雨漏りの原因や応急処置・修理法は? 雨漏りを放置するリスク

店舗の屋根から雨漏りしてしまうと営業中止になりかねません。お客様にも迷惑をかけることになるでしょう。お客様とのトラブルを防ぐために、雨漏りの原因をチェックしていきましょう。

これから、雨漏りの原因や応急処置・修理法、雨漏りを放置するリスクについて詳しく説明していきます。現在、屋根からの雨漏りで悩んでいる店舗の方はぜひ参考にしてください。

  1. 雨漏りの原因
  2. 雨漏りの応急処置や修理法
  3. 雨漏りを放置するリスク

1.雨漏りの原因

なぜ屋根から雨漏りが発生しているのか「原因」がわからなければ対処の仕様がありません。
的確に対処するためにも、雨漏りの主な原因をチェックしておきましょう。

1‐1.屋根の素材によって異なる原因

雨漏りの原因は屋根の素材によって異なります。たとえば、屋根材を施工した「スレート」の場合、ヒビ割れやスレートの浮きが原因になっている可能性が高いです。スレートにヒビができてしまうと雨水が侵入しやすくなります。ひび割れは放置すればするほど悪化するでしょう。

また、スレートが浮いてしまうのも雨漏りの原因です。浮いた部分から雨水が侵入しやすくなります。屋根に漆喰(しっくい)を使用している場合は、漆喰の崩れが原因です。ほかにも、コーキングがはがれている、棟板金(むねばんきん)の浮きなどが原因になっています。

原因を突き止めるためにも、屋根に使っている素材を把握しておきましょう。そして、無理のない程度に屋根の状態を確認しておいた方が安心です。

1‐2.雨風や強風、経年劣化

外壁や屋根は常にそとの空気と触れ合っています。そとにはホコリや黄砂など汚れの原因となる物質が飛んでいるものです。よって、時間の経過とともに屋根・外壁は劣化していきます。肉眼で見てもわかるような劣化なら、すぐに改善しなければなりません。

経年劣化の放置こそ雨漏りの原因になってしまうのです。基本的に、屋根材の多くは雨風や強風でさびてしまいます。さびやカビがたくさん発生することで耐久性能が低くなるでしょう。素材によっても異なりますが、一般的に屋根材の耐久年数は20年~30年と言われています。定期的にメンテナンスをしていない店舗は、屋根の経年劣化が原因でしょう。

1‐3.業者による施工不良

新しい店舗でも雨漏りが発生するのなら、業者による施工不良が原因です。基本、屋根は業者が担当するでしょう。きちんと正しい方法で屋根を構築していかなければ、雨水の侵入経路ができやすくなります。雨水が少しでも中に入ることですぐに雨漏りが発生するでしょう。

たとえ、新築だとしても安心してはいけません。雨漏りが発生した時点ですぐ業者へ連絡をしてください。業者によっては無償修理を受けつけていないところがあります。ほかの業者へ修理依頼をするとしても、きちんと保証してくれる業者が安心です。

修理後にトラブルが起きても無償で対応してくれるかどうか、事前にきちんと確認しておきましょう。もし、以上の原因にも当てはまらない場合は修理業者に点検を依頼してください。原因を突き止めたうえで修理可能かどうか、説明を受けることが大切です。

雨漏りには、いろいろな原因があるんですね。
はい。台風など災害の後にいきなり雨漏りしだすこともあります。

2.雨漏りの応急処置や修理法

2‐1.自分たちでできる雨漏りの応急処置

雨漏りしていても通常営業を続けていかなければなりません。そこで、自分たちでできる雨漏りの応急処置をご紹介します。雨漏りの対処法と言えば、「バケツ」です。雨漏りしている部分にバケツを置き、店舗内への悪影響を防ぎます。

しかし、バケツは見栄えがよくないです。お客様が不快な思いをする恐れもあるでしょう。お客様にバレないようにできる対処法は「ブルーシート」です。屋根の不具合が起きている部分にブルーシートをかぶせておきましょう。

暴風でも飛ばないように重たいもので押さえる、紐(ひも)で固定などほどこしてください。コーキングのはがれによる水漏れの場合は、防水アルミテープやシリコンで補修すると良いでしょう。ただし、専門家でないかぎり雨漏りの再発を視野にいれておかなければなりません。

2‐2.雨漏りの修理法

自分たちでする応急処置は一時的なものです。雨漏りを徹底的に直すには業者に依頼するほかありません。業者がおこなっている基本的な修理方法は、屋根の素材によって異なるでしょう。

たとえば、スレートの場合、ヒビ割れが起きているスレートを専用の工具を使って取りのぞきます。取りのぞいた後は下地をきちんと整えてコーキングを塗り新しいスレートを差しこむのです。下地をきちんと整えているかどうかで仕上がりが変わるでしょう。

棟板金の場合も同じです。古い棟板金から新しいものにいれ替えます。漆喰の崩れが原因の場合は、新しい漆喰を塗りこみ乾燥したら完了です。細かい修理内容は雨漏りの状態によっても変わります。まずは、専門の業者に屋根の状態をチェックしてもらいましょう。

雨漏りの応急処置ならば、自分でも行えるんですね。
はい。しかし、できるだけ早く業者にきちんとした修理を依頼することが大切です。

3.雨漏りを放置するリスク

3‐1.建物自体の耐久性能に影響する

雨漏りを放置するのは問題外です。放置すればするほど危険な状態になるため、雨漏りはできるだけ早めに改善しなければなりません。「工事費用がないから」「忙しかったから」などの理由で雨漏りの修理をしていなかった店舗はたくさんあります。

しかし、雨漏りの修理が遅れた結果、店舗を一時的に休止せざるを得なくなりました。基本的に、雨漏りの放置は建物全体の耐久性能に悪影響をおよぼします。家全体がすぐに腐り始め、屋根はもろく壊れやすくなるでしょう。地震が起きたとき全壊する恐れも出てきます。

さらに、建物の老朽化は中にいる人間の健康にも影響をおよぼすでしょう。建物がしけてくるため健康にも良くない環境になります。お店を訪れるお客様のためにも、屋根の雨漏りは早く改善することが大切です。

3‐2.修理費用が高くなる

雨漏りを放置するリスクは建物全体の老朽化だけではありません。“修理費用が高くなること”も大きなリスクの1つです。もちろん、雨漏りの放置時間が長引くほど状態は悪化します。雨漏りは徐々にひどくなっていき、自分たちの手では負えなくなるでしょう。ヒビ割れやコーキングのはがれは大きくなっていきます。

状態が悪化しただけ修理費用や時間もかかるのは当たり前です。修理費用を心配している人は、今すぐにでも業者へ連絡してください。業者によって費用は異なりますが、雨漏り修理はおよそ数万~50万円です。スレートや瓦1枚の交換なら数万円で済むでしょう。

けれども、経年劣化による雨漏りは100万円かかる可能性もあります。納得いく費用で修理ができるよう、複数の業者へ見積もりを依頼してください。サービス内容やスタッフの対応、見積もりなどいくつかのポイントを見比べていくと信用できる業者が見つかります。

雨漏りを放置するリスクは大きいんですね。
はい。ささいな雨漏りでも放置してはいけません。

まとめ

雨漏りの原因や応急処置、修理法、雨漏りを放置するリスクについて説明しました。雨漏りの原因はさまざまです。まずは原因を把握しなければなりません。スムーズに雨漏りを解消するためにも専門の業者に点検を依頼してください。そして、適切な修理をすすめていきましょう。

また、雨漏りの再発を防ぐために“対策”が必要です。対策としては定期的なメンテナンスや点検が最も効果的になります。キレイで安全な店舗を維持するためにもメンテナンスは続けてくださいね。