永久保存版! 壁紙の汚れ各種の簡単な落とし方

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飲食店の壁はタバコのヤニや、油汚れなどで汚れがちです。衛生面を考えるなら、フロアの壁紙はもちろん、調理場の壁紙も清潔にする必要があります。また、手垢(てあか)や間違ってかいたボールペンの汚れなどもあるでしょう。それでは、種類ごとに壁紙の汚れの落とし方をご紹介します。

1.壁紙の汚れの種類と方法

1-1.タバコのヤニの落とし方

喫煙が可能である飲食店であれば、タバコのヤニはどうしても壁紙につきます。タバコのヤニは気づかないうちにうすい膜になり、壁紙に付着するため、気が付かないケースもあるでしょう。そのため、定期的に壁紙の拭き掃除をしてください。アルカリ性洗剤をうすめ、霧吹きで壁紙に吹きつけましょう。30分放置し、拭き掃除をします。壁紙の素材によっては、霧吹きで水分を吹きつけると壁紙が傷むこともあるため、目立たない場所でまず試してください。

1-2.油汚れの落とし方

がんこな油汚れは1回の拭き掃除ではとれません。強力なアルカリ性洗剤を直接吹きつけて30分放置しましょう。長く放置するなら、乾いてしまい、拭き取りにくくなります。適度に霧吹きで湿り気を与え、拭き取ってください。がんこな油汚れは、メラニンスポンジでこする、または歯ブラシでこするなどがおすすめです。キッチン周りでの掃除は、食材や調理器具を遠のけてから行いましょう。

1-3.黄ばみの落とし方

黄ばみは種類によって異なります。経年劣化や日焼けによる黄ばみは掃除ではとれません。特にポスターや貼り紙をはがしたあとには、どうしても壁紙にむらができるでしょう。洗剤や重曹で目立たないところを掃除してください。汚れがとれる種類のものかどうかを確認しましょう。黄ばみが洗剤や重曹でもとれないなら、掃除はあきらめてください。無理に黄ばみをなくそうとしても、壁紙が傷みます。そのときは、掃除はあきらめ、壁紙の張り替えを検討してください。

2.そのほかの壁紙の汚れと落とし方

2-1.カビの落とし方

飲食店でカビが増えるのは避けなければいけません。壁にカビが生えているならすぐに対策をとりましょう。壁紙に増えたカビは、アルコールで除去するのがおすすめです。そのあとカビが増えにくくなります。カビが多いなら、除去をするのも大切ですが、原因を確認するのはもっと大切です。換気扇をつけるなどの修繕工事も必要なケースもあるでしょう。カビの原因が不明なら、飲食店の改修工事を行うプロの業者へ確認を依頼してください。カビ対策のアドバイスももらえるはずです。

2-2.ボールペンの汚れの落とし方

客席の壁紙に子供が落書きをするケースもあります。鉛筆の汚れは消しゴムで簡単に消せるでしょう。ボールペンの汚れは、漂白剤を使ってください。綿棒に漂白剤の原液をつけ、ボールペンの汚れを取り除きます。しかし、目立つ場所にある汚れなら、まずは目立たない場所で漂白剤を壁紙に少量つけ、壁紙の変化を確認してください。通常、すぐに拭き取るなら大きな影響はありません。掃除のときには、まずは目立たない場所で試すのが基本です。

2-3.手垢(てあか)の落とし方

手垢(てあか)は分類としては油汚れです。そのため、アルカリ系の洗剤で簡単に取り除くことができます。とはいえ、拭き取るタイミングも大切です。ずっと放っておいた手垢(てあか)は簡単にはとれません。壁全体に広がるヤニや油汚れとは違い、手のあとがつくため目立ちやすく、壁紙の色むらにもつながります。そのため、掃除をしても日焼けのように、あとが残ることもあるのです。どうしても手垢(てあか)がとれないなら、ポスターなどで隠すか、壁紙の張り替えを考えましょう。

3.店舗改装やメンテナンスの秘訣

3-1.壁紙が汚れないための対策

壁紙は常に掃除をする対象にしましょう。弱アルカリ性の洗剤を使って掃除をするなら、掃除とともに汚れを防止する効果もあります。また、改装をするタイミングで油汚れやヤニ汚れがつきにくい壁紙を選ぶのもおすすめです。表面が汚れがつきにくい加工になっている壁紙であれば、掃除もしやすくなります。壁の掃除には時間がかかるため、掃除がしやすい壁紙にするなら、長い目で見れば大きな節約となるでしょう。

3-2.改装をするタイミング

壁紙の劣化は飲食店のイメージを悪くします。また、壁紙が劣化しているのは、店舗内全体の劣化を示すサインです。壁紙の汚れが気になるなら、ほかの付属品も確認し、改装の必要性を検討しましょう。清潔感と心地よさは、売り上げにもつながる大切な点です。同時に、コスト面のバランスも大切でしょう。改装が必要になったなら、店舗の維持方法に改善が必要である可能性もあります。飲食店店舗の改装や維持のプロに相談するのがおすすめです。

3-3.プロへ依頼するメリット

飲食店の店舗経営は、改装やメンテナンスを含め、プロのアドバイスをかかすことができません。メンテナンスには修理、維持、管理という3大要素が関係しています。店舗の維持には継続したサポートが大切なのです。その都度対応する業者を探すのも大変でしょう。自分で店舗の修理、維持、管理をするよりも、経営やメニューの見直しなど経営者として対応するべき点はたくさんあります。また、いずれリニューアル工事をするときも、普段から全体のサポートをしているプロの業者がいるなら、さまざまなメリットがあるはずです。

まとめ

いかがでしたか?壁紙の汚れを落とすには、汚れの種類に応じた対応が大切です。一般的にはアルカリ性洗剤、重曹、アルコールなどを洗浄剤として選ぶとよいでしょう。また、歯ブラシやメラニンスポンジの活用もおすすめです。必ず目につきにくい場所で試してから全体の掃除を行うようにしましょう。修繕や改装は定期的に行うべきメンテナンスです。また、掃除をするのか改修をするのかの見きわめも大切でしょう。飲食店の店舗管理やメンテナンスを専門に対応するプロの業者に相談するなら、改装や修繕の適切な時期についてもアドバイスをもらえるのでおすすめです。