
狭いトイレに手洗い器を設置するリフォームは? メリットや事例も!
「狭いトイレに手洗い器を置くのは無理なのか?」「手洗い器があるメリットを知りたい」とお悩みではありませんか? トイレで手を洗えると便利ですが、「狭いから」とあきらめている人も多いと思います。狭いトイレでも工夫すれば手洗い器を設置できるため、どのような方法や例があるのか確認してみましょう。
この記事では、トイレに手洗い器を設置するメリットや狭いトイレに設置する方法などを詳しくご紹介します。
- トイレに手洗い器を設置するメリットは?
- 狭いトイレに手洗い器を設置することは可能なのか?
- 狭いトイレに手洗い器を設置するリフォーム事例を紹介
- リフォーム会社を選ぶポイント
- トイレのリフォームに関するよくある質問
この記事を読むことで、手洗い器を設置してもトイレが狭くなりにくいリフォーム方法や、依頼する業者を選ぶ際の注意点などが分かるはずです。
1.トイレに手洗い器を設置するメリットは?
まずは、トイレに手洗い器があるメリットを考えてみましょう。
1-1.トイレを出てから手を洗いに行かずに済む
トイレの中に手洗い器があれば、トイレを出てからわざわざ洗面所へ行く必要はありません。動線が楽になるため、お年寄りや小さな子どもにとってもメリットは大きいでしょう。手を洗った状態でトイレから出てくるのでそのまま次の行動に移すことができます。
1-2.汚れた手でドアノブを触らずに済む
トイレの中で手を洗えないということは、汚れたままの手でドアノブや電気のスイッチを触ることになります。洗面所へ行って手を洗うまでにはあちこち触ることになるため、大変不衛生です。手洗い器が中にあれば、手を清潔な状態にしてからドアノブなどを触ることになるので感染症などのリスクも少なくなるでしょう。
1-3.来客者も利用しやすい
トイレの中はプライベート空間なので、来客者も利用しやすいというメリットもあります。トイレの中に手洗い器がない場合は、トイレを出てから洗面所を借りなければなりません。本来、来客者に見られることがないはずの空間まで見られることになるのは、抵抗がある人も多いでしょう。
2.狭いトイレに手洗い器を設置することは可能なのか?
狭いトイレに手洗い器を設置する方法についてご紹介しましょう。
2-1.壁の裏から配管する方法
トイレに新しく手洗い器を設置する場合、たいていは壁の裏から手洗い器用の配管をとおして新設します。この方法だとトイレ内に配管が見えていない状態になるため、見た目がすっきりして圧迫感もなくなるのがメリットです。ただし、壁の裏に柱があって配管できない場合などは、室内側に配管することもあります。
2-2.給水管から分岐する方法
壁の裏から配管をとおすのではなく、トイレの給水管から分岐させて手洗い管の給水管を設置する方法もあります。配管工事が必要ないので費用は安く抑えられますが、トイレ本体とセットになっているので手洗い管だけを新設することはできない可能性が高いでしょう。また、トイレ内に配管がとおるので見た目が悪くなること・室内が狭くなるというデメリットがあります。
3.狭いトイレに手洗い器を設置するリフォーム事例を紹介
リフォーム事例や費用をいくつかご紹介しましょう。
3-1.場所をとらない壁掛け式:10万~15万円
もともと手洗い器がなかったトイレに壁掛け式の手洗い器を設置した事例をご紹介します。特に狭いトイレの場合は、できるだけ場所をとらずに設置できる壁掛け式の手洗い器がおすすめです。非常にコンパクトで小物を置いたり収納したりはできません。「手が洗えればよい」という場合は、壁掛け式が無難でしょう。
3-2.狭くても小物を飾れるカウンター式:12万~19万円
「トイレが狭いのでハンドソープや小物などを置く棚と手洗い器を一体型にしたい」という希望があり、カウンター式の手洗い器を設置した事例です。狭いトイレでもディスプレイを楽しみつつ、手洗い器を設置できます。カウンターが水はね防止にもなるので掃除しやすいのもメリットです。
3-3.収納も兼ねたキャビネット式:15万~25万円
すっきりしたトイレにするため、キャビネット式の手洗い器を設置した事例です。トイレットペーパーや掃除道具だけでなく配管もキャビネットの中に隠すことができるため、狭くてもすっきりした見た目のトイレになります。出っ張りが気になるようなら埋め込み型を選ぶとよいでしょう。
4.リフォーム会社を選ぶポイント
トイレのリフォーム会社を選ぶポイントをまとめました。
4-1.数社を比較して選ぶ
リフォーム会社はそれぞれ料金やサービス内容・保証内容などに違いがあるため、数社をしっかり比較して選ぶことをおすすめします。最低でも3社以上に無料見積もりを依頼し、金額だけでなく対応の仕方などもチェックしてください。一括で数社に見積もりを依頼できるサイトを利用するのもよいでしょう。
4-2.見積書の内容を確認する
見積書の内容は必ず確認し、「工事一式」などとまとめて記載されていないかチェックしてください。「工事別途」などの記載がある場合も要注意です。何にいくらかかるのか、詳細が記載されていない場合は、高額な追加料金を請求されてしまう可能性があります。不明確な記載があれば必ず直接確認しましょう。
4-3.悪質業者の特徴を知っておく
悪質なリフォーム業者による被害にあわないよう、業者の選び方には十分注意してください。特に、突然家に来てリフォームをすすめてくるような業者は利用しないほうがよいでしょう。しつこく居座ったり不安をあおったりして契約を迫るのが悪徳業者の手口です。ずさんな工事をされたり高額な料金を請求されたりした例もあるので気をつけましょう。
5.トイレのリフォームに関するよくある質問
「トイレのリフォームを検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.0.4坪の狭いトイレなのですが、どのくらいの大きさの手洗い器を設置できますか?
A.奥行きが25cmより大きいとトイレの出入り時などに邪魔になってしまうので25cm以下のものがおすすめです。
Q.手洗い器の人気メーカーを教えてください。
A.TOTOやLIXIL・ジャニス工業などが特に人気です。
Q.手洗い器を設置するのと同時に、トイレ全体をリフォームします。どんなトイレにすれば狭くなりにくいでしょうか?
A.タンクレストイレがおすすめです。背面にタンクがあると圧迫感が出てしまい、全体が狭く見えます。
Q.トイレに手洗い器を設置するリフォームには何日くらいかかるのでしょうか?
A.ほとんどの場合は1日で完了しますが、配管工事が必要になると2~5日ほどかかることもあります。
Q.トイレに手洗い器を設置するデメリットもあるのでしょうか?
A.トイレが狭くなること・水の飛び散りで掃除が大変なこと・費用がかかることなどがデメリットです。
まとめ
狭いトイレに手洗い器を設置するリフォームについて、メリットや方法・事例などをご紹介しました。「トイレに手洗い器がほしいが、狭くて設置できない」と思っているなら、場所をとらないタイプの手洗い器をチェックしてみるとよいでしょう。ぜひこの記事を参考に、手洗い器のある理想のトイレにリフォームしてください。