
店舗レイアウトのコツやポイントについて~集客率の高い店舗へ~
お店に入ったとき、内装がすてきだなと感じたことはありませんか?
印象的ですてきなレイアウトの店舗には頻繁にかよいたくなります。
上手にレイアウトできるかどうかで、お店の運営にも影響するでしょう。
そこで、店舗レイアウトのポイントやコツ、繁盛店におけるレイアウトの共通点、業者に依頼する際のポイントなど詳しく説明していきます。
店舗レイアウトのポイントを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
1.店舗レイアウトのポイントやコツ
売り場や飲食店をつくる際、レイアウト(配置)を決めていかなければなりません。
レイアウトのやり方によっては集客率が大きく変化します。
失敗しないためにも店舗レイアウトのポイントやコツをつかんでおきましょう。
1‐1.お客の動きや流れをできるだけ長くする
小売店や飲食店など、すべてのお店において「お客の動きや流れ」は大切なポイントです。
お店の中心はあくまで「お客」になります。
お客の流れや動きを止めるレイアウトにしてしまえば、客足も遠のいてしまうでしょう。
お店の運営にも関係します。
お客の動きや流れのことを“客動線”と言うのでチェックしてください。
客動線を長くできるかどうかで客足にも大きな変化が起きます。
常にお客であふれかえっているお店は、客動線が非常に長くスムーズです。お客が動きやすい空間づくりになっています。
逆に、人気のないお店は客動線が非常に短いです。入店してもお客が動きにくい空間になっています。
1‐2.逆に従業員の動線は短くする
お客の流れや動きである客動線を長くしたら、従業員の動線を短くしましょう。
お店の中には従業員が働きやすいように工夫しているところもあります。
もちろん、上手にレイアウトできるならいいですが、基本的に従業員の動線は「短く」しなければなりません。
従業員の動きが悪くなると作業効率が低くなると思うでしょう。
しかし、逆に動線を短くしたほうが従業員の茶道効率はアップします。
短くしたほうがお客の邪魔になることなく、自由に店内を動きまわることができるのです。
基本的に、店内のレイアウトは“客動線を長くして従業員の動線は短くする”と思っておいてください。
1‐3.商品の売り上げに関係するディスプレイ
商品を販売するお店にとって、売り場のディスプレイは大切な場所です。
同じ売り場でも商品が「売りやすい場所」と「売りにくい場所」があります。
それぞれしっかり区別をして理解することがディスプレイの大きなコツになるでしょう。
店内において最も売りやすい場所は「入り口付近」、「レジ前」、「エンド部分」の3か所です。
目玉商品や売れ筋商品は3か所に配置するといいでしょう。お店に入った瞬間最初に目に入る商品でお店のイメージや雰囲気を把握するものです。
第一印象を与える場所なので新商品や目玉商品を配置しましょう。
そして、レジ前はお客がゆっくり立ち止まる場所になります。
エンド部分も立ち止まりやすく、商品に注目しやすくなるでしょう。
あくまで、ディスプレイはお客にとって見やすいようにするのが最適です。
2.繁盛店におけるレイアウトの共通点
2‐1.滞在時間を長くするレイアウトに
せっかくお客が入店しても何も買わずに出ていってしまうのはもったいないです。
お客の利用率をあげるためにも、滞在時間を長くするレイアウトに工夫してください。繁盛店における共通点でも「滞在時間が長くなる工夫」をしています。
たとえば、商品の売り場では棚ごとにアイテムを並べているでしょう。
評判のいい商品でも、お客がじっくり見ることができなければ滞在時間が短くなります。
できるだけ回遊しやすいように、お客が店内を交互左右にまわるよう棚を設置してください。つい壁に棚を設置してしまいますが、中央に棚を設けるとお客の運びが凸凹(でこぼこ)になります。
よりお客の滞在時間が長くするコツです。
小売店など狭い店内ではなかなかできないと思うでしょう。
しかし、観葉植物などを上手に設置すればできます。
2‐2.お客にとって居心地のいい空間づくり
繁盛店では居心地のいい空間づくりに力をいれています。
お店に入るとき、スタッフの視線を感じるのが嫌、自由に1人で見てまわりたいと思う人は多いです。
たとえば、店内に入った瞬間、目の前にレジがあるといきなりスタッフと対面してしまいます。お客は一気に圧迫感を覚えるでしょう。
お客にとって居心地のいい空間をつくるには、スタッフの目線を避けることが大切です。
レジを真正面に設置するのではなく、少しずらした右側に設置するなど工夫をしていきましょう。
お店に入りやすい環境をつくることは、レイアウトにおいてとても大切なことです。
入店したとき圧迫を感じないか、嫌な印象を受けないかお客目線になりましょう。
3.業者に依頼する際のポイント・注意点
3‐1.自分のお店に合った方法でレイアウトする
業者に依頼する際、すべて任せっぱなしにしてはいけません。
繁盛店に見るレイアウトはお店によってさまざまです。
他店と差別化するために独特な手法を取りいれているところもあります。
たとえ、プロだとしても業者にすべて任せると自分の理想とは違った雰囲気になってしまうでしょう。
自分のお店に合った方法、オーナー自身がやってみたい手法で試してください。
レイアウトを決める際は、お店のコンセプトを明確にしておくといいでしょう。
コンセプトを明確にしておけば、お店のアピールポイントをふまえたレイアウトができます。業者も具体的にイメージできるでしょう。
何度も打ち合わせを重ねて、レイアウトを考えていきましょう。
3‐2.さまざまな点からアドバイスしてくれるかどうか
すてきなレイアウトができるかどうかは、業者選びも大きく関係しています。
業者の中には真剣に考えてくれない悪質な業者もいるので要注意です。
悪徳業者に引っかからないためにも、さまざまな点からアドバイスしてくれるかどうか確認してください。
レイアウトを決める際、デザインや雰囲気ばかりに目がいきがちです。
しかし、平面的な観点からは「導線」とのバランスも考えなければなりません。
空間づくりはもちろん、導線やお客への印象などさまざまな視点からアドバイスしてくれる業者がいいでしょう。
依頼主の気持ちをきちんと受けいれつつ、より良い空間にするためのアドバイスは大切です。
実績のある業者ほどためになる意見を言ってくれます。
業者を選ぶときは、相手の反応やサービス内容をきちんと確認してくださいね。
また、すべての費用を記載している「見積もり」も要チェックです。
4.まとめ
店舗レイアウトのポイントやコツ、繁盛店におけるレイアウトの共通点、業者に依頼する際の注意点について説明しました。
店舗のレイアウトは集客率につながる大切な要素です。
さまざまなポイントはありますが、「客動線は長く、従業員の動線は短くする」ことを重点に置いてください。
客動線はできるだけ長くしたほうがお客の流れがよく、動きやすいレイアウトになります。
そして、従業員の動線は短くしたほうが作業効率はアップするでしょう。
お客にとって居心地のいい空間になっているかどうか、立場を変えて見ることが大切になります。
また、失敗しないためにも実績のある業者にレイアウトを依頼してください。
実績のある業者は希望を受けいれつつ、的確なアドバイスをしてくれます。