
フローリングのお手入れ方法を紹介! ワックスの塗り方も解説!
「フローリングをキレイに長持ちさせたい」と考えている人は多いことでしょう。その一方で、「フローリングのお手入れ方法がよく分からず、悩んでいる」という人もいると思います。ホームセンターなどではたくさんのフローリングをお手入れするグッズが販売されていますが、どれを使っていいか迷うことも多いことでしょう。
そこで今回は、フローリングのお手入れ方法を紹介します。
この記事を読めば、普段のお手入れ方法からワックスがけのコツまでよく分かるでしょう。フローリングをキレイに保ちたい人は、ぜひこの記事を参考にしてお手入れをしてください。
1.フローリングの種類と特徴
住宅に使われるフローリングには、無垢材を使った単層フローリングと合板を使った複合フローリングがあります。無垢材を利用したフローリングは、天然木ならではの温かみと高級感があり、木材が水分を吸収や排出するので調湿機能にも優れているのが特徴です。その一方で、木材の種類によっては傷がつきやすくお手入れにも手間がかかります。複合フローリングは、板材の組み合わせ方や塗装方法で、汚れや傷がつきにくく、防音性や耐水性などの機能を持たせられるのが大きなメリットです。また、値段が安くお手入れが簡単なので、マンションのフローリングは複合フローリングが用いられることが多いでしょう。
2.フローリングが汚れる原因
フローリングにつく汚れには、以下のようなものがあります。
- 手足の皮脂
- 水分とホコリが交ざったもの
- 油をはじめとする食物由来の汚れ
掃除をしないとこれらの汚れがたまってしまい、取れにくくなるでしょう。また、フローリングに重たいものを落としたり引きずったりすると、傷がつくことがあります。一度傷がつくとそこに汚れがたまって目立つようになるでしょう。
3.フローリングのお手入れ方法
では、フローリングはどのようにお手入れすればいいのでしょうか? この項では、普段の掃除方法からしつこい汚れの落とし方まで紹介します。
3-1.普段のお手入れは掃除機やから拭きで行う
普段のお手入れは、掃除機で汚れを吸い取りから拭きを行いましょう。フローリングは水気に弱いので、水拭きはおすすめできません。特に、単層フローリングは水気を与えすぎるとひび割れなどの原因になるので気をつけましょう。また、蒸気を使って汚れを落とすスチームクリーナーはフローリングを傷めるのでおすすめできません。
3-2.しつこい汚れは住居用洗剤を用いる
しつこい汚れは、住居用の中性洗剤をかけて固く絞った雑巾で拭きましょう。汚れが落ちたらから拭きで水気を拭き取ります。住居用の中性洗剤やフローリングにも使えるアルカリ性洗剤以外は使わないようにしてください。また、ナチュラル洗剤の代表格である重曹は、ワックスを落としてしまいますので使えません。
3-3.汚れはすぐに落とすことが基本
フローリングの汚れはついたときが一番落ちやすいものです。汚れがついたと思ったらすぐに落としましょう。時間がたつほど汚れが固まって落ちにくくなります。頻繁に掃除が行えない場合、汚れやすい箇所にはカーペットなどを敷いて汚れの付着を防ぎましょう。
4.フローリングは定期的にワックスをかけ替える
フローリングは、定期的にワックスをかけ替えることが大切です。この項では、ワックスをかけ替えるタイミングや手順を紹介します。
4-1.重ね塗りは2~3か月に一度行う
ワックスは、重ね塗りと一度古いワックスを剝離して、新しいワックス塗り替える方法があります。重ね塗りは個人でも行えますが、剝離を行ってから塗り替える作業は、業者に依頼したほうがキレイに塗ることができるでしょう。
4-2.重ね塗りは気温が低く晴れた日に行う
ワックスの重ね塗りは、10~25℃くらいの気温で晴れた日に行うのが適しています。気温が5℃以下だとワックスがうまく塗り広げられず、気温が高すぎてもキレイに塗ることができません。また、窓を開けて換気しながら塗りましょう。
4-3.ワックスはフローリングをキレイにしてから塗る
ワックスは、以下のような手順で塗りましょう。
- 掃除機でホコリを吸い取る
- 住居用中性洗剤で汚れを落とし、水拭きをしっかりする
- 水分を完全に乾かす
- ワックスを塗る
- 完全に乾かす
技術的には難しくありませんが、時間がかかります。休日に1日かけて行うつもりでやりましょう。ワックスはシートタイプや液状タイプがあります。塗りやすいものを選んでください。
4-4.ワックスを剝離して塗り替える作業は5年に1度を目安にする
ワックスを剝離し、塗り替える作業は5~7年に1度を目安にしましょう。ワックスは丁寧に剝離することが大切です。ワックスが残っていると、塗り替えがうまくいきません。専門の業者に依頼したほうがおすすめです。
5.フローリングのお手入れに関するよくある質問
この項では、フローリングのお手入れに関する質問を紹介します。
Q.フローリングは黒っぽいほうが汚れが目立ちにくいものですか?
A.皮脂汚れなどは目立ちませんが、ホコリは目立ちます。
Q.フローリングに傷がつけば、そこだけ取り替えることはできませんか?
A.フリーリングの一部取り替えは難しいので、補修在を使って傷を埋めることが一般的です。また、無垢材の場合は浅い傷の場合、ヤスリで削って傷をならすこともできます。
Q.フローリングは、カーペットなどを敷いておけば汚れを防ぐことが可能ですか?
A.はい。でも、定期的にカーペットを上げて掃除しましょう。
Q.フローリングは一度黒ずむとワックスを剝がさないとダメですか?
A.そんなことはありませんが、広範囲に黒ずみが見られる場合は、ハウスクリーニングを依頼したほうがいいと思います。
Q.フローリングをキレイに保つのはどうしたらいいでしょうか?
A.こまめな掃除が一番です。掃除する時間がない場合は、家事代行などを依頼しましょう。
まとめ
今回は、フローリングのお手入れ方法を紹介しました。フローリングをキレイに保つのは、こまめな掃除と定期的にワックスの塗り替えることが重要です。また、汚れがついたらできるだけ早く掃除しましょう。早ければ早いほど、汚れは落ちやすいものです。