
賃貸物件の選び方で知っておきたい5つのポイント
引っ越しで1番悩むのは、どこに住むかという点です。賃貸の部屋を探す方法も数多くあり、場所の選択にも時間がかかります。賢く賃貸物件を選ぶには何が大切でしょうか?失敗しない選び方のために覚えておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.賃貸の仲介業者を比較しよう
1-1.有名な仲介業者でも比較が大切
賃貸物件を探すとき、通常、賃貸の仲介業者で賃貸情報を確認するものです。有名な賃貸業者や賃貸情報の雑誌は、多くの場合信頼と実績を得ています。とはいっても、有名な仲介業者なら、どこでもよいというわけではありません。支店によっても対応が違い、担当者によっても対応は異なります。そのため、仲介業者はいくつかの店舗を実際に訪問しましょう。親身に相談に乗ってくれる担当者を探してください。
1-2.地元密着型の業者も確認しよう
有名な賃貸仲介業者だけではなく、地元に密着した小さな仲介業者にも顔を出しましょう。個人で不動産を持っている人は、地元の仲介業者に仲介を依頼するものです。思わぬ掘り出し物件が見つかることもあります。
1-3.相場はオンラインで確認
大まかな相場はオンラインの情報で確認しましょう。そうすれば、高すぎる物件を契約しないで済みます。また、相場を知っていれば、安すぎる賃貸物件にも注意できるでしょう。相場よりもずいぶん安いなら、訳あり物件の疑いがあります。
2.交通アクセスを考えよう
2-1.駅やバス停を確認しよう
車を持たない予定なら、駅やバス停へのアクセスを確認するのは重要です。賃貸の費用が格安でも、交通アクセスが不便なら、タクシーの使用が増える可能性もあります。また、駅やバス停が近くても、電車やバスの運賃も確認しましょう。交通の便が悪いと、毎日の交通費が予想以上に高くつくケースもあります。交通費も合わせて計算するなら、家賃が高くても別の物件のほうが、総合的に安くなる場合もあるでしょう。
2-2.駐車場の費用も考えよう
車を使用する予定なら、駐車場の費用も考えてください。家賃が安い物件でも、駐車場の契約は予想よりも高い物件もあります。引っ越し先が都市の中心部で、駐車場の費用が高すぎるなら、車を売却するという選択もあるでしょう。
2-3.カーシェアリングも検討しよう
都市部なら、カーシェアリングもおすすめです。カーシェアリングなら、定期的な車のメンテナンス費用もかかりません。その分、家賃に多くの予算をかけることもできるでしょう。最近では、30分からのカーシェアリングもあります。上手に活用すれば、車を持つよりもずっと安い費用となるケースもあるのです。
3.日当たりを確認しよう
3-1.健康面では日当たりが重要
デザインや家賃がよくても、日当たりが悪い物件はおすすめできません。日当たりのよさはメンタル面での健康にも影響があります。自分の家は最も長い時間を過ごす場所ですので、妥協せずに選びましょう。
3-2.日当たりと湿気の関係
日当たりが悪いと、湿気の多い部屋になりがちです。湿気はカビやダニの発生原因となります。肌や呼吸器の問題も引き起こしかねません。特に寝室の湿気には注意してください。下見の際には、押し入れの湿度具合も確認しましょう。
3-3.暖房費用の節約にもなる
日当たりがよいなら、冬季の暖房費も節約できます。そのため、家賃が予定より高くても、日当たりのよい場所を選んでください。日当たりのよい部屋は、夏には暑くなります。しかし、ブラインドなどで日差しの入り具合を調整すれば、夏の温度管理も上手に解決できるでしょう。日当たりの悪い部屋よりはずっとよいのです。
4.収納スペースを確認しよう
4-1.必要な収納スペースを決めておこう
収納スペースが十分ないなら、部屋は片付きません。片付けにくい部屋は快適な住まいにならないため、収納スペースの確認は忘れずに行いましょう。今使用している収納スペースと比べてください。部屋の大きさよりも収納スペースの大きさに注目しましょう。
4-2.収納スペースに合わせてものを減らそう
分類をしっかりすれば、引っ越し先の収納スペースに合わせてものを減らすこともできます。不必要なものを引っ越し先へ運ばないようにしてください。時間を取り分けて不用品は処分しましょう。不用品を処分したなら、収納スペースがそれほど必要ではないケースもあるのです。
4-3.処分には不用品回収業者を活用しよう
不用品の処分には、不用品回収業者を活用しましょう。引っ越しには、部屋選びや荷物の分類など行うべきことがたくさんあります。不用品の処分にも時間がかかるため、不用品回収業者にすべてを依頼しましょう。処分を業者にまかせて、余分の時間を部屋選びに使ってください。不用品処分の見積もりも無料でしてくれますし、夜間や休日にも対応します。
5.家賃だけを見る選び方はダメ
5-1.家賃以外の費用を考えよう
部屋選びは家賃だけで選んではいけません。暖房費や交通費など、総合的にかかる費用を計算してください。それぞれの費用を計算すると、家賃が高く思える部屋のほうが、結果として得となるケースもあるのです。
5-2.健康面を重視しよう
家賃が安くても、湿気が多い部屋は健康を害します。大きな道路に面した部屋では、騒音や排気ガスに悩むものです。健康はお金では買えません。家賃よりも、健康にやさしい部屋を選んでください。
5-3.時間の無駄を省こう
引っ越し先の交通の便が悪いなら、通勤や通学に多くの時間がとられます。時間はお金では買えないものです。無駄な時間がかからない住まいを選びましょう。また、引っ越しにも無駄な時間がかからないよう注意してください。引っ越し業者や不用品回収業者へ依頼して、時間の節約を心がけましょう。
まとめ
部屋選びは大仕事です。失敗しない部屋選びのためにも、よい計画をたてましょう。
そのために、
- 仲介業者の比較
- 交通アクセスの確認
- 日当たりや湿気の確認
- 収納スペースの確認
- 家賃以外の大切な点をおさえる
などに注意して部屋を選んでください。
引っ越しの準備に時間をかけすぎないようにしましょう。事前にものを分類して、ものを減らすことも役立ちます。不要なものは思いきって処分し、転居先で心機一転、快適な生活を始めましょう。