
【解決!】シャッターが重い! 原因と対策について知っておこう!
金属性のシャッターは防犯性に優れている反面、重く扱いにくいというデメリットもあります。特に、古いシャッターはさびついてより重くなっていることも多いでしょう。しかも、何の対策も立てないでおくと、やがて動かなくなってしまう恐れもあります。
今回は、シャッターが重くなる原因や対策方法を紹介しましょう。
この記事を読めば、シャッターの重さに悩むこともなくなります。シャッターの重さに悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.シャッターが重くなる原因
シャッターも使っていく内に音がし出したり重くなったりするもの。その原因について知っておきましょう。
1-1.どうして重いシャッターになるのか
シャッターを動かすとき「キーキー」と独特の金属音が出てくるかと思います。あの嫌な音が出るのは、シャッターが重くなっている原因の1つです。
シャッターから嫌な音が出るときは、動かすときのレール潤滑が悪くなっています。シャッターの板とレールの間にある潤滑油が少なくなって直接こすりあうようになっているのです。
1-2.スプリングが劣化している
一般的なシャッターは非常に重いもの。そんなシャッターが上がるのは、巻き上げるためのスプリングが付いているためです。その巻き上げを行ってくれるスプリングが劣化するとシャッターが重くなります。
スプリングはさびたり老朽化したりすることでダメになるもの。普通に使っていても約10~15年で寿命を迎えます。
1-3.シャッター板の変形
シャッターが重くなる原因には、シャッター内だけでなくシャッター本体の板の変形がかかわっていることがあるのです。
シャッター本体にあたるスラットやレール部分は、使ったりものをぶつけたりすることで変形します。その変形によって次第に開閉が難しくなるのです。その結果、シャッターを開けるときに重いと感じます。
シャッターの形が変形すると重くなるだけでなく音も激しくなるもの。近隣住民の迷惑にもなるので大切に扱いましょう。
2.シャッターの動きスムーズにする方法
シャッターはほぼ毎日開閉するかと思います。そのシャッターが重いと日々の生活でも困ることが多いでしょう。そこで、シャッターを軽くする方法についてまとめてみました。
2-1.シャッターの開閉部分にオイルを塗る
シャッターの開閉を軽くするときは、ホームセンターなどで販売しているスプレー式のオイルを拭き付けましょう。シャッターを軽くしたいとき、グリスや潤滑油で代用する人もいますがNGです。グリスや潤滑油だと滑りが悪くなって症状がひどくなる場合があります。
スプレー式オイルは、シャッターの裏側にあるガイドレールやスプリングに吹き付けるものです。シャッターの内側にあるカバーを外してみましょう。その中にシャッターを巻き上げるための巻き取りばねがあります。そのばねやガイドレールにスプレーを吹き付けましょう。
まず、汚れているシャッターの裏側を掃除します。ごみや汚れが原因で重くなっていることもあるのです。汚れを取ってオイルをうまく機能できるようにします。
汚れを取った後、スプレーを吹き付けましょう。このとき、シャッターは閉めておきます。閉めてからスプレーを行うのは、ガイドレールだけでなくスラットにもオイル成分を吹き付けるのが目的です。
スプレーを吹き付けるときは、シャッター内側の左右やスプリング、シャッター外側の左右に行いましょう。各場所にスプレーを行った後、シャッターを開閉して仕上げを行います。スラットとガイドレール、スプリング全体に油が行き渡るようにしましょう。
最後にはみ出た潤滑成分を拭き取ります。そのままだとシャッターに光沢が出たり薬液痕が目立ったりするので見栄えが悪くなるのです。
2-2.シャッターの形が変形している場合
シャッター本体にあたるスラットやガイドレールが変形している場合は、交換してシャッターの開閉を改善します。個人で修理するのは難しいので業者に依頼して点検・修理を検討しましょう。
修理で難しい場合は、スラットやレールの交換となります。このとき、全部取り替えなくても部分修理や取り替えでも改善できる点。きちんと業者と相談しながら決めましょう。
3.シャッターのメンテナンス
シャッターが重くなって修理・取り替えとなればそれなりに費用が掛かるもの。そうなる前に自分でメンテンナスを行って長持ちできればいいですよね。そこで、自分でもできるメンテナンスについてご紹介しましょう。
3-1.普段の開け閉めに注意する
シャッターを開けるとき、皆さんはどのように開けているでしょうか。斜めや左右片方に偏って開閉しているのであれば控えることをおすすめします。
毎日偏った方向からシャッターを開けていると巻き込み部分が斜めになっていくもの。斜めのまま開閉を行っているとバランスが悪くなってシャッターが重くなります。シャッターを開けるときは、真ん中部分の取っ手を持って開けるようにしましょう。
3-2.普段から掃除・スプレーを吹き付ける
普段からシャッターの清掃をするだけで重くなるのを防げます。ガイドレールやシャッターのスプリング部分を掃除するようにしましょう。汚れがたまることでシャッターが重くなっていることも考えられます。
また、掃除した後にスプレー式のオイルを吹き付けておきましょう。シャッターの裏側やスプリングを毎回洗ったりスプレーを吹き付けたりするのが面倒なときは、シャッターのガイドレールだけでも大丈夫です。ガイドレールは、シャッターの横についているレール部分に吹き付けるだけで重くなるのを改善できます。
ガイドレールやばねに吹き付けるのは、オイル製のものにしましょう。グリスや潤滑油を使うと汚れが余計に付着します。汚れが付くことでさらに重くなる可能性が高くなるので注意しましょう。
3-3.年に1~2回は本格的に掃除する
ガイドレールやスプリングの定期的なメンテナンス以外にも本格的な掃除も行います。この本格的な掃除は、年に1~2回程度で大丈夫です。
シャッターのスラット部分を水洗いするだけで重くなるのを防げます。スラットに汚れが付いたままでは、巻き上げたときにスプリングを汚してしまうもの。このスプリングへの汚れを防ぐためにも掃除を行いましょう。
スラットを清掃するときは、柔らかい布や洗車ブラシを使うのがおすすめ。土ぼこりなどの汚れをきれいにすることで開閉がスムーズになります。
4.シャッターの修理・取り替えを依頼するときは
どうしてもシャッターの重い状態が改善しないときは、業者に依頼してみましょう。スプリングやガイドレールの寿命だけでなく変形も考えられます。
業者に依頼するときは、きちんと事前にシャッターの状態を確認してくれる場所に依頼しましょう。シャッターの状態を見ずにいきなり修理するのは難しいもの。必ず事前に現地調査を行ってくれる場所に依頼しましょう。
また、シャッターの開閉が悪くなったからと言って全取り替えをする必要はありません。部分的な修理で終わることもあります。細かい点について相談に乗ってくれる業者に依頼するようにしましょう。
5.まとめ
いかがでしたか? この記事ではシャッターが重いときの原因やメンテナンスについてまとめました。
シャッターが重いときは、ガイドラインや巻き取り用のスプリングに汚れが付いていることが多くなっています。汚れを取った後にスプレー式のオイルを吹き付ければ重い状態が改善できるのです。
また、シャッターのスラットやガイドレールの変形によって開閉が難しくなっていることもあります。変形しているときは、全部・部分的な取り替えによってシャッターを修理することになるのです。シャッターの重い状態がどうしても改善できないときは、業者に依頼してみるのがおすすめとなります。