
水害対策としておすすめのリフォームを紹介! 自分でできる対策も!
「水害対策リフォームとはどのような内容なのか?」「日頃からやるべき水害対策について知っておきたい」とお考えではありませんか? 大型台風やゲリラ豪雨など、異常気象とも呼べる事態が次々に起こっている今の時代、「水に強い家」をつくることを考えるのは大切なことです。
この記事では、自分でできる水害対策や水害にあってしまったときの注意点・水害対策リフォームの内容などを詳しくご紹介しましょう。
この記事を読むことで、水害に強い家をつくるポイントや、リフォームでやるべきことなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.水害には2種類ある
水害は原因によって以下の2種類に分けられます。
1-1.外水氾濫
大雨などで河川の水位が上昇し、その圧力で堤防が決壊することによって起こるのが外水氾濫です。家屋や田畑が浸水し、住宅が半壊・全壊することもあります。外水氾濫は短時間で広い範囲に被害が広がるのが特徴です。また、街中に泥水が一気に流れ込むため、復旧にも時間がかかる場合が多くなっています。
1-2.内水氾濫
内水氾濫とは、大雨が降った際に下水道や排水路などが排水の処理をしきれず、道路に水があふれてしまうことをいいます。土地や建物も浸水し、マンホールから水が噴出することもあるのです。また、ゲリラ豪雨でアンダーパスが冠水するのも、内水氾濫に分類されます。
2.日頃からできる水害対策3つ
日頃から自分でできる水害対策をご紹介しましょう。
2-1.家の周りをチェックしておく
まず、家の周りに不具合や危険な箇所がないかチェックしておきましょう。雨どいや排水路に落ち葉や砂などがたまっていないか・窓ガラスにヒビが入っていないか・外壁に亀裂が入っていないかなど、細かくチェックしてください。
2-2.土のうや水のうを準備しておく
浸水を防止するために、土のうや水のうを準備しておきましょう。土のうは自治体に連絡すれば届けてもらうことができますが、水のうであれば自分で作れるのでチャレンジしてみるのもおすすめです。浸水の経路になりやすい場所や、洗濯機・洗面所・キッチンなどの排水口を土のう・水のうでふさいでおくとよいでしょう。
2-3.避難経路や避難場所を確認しておく
いざというときのために、避難経路や避難場所を確認しておきましょう。ハザードマップなどで場所を確認し、家族で下見をしておくと安心です。避難場所までどのくらいかかるのか、実際に歩いてみることをおすすめします。
3.水害にあってしまった際の注意点は?
水害にあってしまった際、知っておくべき注意点をご紹介しましょう。
3-1.災害情報を早めにチェックする
水害の際は避難するタイミングを逃すと非常に危険な状況になってしまうため、災害情報をこまめにチェックして早めに行動しましょう。気象庁から発表される防災気象情報や市町村からの避難情報を聞き逃すことがないようにしてください。
3-2.ブレーカーを落としてから避難を
電気がショートして漏電や火災を起こさないよう、避難する際は必ずブレーカーを落とすようにしてください。避難場所から戻ったときもいきなりブレーカーを上げず、電化製品のコンセントを抜き、濡(ぬ)れていないか確認しましょう。
3-3.避難できなかった場合は高い場所に逃げる
タイミングを逃して避難できなかった場合は、建物の2階や屋根の上など、できるだけ高い場所に逃げてください。いつでも身軽に動けるような服装を心がけることが大切です。
4.水害対策に有効なリフォームを紹介
水害対策として有効なリフォームにはどのようなものがあるのかをご紹介します。
4-1.雨水の浸入を防ぐ
まずは、雨水の浸入を防ぐために窓や扉を保護するリフォームです。雨戸やブラインドタイプのシャッターを後付けする・窓や車庫に止水パネルを取り付けるなどの方法があります。また、屋根の下にルーフィングと呼ばれる防水シートを敷いて雨漏り対策をする方法もおすすめです。
4-2.防水性のある塀で家を囲む
家全体を雨水から守るために、防水性のある塀で家をまるごと囲むリフォーム方法もあります。もともとある塀に塗装やコーティングを施して防水性を持たせることも可能です。ちょうどよい機会なので塀のカラーを変えて雰囲気を一新するケースも多くなっています。
4-3.複層ガラスの窓にする
窓のサッシ部分も雨水が侵入しやすい場所なので、窓を複層ガラスに換えるという方法も水害対策としておすすめです。雨水が内部に浸入しにくくなるため、内壁を濡らしたりカビが生えたりするのを予防できるでしょう。
5.水害対策に関するよくある質問
「水害対策について知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。
Q.雨どいの素材で雨に強いものは何でしょうか?
A.豪雨にも強いスチール製がおすすめです。
Q.水害に強い家にするためには、電気設備をどのように設置すればよいのでしょうか?
A.コンセントやエアコンの室外機・給湯器などをできるだけ高い位置に設置し、1階と2階のブレーカーを分けるべきです。
Q.水害を受けやすい住宅の立地条件を教えてください。
A.海や河川の近くにある住宅や、田んぼの埋め立て地・丘の中腹にある住宅は要注意です。
Q.床上浸水とはどのような状態のことをいいますか?
A.浸水深が床上50cm以上になることです。
Q.リフォーム業者選びのポイントは何でしょうか?
A.豊富な実績があるか・提案力と技術力があるか・見積書の内容が明確かなどをチェックすべきです。
まとめ
日常的にやるべき水害対策や、水害対策として効果があるリフォーム内容などを詳しくご紹介しました。水害に強い家にするためには、リフォームを検討すべき場合もあります。ぜひこの記事を参考に、水害対策として何をすべきか考えてみてください。