引越しの際に起こりがちな敷金トラブル。どうすれば防げるの?

引越しは何かと慌ただしく、しかもお金がかかります。
1円でも節約したいと思っている方も多いでしょう。
そんな引越し準備の最中に発生しがちなのが、敷金のトラブルです。
敷金が変換してもらえないばかりでなく、追加でクリーニング代や修繕費を請求されるケースもあるでしょう。
しかし、家は住んでいればどうしても汚れてきます。
そこで、今回は敷金を巡ってトラブルになったときの対処法をご紹介しましょう。
これから引越しの予定があるという方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

  1. 敷金ってそもそもどういうお金?
  2. なぜ、敷金トラブルが起こるのか?
  3. 借り手が敷金から修繕費を払わなければならないケースとは?
  4. 敷金トラブルを防ぐにはどうしたらいいの?
  5. おわりに

1.敷金ってそもそもどういうお金?

部屋を借りるとき、敷金や礼金が必要な物件は多いです。
金額は物件によってまちまちですが、家賃の1~2か月分が相場と言われています。
礼金は、大家に払う謝礼。
敷金は家を借りる際の保証金と考えれば理解しやすいでしょう。
借家には、いろいろな設備がついています。
給湯器や換気扇、物件によってはガスコンロやエアコンもついているところもあるでしょう。
そのような設備や壁紙や床などは、大家の負担で設置されているのです。
ですから、いくら家賃を払っているとはいえ、家の設備を壊されてしまえば大家に経済的な負担がかかります。
そのため、「万が一家の設備を壊した場合は、預けてあるお金で修理をしたり買い替えたりしてください」というのが、敷金なのです。
ですから、家の設備が何も壊れなかった場合、敷金は返還されます。

2.なぜ、敷金トラブルが起こるのか?

敷金トラブルは、1990年代に問題が表面化しました。
そして、現在もトラブルは発生し続けています。
では、なぜ敷金を巡るトラブルが起こるのでしょうか?
この項では、その理由や実際の事例をご紹介します。

2-1.原状回復は借り手の義務?

1980年代後半までは、敷金や礼金は「返ってこないもの」という暗黙の了解がありました。
その理由は、賃貸契約書に記された「家を退去するときは、原状回復していく」一文のせいです。
築年数がたった物件でも、壁紙や床は張り替えられている物件が少なくありません。
そうしないと、借り手が見つからないからです。
大家は、借り手から預かった敷金で退去後の壁紙の張り替えやクリーニングをするのが当たり前でした。
しかし、どれほど気をつけて暮らしていても、生活している以上汚れは発生します。
そこで、国土交通省は、「通常の生活をしている中で生じた汚れは、大家の負担でクリーニングや修繕を行う」というガイドラインを作成しました。
しかし、大家の中にはいまだに「原状回復をすることを義務づけているのだから、入居者が退去後のクリーニング費用などを負担するのが当たり前」と考える人もいるのです。

2-2.通常の生活をしているときに生じる汚れはどこまで?

しかし、「通常の生活をしているときに生じる汚れ」だけでは、どこまでの汚れを指すのかが分かりにくいです。
一般的に、「日光による壁紙の退職」「家具を置いた際の床のへこみ」「冷蔵庫などを置いていた後の壁紙の黒ずみ」などは、大家の負担で直すものとされています。
しかし、借り手に知識がない場合、大家や管理会社が理由をつけて敷金を返さないこともあるのです。
また、喫煙による壁紙の汚れなど大家が負担するのか借り手が負担するのか判断が難しいものも、トラブルの原因になります。

2-3.身に覚えのない汚れや傷の修繕費を請求されたケースもある

築年数がたった建物は、いろいろな不具合が出てきます。
また、簡単な修繕やクリーニングでは落ちない傷や汚れもあるでしょう。
「入居したとき、すでに部屋に汚れや傷があった」という経験がある方もいると思います。
しかし、この入居前からついていた傷や汚れに対してクリーニング代や修繕費を請求されるケースも少なくないのです。
「自分がこの傷をつけていない」という証明をするのは、とても苦労します。
ですから、涙を飲んで敷金から払ったという方も多いのです。

3.借り手が敷金から修繕費を払わなければならないケースとは?

家についていた設備を、借り手のミスで壊してしまった場合は修繕費を払わなければなりません。
たとえば、お風呂を空だきして壊してしまったとか床に重いものを落として傷つけてしまった場合などです。
また、閉めきった部屋で喫煙をし続けて、壁紙などがひどく変色してしまった場合もクリーニング代を請求されます。
さらに、ペット不可の物件でペットを飼い、汚れや傷がついた場合は敷金以上の金額を修繕費として請求されることもあるでしょう。

4.敷金トラブルを防ぐにはどうしたらいいの?

では最後に、敷金を巡るトラブルを防ぐ方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

4-1.特に不具合もなく暮らしていた場合、敷金はどのくらい返ってくるの?

特に不具合もなく毎日掃除をして暮らしていた場合、敷金の8割以上は帰ってくるでしょう。
また、壁紙の汚れなどがあった場合も「家じゅうの壁紙を張り替える費用を負担してほしい」という要求には、応じる必要はありません。
壁紙などは部分的にも張り替えが可能ですし、ふすまや畳も同様です。

4-2.契約書をよく確認する

賃貸契約を交わすとき、契約書をすみずみまで読む方は少ないでしょう。
しかし、契約書をきちんと読んでおかないと、後になって慌てることもあります。
特に、ペット可の賃貸物件を借りるときは、ペットがつけた傷や汚れの修繕費がどちらの負担になるか確認しておきましょう。
また、禁止事項は必ず守ってください。
前述したように、ペット不可の物件でペットを飼うなどして家を汚した場合は、敷金以上の金額を請求されても文句は言えないのです。

4-2.引越しをしてすぐの写真を撮っておく

入居したときから傷や汚れがあったという場合は、そこを写真で撮っておきましょう。
また、不動産屋と物件を見学した際に「ここの汚れは元からですね」と確認しておきます。
そうすれば、後でトラブルになることはありません。
また、換気扇や給湯器などの調子も確認しておきましょう。
物件によってはガス会社や電力会社の人が、引越し後に確認に来てくれることがあります。
そのときに、調子が悪いと言われたらその場で大家に連絡してもらいましょう。

4-3.敷金トラブルに巻き込まれたら?

大家との間で敷金を巡るトラブルが発生した場合は、まず不動産屋や管理会社に仲介を頼んでください。
話し合いで解決できそうな場合は、不動産屋や管理会社が仲立ちをしてくれます。
それでも問題が解決しない場合は、消費生活センターや国民生活センターに相談してください。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、引越しのときに起こりがちな敷金の返還を巡るトラブルの事例や対処法をご紹介しました。
まとめると

  • 敷金とは、家の設備を壊したり壁紙や床を汚したり傷つけたりしたときの修繕費として、大家に預けるもの。
  • 不具合もなく普通に暮らしていた場合は、退去する際に敷金は返還される。
  • 経年や通常の生活をしていたときについた汚れは、大家の負担でクリーニングしたり直したりする。
  • 借り手のミスで壊したり汚したり傷つけたりしたものは、敷金で修繕したりする。

ということです。
今は、大家の方にも「敷金は返還するのが普通」という意識が浸透してきました。
しかし、まだまだトラブルになるケースも多いです。
ですから、どのようなケースは借り手の負担で修繕したりクリーニングしたりするかということを、よく知っておきましょう。

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