
バルコニーの汚れは放置厳禁! 掃除方法や道具を紹介
部屋の掃除を定期的にしている人でも、バルコニーやベランダなど外回りの掃除は、ついついおろそかにしてしまいがちです。だからといって、放置しておくと汚れがこびりついて余計に面倒なことになってしまいます。
そこで今回は、バルコニーの掃除方法についてコツやアドバイスをご紹介しましょう。
この記事を読むことで、面倒だと思っていたバルコニーの掃除方法がわかり、迷わずできるようになります。ぜひお役立てください。
1.バルコニーの掃除について
初めにバルコニーとはどんな空間を指すのか確認しておきましょう。ベランダとの違いや掃除の必要性についても説明します。
1-1.バルコニーは屋根がない屋外部分
バルコニーは建物から外側に張り出している平らな部分で、屋根のない手すりつきのスペースです。屋根があるのはベランダと呼ばれています。また、マンションの屋上部分を利用した広いバルコニーはルーフバルコニーです。これらはすべて2階以上にあるもので、1階にあるのはテラスといいます。
1-2.バルコニーは汚れやすい
バルコニーは屋根がないため、風雨の影響を受けやすい場所です。ホコリや落ち葉などがたまってしまうこともあるため、定期的に掃除をする必要があります。
1-3.バルコニーの汚れは放置すると取れにくくなる
バルコニーにつきやすい汚れは以下のようなものがあります。
- 土・砂:風で舞い上がってきた砂ぼこりや植木鉢の土などが流れてたまる。排水溝に詰まる場合もある
- 繊維・ホコリ・髪の毛:バルコニーで洗濯物や布団を干すと、繊維くずや綿ぼこり・髪の毛が落ちてたまる
- 植物・葉:風で舞ってきた落ち葉やバルコニーに置いてある植物の葉や花がらなどが落ちる
- 鳥のフン:ハトやスズメ・カラスなどのフンで汚れる。こびりつくと取れにくくなる
- 排気ガス:交通量の多い道路に面している場合は排気ガスのすすで汚れる
2.バルコニーの掃除をするための準備
バルコニーを掃除するには準備が必要です。必要な道具や注意点などについて詳しく説明します。
2-1.必要な道具
準備しておきたいのは以下の道具です。
- ほうき・ちりとり
- 雑巾(古タオル)・スポンジ
- 掃除機
- ゴム手袋・軍手
- 中性洗剤
- バケツ
- ゴミ袋
- 古歯ブラシ
2-2.使わないほうがいい道具
- 高圧洗浄機:大量に水を使うだけでなく大きな音が出る。特にマンションの場合は近所迷惑になるので使用を控える
- デッキブラシ:バルコニーがウレタン防水の場合、加工がはがれる可能性がある。使う場合は材質に注意が必要
2-3.掃除前にやっておくべきこと、注意すること
マンションの場合は水を流すことを禁止している場合もあるので、規約の確認が必要です。また、階下へのあいさつをしておきましょう。布団や洗濯物を干してないかどうか確認してから作業を始めます。一戸建ての場合も風向きなどを考慮し、近隣に迷惑をかけないよう注意しましょう。確認事項が終わったら、バルコニーに置いてある植木鉢などをすべて一時的に別の場所に移動しておきます。
2-4.いつ掃除したらいいか
バルコニーは屋根がないため、真夏や真冬の作業は厳しいでしょう。春や秋などの穏やかな気候で、できれば薄曇りのような天候の日を選びます。風の強い日は避けるほうがいいでしょう。
3.バルコニーの掃除方法とコツ
準備が整ったら掃除を始めましょう。ここでは、効率のよい掃除の手順とコツ・注意点について説明します。
3-1.掃除手順
普通の掃除は上から下へが基本ですが、バルコニーの場合は初めに床や排水溝にたまったゴミを取り除きます。こうしておくことでホコリが舞い上がるのを防ぐことができ、手すりや壁の掃除がスムーズです。
3-1-1.床全体のゴミを取り除く
床に落ちている落ち葉やゴミなどをざっとほうきで掃いて、細かなゴミは掃除機の細いノズルで吸い取ります。ノズルの先に厚紙でカバーをしておくと汚れずに便利です。
3-1-2.排水溝のカバーを外し、ゴミを取り除く
排水溝の中もほうきで掃いてゴミを取り除いていきます。雨どいの落とし口周辺は特にゴミがたまっているので、丁寧に取りましょう。砂ぼこりなどがたまっていたら、古歯ブラシなどを使い、きれいに落としておきます。
3-1-3.手すり・壁を拭く
手すりのホコリは固く絞ったぬれ雑巾で拭き取ります。手すり壁はスポンジで水洗いしましょう。コケや藻などが発生している場合や排気ガスで黒ずんでいる場合は中性洗剤を薄めた液で洗います。こすらずにたたくようにすると汚れが落ちやすいでしょう。
3-1-4.床の汚れを洗う
床にこびりついた汚れを中性洗剤とスポンジで落とします。その後、水で洗い流しておきましょう。
3-2.サッシのレールも掃除して点検
ついでにサッシのレールにたまった汚れも掃除しておきましょう。ホコリや砂は掃除機の細いノズルで吸い取ります。このとき、網戸の滑りも確認しておきましょう。ガタつきやスムーズに動かないことがあれば、レールに潤滑剤をスプレーしておきます。
3-3.月に1度の清掃でいつでも快適
バルコニーの壁まで掃除するのは年に2回、床や排水溝は1か月に1回程度を目安に掃除するのがおすすめです。忙しいときは排水溝のゴミを取り除いておくだけでもいいので、習慣化するといいでしょう。
3-4.その他掃除のコツ・注意すること
バルコニーは外掃除なので、雑巾やスポンジは使い捨てできるものを用意するといいでしょう。古タオルや100円均一でそろうような道具を使い、汚れたらどんどん捨てるとスッキリします。
4.バルコニーの掃除に関するよくある質問
バルコニーの掃除についての質問をまとめました。
Q.バルコニーの掃除をずっとしていなかったため、汚れがひどくて自分では掃除できそうにありません。どうしたらいいでしょう?
A.自分の手に負えない場合は、プロの掃除業者に任せる方法があります。見積もりを取って納得できたら依頼してみましょう。一度きれいになったあとは、簡単な掃除を定期的に行うことをおすすめします。
Q.バルコニーの床に中性洗剤では取れない汚れがついてしまいました。漂白剤などを使ってもいいでしょうか?
A.通常のパネルタイプやタイル・プラスチック・ウッドなどのデッキ材を使用している場合は、漂白剤は使わないほうが無難です。変色の恐れがあります。
Q.鉄製の手すりが少しさびてしまいました。お手入れはどうすればいいですか?
A.まず目の細かいサンドペーパーでさびを落とします。そのあと、屋外用のさび止め塗料を塗っておくといいでしょう。
Q.マンションの場合、仕上げの水洗いはどの程度の量の水なら使ってもいいですか?
A.一度に大量の水を使うと下の階に水があふれることがあります。バケツ1杯程度を目安に、静かに流して様子を見ながら洗いましょう。
Q.バルコニーの掃除を業者に頼む場合、どんな業者を選べばいいですか?
A.信頼できる業者選びは、以下のチェックポイントを参考にしてください。
- 無料見積もりができるか
- 料金体系がわかりやすいか
- 口コミや評判がいいか
- 実績が豊富か
- 対応が親切か
- 施工内容が希望どおりか
まとめ
バルコニーは屋根がないため汚れやすいスペースです。一度汚れがたまってしまうと掃除が大変になるため、定期的な掃除が大切になります。バルコニーがきれいだと、洗濯などの家事も気持ちのいいものです。掃除が自分の手に負えない場合は、プロに依頼して、快適さを手に入れましょう。