トタン屋根とはどんな屋根? メリット・デメリットをご紹介!

屋根の素材の一つに「トタン屋根」があります。
一般住宅の屋根素材として広く普及し、80年代まではアパートやコーポの屋根素材としても広く使われていました。
今はスレート屋根が主流になり、屋根素材としては減ってきましたが、それでもまだまだトタンを使った屋根を採用している住宅はあります。
そんなトタン屋根の特徴やメリット・デメリットなどをご存知でしょうか。
今ではやや古い素材と思われているトタン屋根ですが、メリットも多いのです。
屋根の素材に悩んでいる方はぜひ参考になさってください。

トタン屋根の特徴

トタン屋根の特徴は鉄板を重ねるようにして葺く屋根のことです。
通常、屋根は傾斜がゆるいと雨漏りしやすくなりますが、トタン屋根は継ぎ目が少ないため、雨漏りしにくいという特徴があります。
最もよく採用されていたのは高度経済成長期。
「古い建物に多い」と思われているのは、今でもこの時期の建物が残っているからでしょう。
今では採用されづらくはなりましたが、メリットも多い屋根素材の一つです。

トタン屋根のメリット・デメリット

トタン屋根のメリットは、雨漏りしづらいこととコストがかからないこと。
トタン屋根はしっかりとした鉄板を使用しますから、雨漏りしづらい屋根素材です。
さらに、コストを抑えて施工することができます。

反対にデメリットは、見た目が安っぽく見えてしまうことと、雨音が響きやすいこと。
トタン屋根の雨音をうるさいな、と感じたことはありませんか?

激しく雨が降った場合は睡眠の妨げになる可能性もあります。
お金がかからない屋根素材を探している方にとってはトタン屋根はまさに最適ですね。
ただし、多少音がしてしまうというデメリットは覚悟しておいた方がよいでしょう。

トタン屋根って傷んだらどうするの?

古いトタンが錆びていたり、へこんでいたり・・・古い建物のトタン屋根は傷みが激しいですよね。
それは、メンテナンスをしていないから。
トタン屋根も丁寧にメンテナンスするだけで傷みがずいぶん違ってくるんです。
表面が色あせてさびが出たら、塗装のメンテナンスをしましょう。
錆びたまま放置しているとトタンが腐食して穴が開いてしまいます。
そうなるとメンテナンスも大変です。
その他、継ぎ目部分にずれがないか、衝撃など受けていないかなど、細かいメンテナンスをしていき、より長くトタン屋根を守れるようにしておきましょう。

まとめ

トタン屋根の特徴とメリット・デメリットをご紹介しました。
古い屋根素材と思われがちなトタンですが、上手に使えばメリットも多い素材です。
ご自宅の屋根素材選びの参考になさってください。