吹き抜けがある住宅は暖房が効きにくい? その原因と対策を詳しく解説!

吹き抜けとは、1階と2階の間に天井を設けない工法です。吹き抜けにすると開放感があり、1階にいても2階の様子が分かるのでファミリーに人気があります。その一方で、「吹き抜けにしたら暖房効率が悪く、光熱費が上がった」というケースも珍しくありません。
そこで、今回は吹き抜けのある住宅の暖房事情や、暖房費を節約するコツなどを解説しましょう。

  1. 吹き抜けの特徴やメリット
  2. 吹き抜けがある住宅のデメリット
  3. 吹き抜けのデメリットを解消する方法
  4. 吹き抜けを作る前に
  5. 吹き抜けに関するよくある質問
  6. おわりに

この記事を読めば、吹き抜けのある住宅のメリットやデメリットもよく分かります。これから家を建てるという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.吹き抜けの特徴やメリット

前述のように、吹き抜けとは1階に天井を作らない工法のことです。かつては吹き抜けといえば玄関ホールでしたが、20年ほど前からはリビングに吹き抜けを作る家も多くなりました。また、リビングを吹き抜けにすると同時に階段も設置し、家族が集まりやすい間取りにしている家もあるのです。
吹き抜けを造れば2階の天井まで上部の空間が広がるので、開放感があります。床面積が狭くても吹き抜けにして天井を設ければ、日当たりもよくなり広く感じられることでしょう。また、1階にいても2階の様子がある程度分かるので、家族同士のコミュニケーションも高まります。近年は、小さい子どものいる家族が一戸建てを作る場合、吹き抜けを作りたいと考える人が多いようです。

2.吹き抜けがある住宅のデメリット

しかし、吹き抜けはメリットだけではありません。特に、リビングに吹き抜けを造った場合、以下のようなデメリットがあります。

  • 冷暖房の効率が悪く、夏暑く冬寒い
  • 吹き抜けの場所によっては、音や臭いが2階へ筒抜けになる
  • 吹き抜けを作った分、2階の床面積が狭くなる
  • 高い場所に窓を作ると掃除が大変
  • 耐震性が低くなる

特に、冷暖房の効率が悪いと光熱費が上がるだけでなく、住み心地も悪くなってしまうので重大な問題です。

3.吹き抜けのデメリットを解消する方法

この項では、吹き抜けの暖房効率の悪さなどのデメリットを解消する方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.暖房効率の解消方法

暖房効率は、吹き抜けを作った場合はどうしても悪くなります。特に、リビングに吹き抜けだけでなく階段を作ってしまった場合、寒い空気や暑い空気が階段を伝って下りてくることもあるでしょう。また、1階を適温にすると2階が寒すぎたり暑すぎたりします。このような場合、高性能なエアコンを使うか、天井にファンをつけて空気を回転させると、1階と2階の温度差が少なくなるでしょう。また、1階に床暖房をつけたり、電気カーペットを敷いて足元を温めると暖房が効きにくくても寒さを感じにくくなります。
夏は、扇風機や冷風機を活用しましょう。

3-2.音や臭いの解消方法

2階の音が1階に筒抜けになってしまうという場合は、2階に防音のカーペットなどを敷きましょう。そうすれば、だいぶ音を吸収できるはずです。1階の臭いは換気扇の位置を工夫したり、コンロのすぐ近くに窓を設けたりしてください。そうすれば、窓を開けて調理をすれば、臭いが外に逃げて行くので2階に臭いが充満することも少なくなるでしょう。

3-3.高窓の掃除方法

高いところに窓を作ると、どうしても掃除がしにくくなります。現在は、高窓用の掃除用具も販売されていますので、それを利用してみるのも一つの方法です。また、高窓の位置を掃除が自分でできる場所にしてもらってもいいでしょう。諸事情あってどうしても自分では掃除できない位置に窓を作らなくてはならないという場合は、業者に掃除を依頼してください。

4.吹き抜けを作る前に

さて、ここまで読んでいただければ、吹き抜けにはメリットもデメリットもあるということがお分かりいただけたと思います。吹き抜けはモデルルームなどではとてもステキに見えることでしょう。しかし、以下のような場所や条件では、吹き抜けは不向きです。

  • 冬の寒さが厳しく、暖房を効かせないと快適な生活ができない地域に家を建てる
  • 成長期の男の子など、騒音を立てやすい家族がいる
  • 高齢者ばかりの家族で、脚立の乗り降りなどがしにくい
  • 共働きなどで、掃除に時間をかけることができない
  • 家を建てる土地が狭く、床面積をできるだけ広くしたい

上記の条件に当てはまっていても吹き抜けのもつ開放感のある家に住みたいという場合は、リビングの天井を少し高くするなどの方法もあります。開放感がある家にするには吹き抜けを造るしかない、というわけではありません。工務店や建築家ともよく相談して吹き抜けを作るかどうかを決めてください。

5.吹き抜けに関するよくある質問

Q.吹き抜けを作った後で、床板を張り直すリフォームをすることは可能ですか?
A.絶対に不可能というわけではありませんが、かなり大がかりなリフォームになります。場合によっては、家を建て直すのと同じくらいの費用がかかるでしょう。ですから、吹き抜けを造る場合はよく考えてください。

Q.2階で暖房や冷房をつければ、暖かい空気や冷たい空気が1階へいくことはありませんか?
A.暖かい空気などは上にたまりやすいのです。2階で暖房をつければ天井付近が温まるだけでしょう。そのため、天井にファンをつけた方がいいのです。また、リビングに階段を造ってしまうと空気の対流が起こりやすくなります。

Q.吹き抜けを作った場合、音はどのくらい響くのでしょうか?
A.吹き抜けの位置や大きさにもよりますが、吹き抜けが煙突の役割を担うので、1階と2階を完全に分離する工法よりは響きやすくなります。

Q.吹き抜けの安全性はどうですか?
A.吹き抜けには必ず手すりなどをつけるので、歩いていてそのまま落ちるという危険性はありません。しかし、子どもが手すりを乗り越えてしまうことは十分にあり得ます。ですから、小さい子どもがいる場合は何らかの対策が必要になることもあるでしょう。

Q.吹き抜けは照明の交換が大変だと聞きました。
A.確かに、吹き抜けで天井から照明をつるした場合、交換は大変です。ですから、LED電球などを用いて、できるだけ長期間変えずにすむようにした方がいいでしょう。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は吹き抜けの暖房効率やメリット・デメリットを解説しました。吹き抜けは確かに日当たりがよく開放感がありますが、メリットばかりではありません。デメリットもよく承知した上で造るかどうかを決めてください。

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