二世帯住宅の3つのメリットと3つのデメリット

二世帯住宅の購入を決めるときには、長い視野でじっくりと考える必要があります。メリットだけに気をとられるのではなく、デメリットも確認することが大切です。それでは、実際に二世帯住宅での生活を経験した生の声をもとに、忘れてはいけないポイントを解説いたします。

  1. 二世帯住宅の3つのメリット
  2. 二世帯住宅の3つのデメリット
  3. 二世帯住宅に住むかどうかを見極めるために
  4. まとめ

1.二世帯住宅の3つのメリット

1-1.お互いに協力できる

家族ででかけるときや夫婦ででかけるときに、留守番をお願いしやすいというのは二世帯住宅のメリットです。子供を親夫婦に見てもらうことができますし、荷物の受け取りをお願いすることもできるでしょう。また、どちらかが病気になったとき、看護や食事の世話などをお願いしやすいのも大きなメリットのひとつです。義理の親子関係が仲がよいのであれば、食事を定期的に一緒にすることにより、ちょっと料理をさぼることができるなどのメリットもあるでしょう。一般に、子供は祖父母と暮らすことにより、社会性や順応性が増すと言われています。このように教育面での協力できる側面もあるわけです。

1-2.経済面で助かる

恐らく、経済面でのメリットが二世帯住宅を考える理由の中で最も大きなもののひとつでしょう。新築であれ中古住宅の購入であれ、ローンを一括して支払うことができるのは大きなメリットです。また、二世帯住宅の作りによっては光熱費を大きく削減することもできます。インターネットや電話の契約を一本化することにより通信費の経費削減も可能です。また、車の使用頻度がそれほど多くなければ、二世帯でひとつの自動車を共有することもできるでしょう。

1-3.相続のときのメリット

相続が生じたとき、最も課税対象として大きなものになりやすいのは土地の価格です。土地は分割して相続することは難しいため、土地の相続が原因で親族内の問題が生じることも少なくありません。最近の法改正では、二世帯住宅について相続時のメリットが増えました。以前は、住宅内部の行き来ができない二世帯住宅であれば、相続面のメリットはありませんでした。しかし、現在は条件を満たすことによって二世帯住宅の土地に対する相続税評価額が最大80%減額とすることも可能になったのです。ただし、二世帯の建物と土地について、「区分登記」ではなく「共有登記」とするようにしてください。

2.二世帯住宅の3つのデメリット

2-1.生活のリズムの違い

年代が違うと起きる時間や寝る時間も異なります。いわばな生活のリズムが異なるのです。小さな差と思いがちですが、遅い夜に生活音が聞こえてくる、まだ眠りたいのに朝方にうるさいなどの毎日の生活の違いが、親子関係のヒビにつながります。また、共同部分のインテリアや小物などにも好みの違いがあるでしょう。どちらかの世帯が、「自分たちに発言権や決定権がない」と感じ、つらい思いをすることもあります。友人を招くときや旅行に行きたいなどの生活スタイルの違いも双方にストレスを招くこともあるでしょう。いままで仲のよかった親子や義理の親子関係も、このようなわずかな感覚の違いによって大きく影響を受けてしまうこともあるのです。

2-2.プライバシーと干渉の程度

ときには、それぞれの家族だけで過ごしたいときがあるはずです。しかし、一般に親夫婦側としては、何かと生活に干渉してしまう傾向があることも事実でしょう。または、お互いプライバシーを持つ努力をしていてもそれぞれが気を使ってしまうため、いわゆる「気疲(づか)れ」をストレスに感じることもあるようです。また、知らなくていいところまでわかってしまうという距離感があることも事実でしょう。お互いに干渉しすぎないようにルールを決めていてもこのようなストレスは生じます。ですから、ルールをきちんときに決めずに、二世帯住宅での生活をはじめるならばストレスが増えるのはなおさらです。

2-3.介護の必要が生じたとき

二世帯住宅で住み始めたならば、ほかの家族から将来の介護を期待されてしまうというデメリットもあります。もちろん、介護の必要が生じたときには家族全員でしっかりと話し合うという前提で二世帯同居を始めることもできるでしょう。しかし、物理的に同じ家に住んでいる以上、自然と介護を任されることになる可能性は大きいのです。また、気持ちとしても老年の親を放っておくことができないでしょう。実際のところ、介護を含む親の世話はゆっくりと始まることがあります。あとで戻ることはできない決断となるため、二世帯住宅に住むときにはこの点を含んだ覚悟が必要なのです。

3.二世帯住宅に住むかどうかを見極めるために

3-1.大切にするものが何かを見極めよう

このようにメリットとデメリットなど、二世帯住宅については確かに考えなければいけないことは多いのですが、最終的に決定をするのは自分の責任です。じっくりと時間をかけて考えるようにしてください。また、自分や家族は何を求めているのか、何が一番大切なのかを考えることも忘れないようにしましょう。目先の経済的なメリットだけで決めると、本当に大切なものが犠牲になることもあるのです。妻と子供との生活を何よりも守りたいと思うでしょうか。または、親や義理の親とのよい関係を壊したくないということが大切と思う方もいます。優先順位に従って決定していく過程で、ときには我慢しなければいけないことがあることも忘れてはいけません。同時に、長い視点で決定するようにしてください。大切な点として、決定には必ず配偶者の完全な同意を得ることを忘れてはいけません。いくつか乗り越えなければいけない状況があっても、二人で決めたことであれば対処していくことができるでしょう。

3-2.ルールを決めよう

親の世帯と子供の世帯のあいだに、しっかりとルールを決めるようにしてください。共同の収納スペースは、どちらがどの程度使用するのかというような小さな点でもルールを決めましょう。ルールを決めたなら、その家族がそのスペースをどのように使おうとしても決して干渉してはいけません。「親しい仲にも礼儀あり」と言われる言葉のとおりに、お互いに甘えすぎないようにしてください。特に、子供の行き来にも注意が必要です。しつけの違いやプライバシーの問題が起こりやすい原因となりますので注意しましょう。

3-3.ニーズにあった二世帯住宅を選ぼう

それぞれのメリットとデメリットを考慮して、二世帯住宅を選ぶことが最善であるとの確信があれば、次に自分たちのニーズにあった二世帯住宅を選ぶようにしてください。いわゆるアパートのように完全に分かれた二世帯住宅であれば、万が一どちらかの世帯が家を空けなければいけないときも対応策は容易です。また、相互のプライバシーを守るためにも、少なくともトイレとお風呂は別にするとよいでしょう。台所も別にするのが最善です。相互の行き来を可能にするかどうかを決定するときもどうぞ慎重に決めてください。住居の仕組みを完全に分かれた二世帯にする場合、経済的なメリットは低くなることもありますが、長い目で見れば「結局よかった」という判断になることも多いはずです。

4.まとめ

二世帯住宅は必ずしもマイナス面だけではありませんが、デメリットを踏まえて決定するならば、後悔しない生活を送ることができるはずです。

メリットは、

  • お互いに協力できること
  • 経済面で助かる
  • 相続のときに得をする

などがあります

知っておきたいデメリットは、

  • 生活のリズムの違い
  • プライバシーを持ちにくい
  • 介護を親族より期待されてしまう

などがありました。

メリットとデメリットをしっかりと考え、配偶者として相談した上で決めるなら、成功する二世帯住宅での生活を楽しんでいくことができるはずです。

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