給湯器のファンモーターでよくある故障は? 対処法も合わせて解説!

給湯器のファンモーターが故障すると、どのような症状が現れるのでしょうか。給湯器が急に故障すると、お湯が使えなくなり不便になります。未然に故障を防ぐためには、前兆を把握することが大切です。また、即日対応が可能な給湯器交換業者に依頼するのも、スピーディーに修理するポイントとなります。

本記事では、給湯器のファンモーターが故障したときの対処法などを紹介しましょう。

  1. 給湯器のファンモーターはどんな機能?
  2. 給湯器のファンモーターのよくある故障
  3. 給湯器のファンモーターが故障したときにすべきこと
  4. 給湯器のファンモーター故障に関してよくある質問

この記事を読むことで、給湯器のファンモーターでよくある故障や故障時にすべきことなどが分かります。

1.給湯器のファンモーターはどんな機能?

まずは、給湯器のファンモーターがどのような機能と役割を担っているのかチェックしておきましょう。

1-1.ガスを燃やすための空気をバーナーに送る部品

ファンモーターは、ガスを燃やすために必要な空気をバーナーに送るための部品です。給湯器はガスのほかに石油・電気の3種類に大きく分かれますが、ファンモーターはガス給湯器に組み込まれています。モーターが回転することで扇風機のような役割になり、排気を送り出しては酸素を取り込んでいるのです。機械が燃焼動作に入る前には、必ずファンモーターが回り、ガスを燃やすための空気を送ることになります。つまり、ファンモーターがなければガス給湯器は正常に機能できないというわけです。

1-2.ファンモーターは給湯器の下部にある

給湯器の種類や容量によって多少異なりますが、一般的に、ファンモーターは給湯器の下部にあります。新しい空気を取り入れバーナーに送り、排気を外に出す流れを作るのがファンモーターです。そのため、ガスバーナーの下に位置し空気の流れを制御しています。実際に、給湯器の近くに行き、ファンモーターの音がどこからよく聞こえるのかチェックしてみると良いでしょう。おそらく給湯器の下のあたりから音がしているはずです。

1-3.給湯器の平均寿命は約10年、簡単に壊れるものではない

ガス給湯器を動かすたびにファンモーターは稼働するため、部品の中でも不具合が出やすい箇所と言えるでしょう。ただし、給湯器の平均寿命は約10年で、頻繁に壊れるようなものではありません。特に、近年は技術の向上により、雨水や振動にもある程度耐えられる部品が登場しています。頻繁に不具合が起きる場合は、もともとの機械や部品に問題があるか、もしくは使い方が間違っている可能性があるでしょう。

1-4.給湯器の不具合=ファンヒーターが問題とは限らない

ガス給湯器の故障は、すべてがファンヒーターの問題ではありません。給湯器はさまざまな部品で構成されているため、多種多様な症状が起きます。不具合が見られたときは、どこにどんな症状が出ているのか、いつもとは何が違うのか把握することが大切です。そして、ファンモーターの故障にも特徴があります。次は、ファンヒーターのよくある故障や、最初にすべきことなどをチェックしましょう。

2.給湯器のファンモーターのよくある故障

それでは、ファンモーターでよくある故障をいくつか紹介します。

2-1.ファンモーターが動かなくなる

突然、ファンモーターが動かなくなることがあります。これは、電源が入っていない・水流が検知できていない・ファンモーター自体の不具合が考えられるでしょう。給湯器の故障も考えられますが、コンセントプラグが抜けている・リモコンの電源が入っていないなど、簡易的なミスが動作の不具合に関係していることもあります。ファンモーターの不具合が原因の場合は、リモコンにエラーコードが出る可能性があるので確認してください。

2-2.音が大きくなった・異音がする

今までよりもファンモーターの音が大きくなったり、変な音が出たりすると「故障なのでは?」と不安になりますよね。音が気になるという問い合わせは多いのですが、正常なケースも多いのです。ファンモーターの音だけで故障か判断するのは、素人では難しいところがあるでしょう。ただし、ある日から突然音が大きくなった、など異変が明らかなケースは故障の可能性があります。特に、ピーという笛のような音は、ファンモーターの故障が考えられるでしょう。この音は空気とガスのバランスが悪くなっている証拠です。

2-3.黒い煙が出ている・ガスの臭いがする

黒い煙が出ていたり、ガス臭を感じたりしたときは、給湯器が不完全燃焼を起こしている可能性があります。ファンモーターが正常に動かず、空気を取り入れたり煙を排出したりできずにいる非常に危険な状態です。早急に修理か機器の交換が必要になるでしょう。ファンヒーター以外の基盤が壊れている可能性もあるため、まずは原因を探らなければなりません。

2-4.放置すると急な故障や事故につながる

ファンモーターの故障だけでなく、給湯器の不具合を放置すると急な故障や事故につながるリスクが高まります。たとえば、お湯を使うことが多い冬場に急に給湯器が使えなくなると、日常生活に支障をきたすことになりかねません。すぐに設置できればいいですが、機器を取り寄せるとなれば新しい給湯器が使えるまで1週間ほどかかることがあるのです。また、前述したように、不完全燃焼が起こり一酸化炭素中毒になる恐れもあります。少しでも異変を感じたときは、早めに対処するのが1番の対策です。

3.給湯器のファンモーターが故障したときにすべきこと

それでは、給湯器のファンモーターが故障したときは、どのように対処すればいいのでしょうか。対策のポイントと修理・交換方法などについて解説します。

3-1.最初にすべきことはエラーコードの確認

まずは、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されていないか確認してください。給湯器自体に異変があると、数字のエラーコードとして原因をリモコンに提示します。たとえば、エラーコード「610」の場合、ファンモーターが正常に回転していない・回っている回転数がおかしい証拠です。もしこのコードが出ている場合は、以下の手順で問題がないか試してみましょう。

  1. リモコンの運転スイッチを「切」にする
  2. リモコンの運転スイッチを「入」にし、エラー表示が消えていることを確認する
  3. エラーが出たときと同じ運転操作をする

上記の流れでエラー表示が出なくなれば問題はありません。けれども、再度エラーが出た場合は業者に点検を依頼してください。また、エラーが出なくなった場合も給湯器から異音がするなど違和感がある場合も点検をお願いしたほうがいいでしょう。エラーコードの数字は給湯器メーカーによって異なるため、手元の取扱説明書を確認してください。

3-2.いつからどこにどんな異変があるのか把握する

リモコンのエラー表示を確認したら、今度はいつからどこにどんな異変が起きているのかチェックしてください。できれば具体的に確認したほうが、業者に相談する際に詳細が伝えやすくなります。いつからどのような異変が起きているのか把握することで、原因が突き止めやすくなるのです。自分でチェックできる範囲で構いませんので、メモを取っておきましょう。

3-3.違和感がある場合は業者に相談する

リモコンにもエラー表示がない・何が原因か分からないという場合は、給湯器の修理や交換を行っている業者に相談するのが1番です。特に、ファンモーターの不具合は、コネクタや電装ユニットなどの点検・交換が必要となります。また、ファンモーター本体が故障しているのか、コネクタや配線が不良なのか、電装ユニットに問題があるのかなど、さまざまな原因から対策を考えなければなりません。素人では対応できない箇所なので、自分で対処しようとせず業者に相談しましょう。

3-4.故障内容、費用、使用年数などで修理か交換か判断する

給湯器を修理してもらうか、新しい機器に交換するか迷うときは、故障内容・費用・使用年数の3つの項目で判断しましょう。ファンモーターの故障内容によっては一部の部品交換で済むケースもありますが、使用年数が10年以上経過している場合は新しい機器への交換がおすすめです。前述したように、給湯器の平均寿命は約10年なので修理をしても再び別の場所が不具合を起こす可能性があります。不具合が起きるたびに修理するよりも、新しい機器に交換したほうがお得です。故障内容と使用年数を踏まえながら、修理と交換それぞれの費用を比較してください。自分で判断できないときは、業者に相談するとアドバイスをもらうことができます。

3-5.ファンモーターの修理・交換は15,000~20,000円程度

ファンモーターの修理・交換費用は、15,000~20,000円程度です。あくまで目安となるため、使用年数や症状によって金額は前後します。また、電装ユニットの交換が必要になると、25,000~40,000円程度かかることになるでしょう。具体的な修理・交換費用が知りたい方は、業者に問い合わせてください。

3-6.業者の選び方は実績とスタッフの対応

給湯器の不具合が起きたときは、修理と交換を行っている専門業者に依頼することになります。その際に、業者の実績とスタッフの対応に注目してください。給湯器の修理と交換実績がある業者は、対応がしっかりしており、事前の点検も細かく行います。悪徳業者の場合は、適当に説明を電話だけで済まし、いきなり交換や修理に入ることもあるのです。親身になって話を聞いてくれるか、スタッフの対応は確認すべきポイントとなります。

4.給湯器のファンモーター故障に関してよくある質問

給湯器のファンモーター故障に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ファンモーターが動くのにお湯が出ないのはなぜ?
A.燃焼系または点火装置に不具合が生じている可能性があります。燃焼を止めた状態で機械を動かすとウィーンという音に続けてカチッカチという音が聞こえてくるはずです。これはファンモーターが回った後に電磁弁が動いている音なのですが、これで点火しない場合は電磁弁は開いていても燃料が来ていない原因が考えられます。その際は、ガスメーターを確認するといいでしょう。

Q.異変が起きたとき、絶対にしてはいけないことは?
A.自分でいろいろなところを触ったり、修理したりするのは絶対にしてはいけないNG行為です。ガス給湯器はガスを使っているため、むやみに部品や配管を触ると火災や爆発の原因につながります。資格を持った人が扱わなければならない決まりがあるので、自分で修理しないようにしてください。

Q.音が気になったときにチェックすべきことは?
A.ファンモーターの音がどうしても気になる場合は、音が出るタイミングがいつからなのか、以下の項目をチェックしてみてください。

  • お湯を出した瞬間からか
  • お湯を出している間もずっとか
  • お湯を止めてからも音がするか
  • 暖房や追い焚きをすると音がするか

できるだけ音が気になるときの様子や状況を把握することが大切です。そうすれば、業者もある程度原因を絞りこむことができ、すぐに対応できます。

Q.取扱説明書でエラー数字が確認できない場合は?
A.給湯器の販売メーカーのホームページで確認できます。リンナイノーリツパーパスパロマなどの主要メーカーは、エラーコードの意味を掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

Q.新しい給湯器に交換する費用はいくらぐらいか?
A.設置工事に3万~4万円、給湯器本体価格が10万~15万円ほどかかるため、あわせて20万円は考えておいたほうがいいでしょう。ただし、この金額はあくまで目安です。給湯器の種類やメーカー・機能・容量などによっては20万円以上かかる可能性もあります。

まとめ

給湯器のファンモーターは、ガス給湯器に備わっている部品です。ガスを燃やすための空気をモーターの回転でバーナーに送る役割を担っています。ファンモーターが動く際は音がするものですが、ある日を境に運転音が変わったり大きくなったりした際は故障の可能性が高いでしょう。異音が故障の判断基準となりますが、いつどんなタイミングで音が出てくるのかも重要な判断材料です。まずは、給湯器の修理を行っている業者に依頼し、チェックしてもらいましょう。