浴室をバリアフリー化するメリットや必要性を解説! 費用や工事期間は?

「浴室をバリアフリーにしたいが、どのような方法があるか知りたい」「浴室をバリアフリーリフォームする際、かかる費用や期間を知りたい」と思っている人はいませんか? 浴室は、高齢者や小さな子ども事故を起こしやすい場所です。家族の状況に合わせ、バリアフリー化が必要になる家は多いでしょう。その際、リフォームできる内容や費用などを知っておくと、スムーズにリフォーム工事を進めることができます。

今回は、浴室をバリアフリーリフォームするメリットや必要性、バリアフリー工事の内容などを紹介しましょう。

  1. 浴室をバリアフリーリフォームするメリットや必要性
  2. 浴室のバリアフリーリフォームでできること
  3. 浴室のバリアフリーリフォームの方法
  4. 浴室のバリアフリーに関するよくある質問

この記事を読めば、浴室のバリアフリー化にかかる費用や期間なども分かります。浴室のバリアフリーリフォームを考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.浴室をバリアフリーリフォームするメリットや必要性

はじめに、浴室をバリアフリーにすることで防げる事故や、リフォームするタイミングなどを紹介します。

1-1.浴室は高齢になるほど使いにくくなりやすい

浴室は、家の中でも段差が多く滑りやすい場所です。高齢になるほど、以下のような使いにくさを実感する人が多いでしょう。

  • 浴室の扉が重く、開けにくい
  • 浴室の床が滑りやすい
  • 浴室の脱衣所の段差が乗り越えにくい
  • 浴槽をまたぎにくい
  • 浴槽内が狭く、転びやすい
  • 浴室が寒い

なお、家庭内で起こった不慮の事故のうち約30%が、浴室で起こっているという報告もあります。

1-2.浴室をバリアフリー化することで安全に入浴ができる

浴室をバリアフリー化すれば、高齢になったり障害を負ったりしても不自由なく入浴できるようになります。入浴は心身を清潔にするだけではなく、心身をリラックスする大切な時間という人も多いでしょう。安全に入浴できるようにバリアフリーリフォームをすれば、自立して生活できる期間が長くなる可能性が高まります。また、介助が必要になったときも、浴室がリフォームずみなら介護者にとっても楽です。

1-3.体が不自由になる前にリフォームする

年を取ると、今まで難なくできていたことが難しくなってきます。「だんだんと浴室が使いにくくなってきた」と思ったときがバリアフリーリフォームを行うのに適した時期です。体が不自由になり入浴できない状態になってからリフォームを行おうとすると大変でしょう。体力や気力に余裕があるときに少しでもやっておくことが大切です。

2.浴室のバリアフリーリフォームでできること

この項では、浴室のバリアフリーリフォームの代表的なプランを紹介します。

2-1.手すりを取りつける

浴室のバリアフリーリフォームの中で、最も手軽に行えるリフォームの1つです。壁や浴槽に手すりをつけることで、体を支え転倒を防いだり、浴槽への出入りが楽になったりするでしょう。

2-2.段差をなくすリフォーム

浴室と脱衣所の段差をなくせば、転倒しにくくなり足が不自由になっても浴室への出入りが簡単になります。また、床と浴槽の段差を低くすることで、入浴が簡単にもなるでしょう。今は、浴槽の中にも段差を作ってより入りやすくなっている製品も販売されています。

2-3.床を滑りにくくするリフォーム

浴室の床を滑りにくいものに交換すれば、転倒を防げます。手すりをつけるのと一緒に床もリフォームすれば、より安全に入浴ができるでしょう。

2-4.暖房をつけるリフォーム

古い浴室ほど冬は寒くなりがちです。また、年を取ると寒暖差が体に悪影響を与えやすくなります。浴室用暖房(冷房)をつければ、ヒートショック現象を起こしにくくなるでしょう。

2-5.扉や浴室そのものに関するリフォーム

浴室の扉を軽いものに付け替えたり、浴室そのものを広くしたりすることで、車いすになっても入浴しやすくなります。浴室を広くすれば、入浴介護もやりやすくなるでしょう。

3.浴室のバリアフリーリフォームの方法

この項では、浴室のバリアフリーリフォームを依頼する業者の選び方や知っておくと便利な補助制度などを紹介します。

3-1.リフォームを依頼する会社は複数に見積もりを依頼して決める

浴室のバリアフリーリフォームを請け負っている会社はたくさんあります。安さをウリにしている業者も多いでしょう。しかし、費用も重要ですが、工事のできあがり具合やアフターケアの内容も大切です。よさそうな業者を見つけたら、まず見積もりを取ってみましょう。可能ならば、複数の業者から見積もりを取って内容を比べてみるのがおすすめです。そうすれば、業者の特徴や仕事に対する態度が分かるでしょう。いい加減な見積もりを作る会社に依頼してはいけません。

3-2.浴室のバリアフリーリフォームは数万円台~できる

浴室のバリアフリーフォームの相場は、だいたい以下のようなものです。

  • 手すりをつける:5万~
  • 床材の張り替え:10万~
  • ドアの交換:5万~
  • 浴槽の交換:10万~
  • 浴室の拡張:30万~
  • 暖房の設置:15万~

なお、元の浴室の広さや古さによって値段は異なってきます。

3-3.介護保険を利用してリフォーム費用の補助を受けられる

自治体で要介護者の認定を受けている人、もしくは要介護で支援を受けている人が利用する場合、介護保険から20万円を上限に住宅改修費が支給されます。上限が20万なので、1度に20万つけても1回5万円の補助を4回受けてもかまいません。ただし、要介護者が入院や施設入居などしておらず、自宅で過ごすことが条件です。詳しくは、お住まいの自治体の福祉課に相談してください。

3-4.リフォーム工事は大がかりなほど時間がかかる

浴室のバリアフリーリフォームは、工事の内容によってかかる時間が異なります。手すりをつけるくらいなら半日で終わりますが、浴室をすべて取り換える場合は、3日~1週間かかるでしょう。また、浴室が古いほどバリアフリーリフォームに時間がかかりがちです。依頼する業者が決まったら、期間についてもしっかりと打ち合わせてください。

4.浴室のバリアフリーに関するよくある質問

この項では、浴室のバリアフリーに関する質問を紹介します。

Q.自分で浴室をバリアフリーリフォームすることは可能ですか?
A.手すりをつけるくらいの簡易リフォームや、浴槽と同じ高さの椅子を置くなどはできますが、無理をしてはいけません。それ以上のリフォームはプロに任せましょう。

Q.床や壁にタイルを貼った在来工法の浴室の場合、リフォームは難しいでしょうか?
A.可能ですが、大がかりになります。費用も高めになるでしょう。日数もかかります。場合によっては浴室全体をユニットバスにすることをすすめられるでしょう。

Q.要介護に認定されてないと補助金は出ませんか?
A.はい。ですから、要介護認定を受けてからリフォーム工事をしたほうがいいケースもあります。

Q.賃貸物件の場合、バリアフリーリフォームは難しいでしょうか?
A.手すりをつけるくらいは許される物件もあるので、まずは大家さんなどに相談してみてください。

Q.浴室の広さを変えずに浴槽を大きくすることは可能ですか?
A.浴室の状態によって、できる場合とできないケースがあります。まずは業者と相談しましょう。

まとめ

今回は、浴室をバリアフリーフォームするメリットや必要性、方法などを紹介しました。リフォームは何段階に分けてやることも、一度にまとめて複数のプランでリフォームすることもできます。どれがおすすめなのかは、業者と相談して決めましょう。