外壁塗装の助成金とは? 受給の条件や申請手順などを詳しくご紹介

外壁塗装は、一定の条件を満たすことで助成金を受けることができます。しかし、自分がしようとしている工事が助成金の対象となるのか・いくら出してもらうことができるのかなど、さまざまな疑問が出てくるでしょう。着工前に助成金に関する知識を身につけておくと安心です。外壁塗装で使える助成金や条件などについてご紹介します。

  1. 外壁塗装で受けられる助成金とは?
  2. 外壁塗装で助成金を受けるための条件とは?
  3. 助成金申請前の準備について
  4. 外壁塗装で助成金を申請する方法
  5. 外壁塗装の助成金でよくある質問

外壁塗装の助成金は、自治体ごとに制度が異なります。制度についてしっかり理解しておき、上手に利用することで、外壁塗装にかかる費用負担を軽減できるでしょう。

1.外壁塗装で受けられる助成金とは?

外壁塗装では、どのような助成金が受けられるのでしょうか? 助成金の種類をご紹介します。

1-1.ヒートアイランド現象対策

地球温暖化が問題となっているため、国ではヒートアイランド現象対策を目的とした外壁塗装に対し、助成金を交付するよう推進しています。屋根や外壁塗装に、遮熱・断熱などの効果を持つ塗料を使うなど、環境に配慮していることが証明されれば、助成金の対象となるでしょう。

1-2.自治体のホームページで確認する

外壁塗装の助成金については、都道府県や市区町村による違いがあるため、自治体のホームページで確認することをおすすめします。東京都・愛知県・兵庫県など県名で探すのではなく、横浜市・神戸市・名古屋市など市名で探したほうが、助成金について詳しく調べることができるでしょう。

1-3.検索サイトで調べることもできる

自治体の助成金や補助金は、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で調べることができます。検索時に支援分類の「省エネルギー化」という箇所へチェックマークを入れてください。地域を絞り込んで検索可能です。制度名が出てきたら、対象工事に外壁塗装が含まれているか確認しましょう。

2.外壁塗装で助成金を受けるための条件とは?

外壁塗装で助成金を受けるためには、どのような条件を満たす必要があるのでしょうか?

2-1.遮熱・断熱塗料を使っている

助成金の条件には、遮熱・断熱塗料を使っていることが含まれます。すべての遮熱・断熱塗料が対象ではなく、信頼できる期間で日射反射率が50%以上あると測定されたものだけです。遮熱・断熱塗料の性能要件は、自治体のホームページで確認しましょう。

2-2.工事費用が10万円以上かかる

遮熱・断熱塗料の塗り替えを行うために、工事費用が10万円以上かかることを条件にしている自治体が多くなっています。外壁塗装は高額な費用になることがほとんどです。施工業者に見積もりを出してもらい、工事費用を確かめましょう。

2-3.契約日も条件に含まれる

契約日も助成金の条件に含まれます。新年度が始まる4月1日以降の契約を、助成金の対象とする場合が多いのです。2019年度であれば、2019年4月1日以降の契約に限定されます。塗料や工事費用などの要件を満たしている場合でも、契約日で対象外とされてしまうケースもあるので注意してください。

2-4.施工業者にも条件がある

施工業者にも条件があるため、業者選びはとても大切です。本社および支店を、助成金を交付する自治体の区域内に構えていることとしています。施工業者が、法人でも個人事業主でも同様です。

2-5.申請者に関する条件

申請者に関する条件もあります。以下の点に注意してください。

  • 助成金を申請する自治体の区域内に住所登録があり、居住していること
  • 税金滞納がない

申請者の条件については、自治体によってばらつきがあります。細かな条件は、自治体へ問い合わせをしてください。

2-6.耐震基準を満たしていなければならない

外壁塗装の助成金を受け取るためには、要件を満たした遮熱・断熱塗料への塗り替えだけでなく、建物が耐震基準を満たしていることも大切です。必要に応じ、申請時に見取り図や平面図の提出を求められる場合があります。

3.助成金申請前の準備について

助成金の申請前は、どのような準備をすればいいのでしょうか?

3-1.自治体の助成金に関する条件を調べる

申請前は、自治体の助成金に関する条件をしっかり調べましょう。また、必要書類や用意すべきものなどもメモしておき、スムーズに受理してもらえるようにしておくことが大切です。

3-2.平面図・見取り図などの準備

自治体によっては、申請時に平面図や見取り図の提出を必要とする場合があります。塗料の種類が分かるパンフレット・施工前の状態が分かる写真・助成金の申請書も一緒に用意してください。申請書は、自治体のホームページからダウンロード可能な場合があります。

3-3.過去に受けた助成金がないか調べる

過去に同様の助成金を受けていないか、さかのぼって調べておきましょう。同様の助成金を受給していた場合、受給対象外となります。

3-4.早めに申請手続きができるよう心がける

外壁塗装の助成金は、自治体へ申請後、国が審査を行って決定通知を出します。そのため、申請から3週間ほどかかるケースがほとんどです。申請が遅れると、着工も予定どおりに進みません。早めに申請手続きができるよう心がけ、書類などを取りまとめておくことが大切です。

4.外壁塗装で助成金を申請する方法

外壁塗装の助成金の申請方法をご紹介します。以下の手順で進めてください。

4-1.助成金の申請は、契約時もしくは着工前に行う

助成金の申請は、外壁塗装の契約時もしくは着工前に行わなければなりません。そのため、あらかじめ助成金の条件を満たしているか、しっかり確認することが大切です。申請のタイミングは、間違わないよう注意してください。

4-2.自治体から決定通知が届く

申請後、助成金の要件を満たした場合、自治体から決定通知が届きます。決定通知は、助成金の交付対象であることを示す大切なものです。きちんと保管しておきましょう。

4-3.工事開始

決定通知を受け取ってから、工事を開始することができます。施工業者に伝え、着工してもらいましょう。また、工事完了後、施工業者に実績報告書を出してもらうよう伝えてください。

4-4.施工した外壁の確認

外壁塗装の工事が完了したら、不具合や施工不良などがないか、自分の目でしっかりチェックしてください。また、異常箇所を見つけたら、施工業者に補修してもらいましょう。

4-5.助成金の受給

施工業者による実績報告書・施工前・施工後の写真を自治体へ提出すると、助成金交付の請求ができます。通知が送られてきたら、内受給日や金額などを確認してください。

5.外壁塗装の助成金でよくある質問

外壁塗装の助成金に関する質問を集めました。

Q.助成金と補助金は同じ意味合いなのか?
A.違います。補助金は、審査を通過しなければ受け取ることができず、申請期間も決まっているのが特徴です。また、予算が決められているため、予算がなくなったら終了します。一方、助成金は、制度の条件を満たした場合、誰でも受け取ることができるのです。期間や予算による人数制限がありません。

Q.所得によっては助成金を受け取れない場合もあるのか?
A.はい、あります。自治体によって異なりますが、前年度の所得が1200万円以下であることを条件にしている場合があるのです。申請前に、制度の条件を詳しく確かめましょう。

Q.なぜ助成金は税金を滞納していると受け取れないのか?
A.助成金を税金からまかなっているからです。そのため、市県民税だけでなく、保険や年金などの滞納も注意しなければなりません。

Q.業者のオリジナル遮熱・断熱塗料では、助成金の申請が通らない場合があるのか?
A.はい、あります。試験結果が不十分で、助成金の対象とならない場合があるからです。なるべく性能が実証されている大手メーカーのものを選びましょう。

Q.国で行っているリフォーム事業では、外壁塗装の助成金は出ないのか?
A.はい、出ません。国が実施しているZEH支援事業長期優良住宅化リフォーム推進事業などには、外壁塗装が含まれていないのです。そのため、助成金を受け取りたい場合は、自治体への申請が必要となります。

まとめ

外壁塗装は、一定の条件を満たしていれば、助成金の対象となります。助成金を受けるための条件は、自治体ごとに異なるため、あらかじめ自治体のホームページなどで確認しておくことが大切です。また、申請は、施工前に行うこととしているケースがほとんどなので、申請するタイミングには注意してください。助成金の申請手順などを覚えておき、スムーズに受給できるように準備しておきましょう。