさん来店するようになった場合、今までのレイアウトでは店員にとっても顧客にとっても使いにくい、ということもあります。
そこで、改装することによって、より多くの顧客に心地よく店舗を利用してもらうことが可能になるでしょう。
また、今まで内部が見えにくかった店舗の入り口を改装し、オープンな雰囲気になったとたん顧客が増えたという例もあります。

2.店舗改装で失敗する理由とは?

この項では、店舗改装した結果店の経営に深刻な悪影響が出た、などの失敗例をご紹介します。
店舗改装はメリットだけではありません。

2-1.店舗改装の費用をかけすぎた

店舗改装は、安くても百万円単位の費用がかかります。
また、店舗改装はやはりお金をかけた方が見栄えがぐっとよくなるでしょう。
店舗改装を考える方の中には、依頼する工務店やデザイナーの施工例を見に行く方も多いと思います。
その結果、「やはりお金をかけた方がよい」と考えて無理をしてしまう方もいるでしょう。
しかし、売り上げが上がらなければ、営業に深刻な影響が出るかもしれません。

2-2.今までのお得意様が離れてしまった

歴史ある店舗の場合は、お得意様がついていることが多いです。
店のコンセプトを変えた結果、今までのお得意様が離れてしまっては、売り上げに深刻な影響が出るでしょう。
新規客も開拓しつつ、今までの顧客も大切にするような改装を行うことが大切です。

2-3.店舗がかえって使いにくくなってしまった

これは、店の導線よりもデザイン性を優先した結果、おちいりがちな失敗です。
外から見ていくら格好がよくても、店内で動きにくければ顧客の滞在時間は短くなるでしょう。
特に、顧客が店内を歩き回りながら商品を見ていくような形式の店舗では、導線が悪いと一気に顧客離れにつながります。
また、飲食店も同様です。
特に、居酒屋では店員が忙しく店内を動き回ることが多いので、導線が悪ければ効率が一気に落ちるでしょう。

3.店舗改装をするためのポイントや注意点とは?

では、最後に店舗改装を成功させるためのコツをご紹介しましょう。
店舗改装は、ついついいろいろなことをしたくなりますが、本当に店にとって必要なことだけをすればよいのです。
また、自治体によっては補助金が受けられることもあるでしょう。

3-1.何のためにリフォームをするのか明確にする

リフォームを行う前に、何のために店舗改装を実施するのかよく考えてみましょう。
単に「店を格好良くしたい」と漠然と考えているだけでは、コンセプトがぶれてしまいます。
「老朽化したので、お客様が気持ちよく使いやすいようにしたい」とか、「お客様の滞在時間を長くしたい」という風に具体的に考えてみることが大切です。
そうすれば、デザイナーや工務店の方も「では、このようなデザインはどうでしょうか」というアドバイスをしやすくなります。

3-2.改装に当てられる期間を考える

大幅な改装の場合は、店舗がその間経営できなくなります。
もちろん、売り上げもありません。
ですから、その間の損失も考えて予算を考えましょう。
今までの売り上げを考えて、「このくらい期間を改装に充てても大丈夫」と計算することが大切です。
また、部分的な改装の場合は、店舗を経営しながら行えることもあります。
どちらがよいのかは工務店と相談しながら考えましょう。
店を新しくオープンさせたい場合は、オープンさせたい時期から逆算して改装に当てられる期間を考えてください。

3-3.デザインよりも優先するものを考える

格好のよいデザインは人目を引きます。
一例をあげると、カフェのスターバックス。
あの店は、同じデザインの店舗がひとつもないそうです。
しかし、だからといって格好のよいデザインにすれば客足が伸びるわけではありません。
特に、居酒屋などの飲食店は顧客が腰を落ち着けていられるようなデザインほど、客単価は伸びるでしょう。
また、デザインを優先した結果、導線が悪くなったり掃除がしにくくなったりすれば改装が逆効果になります。
ですから、顧客が入りやすく使いやすい店舗を第一に考えた方が成功しやすいでしょう。

3-4.自治体の補助金を利用しよう

自治体によっては、店舗を新たにオープンさせたり改装したりすると補助金が出る場合もあります。
その額や条件は自治体によって異なるのです。
ですから、まずは市役所のホームページなどを確認しましょう。
デザイナーや工務店が「補助金を受けられますよ」と教えてくれることもあります。
ただし、自分で申請する必要があるので、忘れないようにしましょう。

4.おわりに

いかがでしたか?今回は店舗回収のポイントや注意点をご紹介しました。
店舗を改装するときは、老朽化した店舗ほどすべてを取り換えたくなることも多いでしょう。
しかし、調理機器などは高価です。また、雑居ビルを借りている場合は改装に制限がある場合もあります。
また、自宅兼店舗の場合は大掛かりな改装となると建てなおしと同じくらいの費用がかかることもあるでしょう。
ですから、事前に資金をためておくことはもちろんのこと、融資を得るための書類などもそろえておくとよいですね。
長年店舗を経営していれば、店舗改装はどうしても避けては通れません。
ですから、焦らず時間をかけて計画を立てることも大切です。
また、店舗のデザインにも流行(りゅうこう)がありますが、あまりそれに乗りすぎると、短期間で「古臭い」と思われてしまいがち。
そのため、デザインはあるていどスタンダードな方が使い勝手がよいでしょう。