外壁塗装の期間は? 失敗しないために必要なことやコツを詳しく解説!

「外壁塗装の塗り替え期間はどのくらいか」「希望日に合わせて塗り替えてもらえるのか」など、とお悩みではないでしょうか。そろそろ外壁塗装をやり直したいと思っても、期間がどのくらいかかるか目安を知ってから依頼したいですよね。そこで、今回は、外壁塗装の期間について詳しく解説します。

  1. 外壁塗装の工程について
  2. 外壁塗装の期間について
  3. 外壁塗装の業者の選び方
  4. 外壁塗装の期間に関するよくある質問

この記事を読むことで、外壁塗装の期間について詳しく分かり、余裕を持って依頼することができます。まずは、記事をじっくり読んで参考にしてください。

1.外壁塗装の工程について

最初に、外壁塗装の工程について見ていきましょう。

1-1.工事の準備をする

外壁塗装に入る前に、工事の準備が必要です。工事周辺をビニールシートやネットなどを使って養生し、必要に応じて足場を組みます。足場は、作業員が安全に外壁塗装をするためのものです。業者によっては、足場を組まないこともあるので確認してください。

1-2.現在の塗装をはがす

まずは、現在の塗装をはがします。現在の塗装をキレイにはがすことは、新たな塗装の品質を確保するためにも必要なことです。いい加減な作業をすると、新たな塗装がはがれやすくなる・色がおかしくなるなどの影響があります。

1-3.下地修理をする

塗装をはがした際、基礎に亀裂などがあり修繕の必要があるときは、下地修理を行います。亀裂部分にコーキング材や補修用パテを注入するのが主な方法です。下地修理をしっかり行えば、外壁塗装の持ちもよくなります。

1-4.塗り工程と乾燥

下地修理後は、塗り工程および乾燥となります。塗り工程は、下塗り・中塗り・上塗りと段階があり、それぞれにしっかり乾燥させることが必要です。乾燥が不十分な状態で次の塗りに進むと塗装がはがれる・色ムラになるなどの原因になります。

2.外壁塗装の期間について

外壁塗装の期間について詳しく解説します。

2-1.外壁塗装の期間の目安

外壁塗装の期間の目安は、以下を参考にしてください。

  • 戸建て:10~14日程度
  • マンション:2~3か月程度
  • オフィスビル:2~6か月程度

2-2.外壁塗装の期間が延びる原因は?

外壁塗装の期間が延びる原因には、主に以下のようなものがあります。

2-2-1.雨天が続く

外壁塗装は、雨天中止となります。従って、梅雨などの雨が多い時期には、期間が延びて当然と考えてください。また、湿気が多くて塗料が乾かないこともあります。できるだけ晴天が多いタイミングで外壁工事を依頼するといいでしょう。

2-2-2.予想外の修繕が必要

見積もりの際に分からなかった欠点(基礎のひび割れ・腐食など)がある場合は、修繕工事が必要になります。塗装をはがしてみて分かるケースもあるため、予測ができないこともあるのです。

2-2-3.工事中の仕様変更

外壁塗装の色を変えるなど、仕様変更が入ると工事をやり直す必要があります。そのため、期間が延びてしまうのです。なお、依頼者の都合による仕様変更は、全額依頼者負担となるので覚えておきましょう。

2-3.期間が短い場合は注意が必要

外壁塗装の期間が短い場合でも、注意が必要です。中には、必要な工程を省くことで期間が短くなっている例もあります。必要な工程を省いてしまえば、工事品質が悪くなるだけです。工期が短すぎるときは業者に確認してください。

3.外壁塗装の業者の選び方

外壁塗装の業者の選び方を詳しく解説します。

3-1.外壁塗装する時期について

外壁塗装する時期は、以下のようなタイミングです。

  • 外壁塗装の寿命を迎えた
  • 色やデザインを変えたい
  • めくれやひび割れが気になる
  • 断熱・防汚などの機能を付加したい

3-2.外壁塗装の費用について

外壁塗装の費用は、30坪の建物の場合で50万~70万円程度が目安です。実際には、塗装面積・塗料の種類・工法などによって大きく違います。また、業者によっても差が出るため、業者に見積もりをもらって確認してください。

3-3.外壁塗装の業者選びのポイント

外壁塗装の期間を短縮したい場合、足場を組まない業者を選ぶといいでしょう。足場を組む・解体する工程がなくなるので、早く仕上がります。また、足場費用も不要なので工事が安く済むなどのメリットも見逃せません。そのほかのポイントは、以下のとおりです。

  • 外壁塗装の実績が豊富
  • 工事品質が高いことで定評がある
  • 見積もりは無料
  • リーズナブルな料金設定
  • スタッフが親切で礼儀正しい
  • 可能な限り希望の工期を優先してくれる
  • 顧客からの評判がいい
  • 工事補償が充実している

3-4.不安をあおる業者とは契約しないこと

外壁塗装業者の中には、顧客の不安をあおることで高額な契約を取るところもあります。単に営業成績を上げるためだけに、不必要な内容を強引にすすめてくることもあるので注意してください。また、いきなりやってきて「無料の外壁診断をしている」と言い、すぐに外壁工事をやり直さないと大変だなどと脅してくる業者もいます。少しでも不安や不審な点がある業者とは契約をしないでください。

4.外壁塗装の期間に関するよくある質問

最後に、外壁塗装の期間に関するよくある質問に回答します。それぞれ確認し、参考にしてください。

Q.できるだけ短期間で塗装してもらうためのコツは?
A.シンプルな工法で依頼する・業者の繁忙期を避けるなどの方法があります。しかし、前述したように必要以上に短期間で進めると品質に影響が出やすいのでおすすめしません。本当に短期間で塗装する必要があるのか、考えてみるといいでしょう。

Q.予定より早く外壁塗装が終わった場合は安くなる?
A.安くなりません。外壁塗装の期間は、あくまでも目安です。予定より早くなっても、日数分の費用は戻りません。

Q.外壁塗装で足場が必要になるのはどんな場合?
A.高所の外壁塗装を行う場合です。2階建て以上の建物では、作業員の安全確保を行う必要があります。足場を作ることで安全に作業しやすくなり、工事品質も向上するのです。

Q.外壁塗装の色合いが気に入らないのでやり直したいのですが?
A.やり直しは可能です。ただし、業者のミスでなければ全額依頼者負担でのやり直しとなります。色見本はあくまでもサンプルです。仕上がりのギャップを少なくするため、業者とよく相談して色を決めましょう。

Q.予定どおりに塗装工事が終わらなかったら補償してもらえる?
A.完全に業者に落ち度がある場合以外は、難しいでしょう。塗装工事は、天候などによって遅れることも多くあります。できるだけ余裕を持って依頼してください。

まとめ

今回は、外壁塗装の期間について詳しく解説しました。外壁塗装には多くの工程があり、塗料を乾燥させる時間も必要なため、余裕を持って依頼することが大切です。急いで外壁塗装をした結果、工事品質が落ちてはがれやめくれなどが発生してやり直すのでは困ります。まずは、業者とよく相談してみてください。なお、外壁塗装は信頼できる業者に依頼することも大切です。価格の安さだけで選ぶことはやめましょう。