オール電化のメリットとデメリットを理解しよう!導入前の注意点も!

「自宅をオール電化にするか迷っている」という人も多いでしょう。オール電化は高額な初期費用がかかるため、導入する前に詳しく知っておきたいものですよね。この記事では、オール電化のメリット・デメリットや、オール電化に向いているケースなどを詳しくご紹介しましょう。

  1. オール電化とは?
  2. オール電化のメリット4つ
  3. オール電化のデメリット3つ
  4. オール電化がおすすめな人は?
  5. オール電化にする方法や費用を紹介
  6. オール電化の電気代を安くするポイント
  7. オール電化に関するよくある質問

この記事を読むことで、オール電化のメリットをうまく生かす方法や導入前にチェックすべきポイントなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.オール電化とは?

まずは、オール電化について詳しく解説しましょう。

1-1.すべての熱源を電気でまかなうシステム

オール電化とは、家の中で使う調理・空調・給湯などに必要な熱エネルギーを、すべて電気でまかなうシステムのことです。電気とガスを併用している家庭が多い中、2000年代に入ってから急速に普及しました。自宅をオール電化にすることによって、都市ガスやプロパンガスなどを使う必要がなくなります。

1-2.オール電化住宅で使われる設備は?

オール電化住宅では、電気を熱源とした設備が必要になります。たとえば、ガスコンロに代わって、電磁波で加熱するIHクッキングヒーターを使用することになるでしょう。また、給湯器もエコキュートや電気温水器などの電気を熱源としたものが必要です。暖房もガスや灯油ではなく、エコキュートのお湯を活用する温水式電気床暖房などを使用することになります。

2.オール電化のメリット4つ

オール電化のメリットをまとめました。

2-1.光熱費を安く抑えられる

オール電化の最大のメリットは、お湯と暖房にかかる光熱費を安く抑えることができる点でしょう。電気代が安い夜間電力を利用できるため、ガスや灯油と併用するより毎月の光熱費が安くなることが多いのです。

2-2.光熱費を一本化できて管理しやすくなる

電気とガスを併用している場合はそれぞれ基本使用料がかかりますが、オール電化だと基本使用料を支払うのは電気の分だけで済みます。その分、節約にもつながり、管理もしやすくなるでしょう。

2-3.火災の心配がない

ガスを使用しないため、ガス漏れや一酸化炭素中毒、ガスコンロによる火災の心配もありません。小さな子供がいる家庭や高齢者の一人暮らしでも安心感が強いでしょう。また、IHクッキングヒーターは使用中に二酸化炭素が発生しないため、空気が汚れにくいというメリットもあります。

2-4.災害時も安心

台風や地震などの災害時も、オール電化のほうが安心です。ライフラインが途絶えた場合の復旧が、ガスより電気のほうが早い傾向にあります。また、エコキュートや電気温水器のタンク内の水を生活用水として役立てることができるのです。

3.オール電化のデメリット3つ

次に、オール電化のデメリットをご紹介しましょう。

3-1.高額な初期費用がかかる

オール電化のデメリットとしてまず挙げられるのが、初期費用が高額という点でしょう。IHクッキングヒーターや給湯器・暖房器具の本体代だけでなく、基礎工事や電気工事・水道工事にも費用がかかります。また、エコキュートなどを設置する際に、設置場所の補強工事が必要になる場合もあるでしょう。

3-2.電気代が高くなる場合もある

オール電化向けの電気料金プランでは、安くなるのは夜間料金だけです。その分、日中の電気料金が割高に設定されているため、日中に電気を多く使う家庭では、電気代が高くなってしまう場合もあります。

3-3.使える調理器具が限定される

IHクッキングヒーターの場合、専用の調理器具以外は使用できません。電気を通さない材質の鍋やフライパンは使用できないため、ガスコンロに比べて自由度が低い点がデメリットでしょう。

4.オール電化がおすすめな人は?

メリットとデメリットを踏まえて、オール電化がおすすめなのはどのような人なのかをまとめました。

4-1.日中家にいないことが多い

共働きなどで日中家に人がいないことが多い家庭の場合は、オール電化がおすすめです。夜間の電気代が安い分、日中の電気代が高くなるため、日中に調理や給湯をすることが多い家庭にはおすすめできません。そのため、今後の生活スタイルも考えた上で導入を検討すべきです。

4-2.安全性を重視したい

IHクッキングヒーターは火を使わず二酸化炭素も発生しないため、ガスコンロに比べて安全性が高いのが特徴です。そのため、小さな子供がいる家庭など、安全性を重視したい場合に向いているといえるでしょう。

4-3.プロパンガスを使っていて都市ガスへの変更ができない

プロパンガスは都市ガスより料金が高いのが一般的です。配管が通っていないなどの理由で都市ガスへの変更が難しい場合は、オール電化にしたほうがお得なケースもあります。今より安いプロパンガス会社への変更も検討した上で、オール電化にしたほうがよいか考えてみるとよいでしょう。

5.オール電化にする方法や費用を紹介

自宅をオール電化にする方法や費用相場・事前にチェックすべきことなどをまとめました。

5-1.依頼先は比較して選ぼう

オール電化の導入は、家電量販店やオール電化の販売施工業者などに依頼することができます。施工費込みで販売を行っているところも多いため、チェックしてみるとよいでしょう。ただし、費用は店舗や業者によって異なります。そのため、大まかな相場を把握しておくためにも、複数の店舗や業者に無料見積もりを依頼し、比較して選ぶのがおすすめです。

5-2.工事までの流れは?

オール電化の導入を依頼してから工事までの流れは、一般的に以下のようになっています。

  • 無料相談・無料見積もりを依頼する
  • 業者による現地調査
  • 正式見積もり
  • 作業日時の決定
  • 工事開始
  • 支払い
  • アフターフォロー

5-3.費用相場は60~100万円前後

オール電化の導入費用は、60~100万円前後が相場といわれています。IHクッキングヒーターやエコキュートの本体費用によって大きく差が出るため、事前にしっかり確認しておきましょう。また、オール電化と同時に太陽光発電を導入する場合は、さらに120~200万円ほどかかります。

5-4.エコキュートの設置スペースを確保する

オール電化を導入するにあたって、エコキュートの設置スペースが確保できるか確認しましょう。エコキュートの室外機は高さや奥行きがあるため、設置したい場所に納まるかどうか、忘れずにチェックしてください。また、設置場所によっては動作音が原因でご近所トラブルに発展する可能性もあります。隣家の寝室に近い場所は避けるなど、注意が必要です。

6.オール電化の電気代を安くするポイント

オール電化の電気代を安くするためのポイントをまとめました。

6-1.電気の料金プランを見直す

まずは、利用している電気の料金プランが適切かどうか見直してみましょう。前述したように、オール電化は電気代が安い夜間電力を利用するプランが向いています。しかし、夜間電力が安くなる時間帯はプランによって異なるため、注意が必要です。エコキュートの稼働時間に合わせて電気代が安くなるように設定しましょう。

6-2.季節ごとにモードを使い分ける

エコキュートには、すべてのメーカーに省エネモードが搭載されています。夏場はお湯を使う量が少なくなるので省エネモードにするなど、季節ごとにモードを使い分けるようにしましょう。

6-3.日中、湯切れしないように注意する

日中に湯切れしてしまうと「沸き増し」をしなければなりません。来客の予定があるなど、普段より多くお湯を使うことが予想されるときは、前日の夜にお湯を多めに沸かしておきましょう。

7.オール電化に関するよくある質問

「オール電化について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.オール電化にすることを検討しているのですが、エコキュートの寿命は何年ぐらいですか?
A.一般的には10~15年といわれています。

Q.エコキュートのタンクにためてあるお湯は、飲用水として使用可能でしょうか?
A.衛生面の問題から、飲用水として使用することはできません。

Q.エコキュートにするとシャワーの勢いが弱くなるのでしょうか?
A.登場初期のエコキュートにはそのような問題がありましたが、現在は改善されつつあります。

Q.オール電化にすると火災保険料が割引になるというのは本当ですか?
A.加入している火災保険によっては、割引が適用されることもあります。適用になる条件や割引率は保険会社によって異なるため、確認してみるとよいでしょう。

Q.オール電化からガス併用に戻すことはできるのですか?
A.機器の取り換えや配管工事などが必要になるため、高額な費用がかかります。元に戻すのは難しい場合が多いでしょう。

まとめ

オール電化のメリットやデメリット・導入にかかる費用などを詳しくまとめました。たくさんの魅力があるオール電化ですが、注意が必要な点もいろいろあります。どのような家庭がオール電化に向いているのか・メリットをより生かすためにはどんな使い方をすればよいのかなど、ぜひこの記事を参考にしてください。