集客アップ!美容室の内装・インテリアで知っておくべきこと全部

いつも繁盛している美容室は、内装やインテリアがすてきなことが多いです。美容室は、内装やインテリアの選び方しだいで、集客に違い出てくると言って良いでしょう。今回は、美容室の内装やインテリアについて知りたい人や、内装やインテリアを変更したいと考えている人のために、知っておくべきことを全部お伝えします。

美容室の内装やインテリアについて知識をきちんと身に付けることは、理想の美容室経営にとってメリットになることは間違いありません。美容室のオーナー・店長の皆さんは、特に自分たちの美容室が流行(りゅうこう)するかどうかにかかわります。ぜひ、読んで自分のものにしてくださいね。

1.美容室にとって内装の重要性とは?

美容室にとって、内装はとても重要です。まずは、美容室にとっての内装の重要性についてきちんと理解することにしましょう。

1-1.美容室とは?改めて定義を確認しよう

美容室とは、化粧・整髪・パーマなどにより容姿を美しく整えることを目的として営業するスタイルを言います。たとえば、洗髪やブロー・髪のカット・パーマ・髪を染める、など美容室で行うことができる業務は、多くあるでしょう。美容室は、女性が利用するイメージが先行します。しかし、最近では男性も美容室を積極的に利用する人が増えてきていることを覚えておきましょう。

1-2.美容室の内装の特徴について

美容室の内装は、美しく清潔感のあることが大きな特徴と言えるでしょう。美容室は、利用者に容姿を美しく整えることを目的としています。そのため、内装も清潔で美しく整えっていることが好ましいでしょう。利用者は、美しくなることを目的として来店しているのです。特別な空間を演出するためにも、美容室は内装を重視するべきでしょう。

1-3.美容室の内装と客層の関係を学ぼう

美容室の内装は、主な客層が好むものに合わせると良いでしょう。来店したとき、美容室にいる間が心地良いと感じるような内装に整えてください。若い客層と中高年の客層では、内装の好みも違うでしょう。ターゲットとなる客層が好む内装を心掛けることは、リピート率を上げることにもなります。店舗内で過ごす時間を快適にするためにも、客層の好みを掴(つか)むことが大切でしょう。

1-4.集客性と店舗デザインの関係性を理解しよう

集客性と店舗デザインには、深い関係があります。まずは、主な客層がどんな店舗デザインを好むか考えてみましょう。若い女性たちは、かわいらしくて入りやすい店舗デザインを好む場合が多いです。反対に、中高年の女性は、落ち着いたイメージの店舗デザインに安心するでしょう。流行(りゅうこう)の最先端を行く女性の場合は、店舗デザインにも最新のセンスを望むものです。集客性を上げる店舗デザインにするには、想定ターゲットとする客層に評判が良いものを選ぶと良いでしょう。

2.人気の美容室のデザインコンセプトを紹介!

それでは、人気の美容室がどのようなデザインコンセプトを採用していることが多いのか、具体的にご紹介します。皆さんが理想とするイメージを、探してみてください。

2-1.ナチュラル系の内装デザイン

最近、特に人気があるのがナチュラル系の美容室です。基本の色合いとしては、白などの明るい色を採用することが多いでしょう。壁や床は、白もしくは木目調が基本となります。ナチュラル系の美容室は、客がくつろぐことができる場所をイメージしたスタイル。ありのままの自分を表現したいと考える客層に、向いています。

2-2.隠れ家系の内装デザイン

美容室の内装で、隠れ家系のものは少しニッチなタイプとなるでしょう。でも、美容室に通うのは敷居が高いと感じる人には、隠れ家家系の内装が好評なのです。美容室に来るというよりは、カフェでくつろぐイメージを想像すると良いでしょう。隠れ家系の美容室を目指す場合は、落ち着いた内装とどこかレトロな雰囲気を持つインテリアを選んでください。ただし、隠れ家系の内装であっても、美容室の機能を損なうことが無いように工夫しましょう。

2-3.ゴージャス系の内装デザイン

美容室でも、ゴージャス系の内装が客層に合う場合もあるでしょう。たとえば、飲食業に勤務している女性が客層の場合は、華やかなイメージの内装を好む傾向があります。ゴージャスな髪型やメイクを希望する女性が、美しく仕上がったイメージとピッタリになるような内装を心掛けましょう。ただし、ゴージャスは度が過ぎると派手で下品になりがちなので注意してください。

2-4.ミニマル系の内装デザイン

シンプルな暮らしが流行(りゅうこう)している今、美容室の内装もミニマルなイメージを演出するところが増えてきています。ミニマル系を演出する場合は、余分なインテリアを置くことをしないで、必要最低限の美容設備などでコーディネイトすると良いでしょう。色調は、シンプルな白もしくは無彩色(むさいしき)ですね。

2-5.アート系の内装デザイン

クリエーティブな客層が支持するのが、アート系の内装です。センスの良い内装とインテリアでまとめた空間は、美の最先端を追求する人の心に響くことでしょう。美術学生やクリエーティブな職業の客層を見込む場合は、アート系の内装やインテリアを意識してください。ただし、センスの良さがシビアに集客に反映するので注意しましょう。

2-6.ポップ系の内装デザイン

内装やインテリアを見ているだけで、心がウキウキしてくるようなポップ系の内装もあります。美容室を楽しい空間に演出したい場合は、ポップ系を選びましょう。たとえば、親子連れの来店が多いと予測できるときは、子どもが好む内装イメージであることも重要になるでしょう。美容室にいること自体が楽しいと感じることは、リピート率を高めることにつながりますよ。

2-7.そのほかのデザインコンセプト

そのほかのデザインコンセプトとしては、特定のキャラクターや趣味の世界をイメージしたコンセプトもあるでしょう。美容室であっても自分のこだわりを内装やインテリアに反映したい場合は、とことん追求することもできます。しかし、売り上げを考えるとニッチ過ぎる内装やインテリアはいただけません。売り上げよりも、自分のこだわりを優先することになるでしょうね。

3.美容室ならではの設備と選び方のポイントを学ぼう

美容室ならではの設備にも、さまざまなものがあります。ここでは、選び方のポイントやコツについて学びましょう。

3-1.シャンプー台

美容室の設備について考えたとき、シャンプー台を抜くことはできません。美容室には、シャンプーが必要不可欠ですからね。シャンプーは、ほとんどの客がサービスを受けることになるでしょう。つまり、ほとんどの客が約10分間はシャンプー台に寝ることになるのです。シャンプー台の寝心地の良さは、快適さにそのままつながることでしょう。費用を抑えるためだけで選ぶことは、客離れの原因となります。美容師がシャンプーをやりやすいものであることは、大前提でしょう。さらに、できるだけ快適に過ごすことができるものを選んでください。

3-2.椅子

美容室では、客がサービスを受けるときに座っているのが通常です。そのため、座り心地の良い椅子を選ぶことが重要でしょう。さらに、カットやパーマなどを行うときに美容師がやりやすいように椅子の高さを変更できるものが必要となります。また、回転式の椅子を選ぶことで、客の移動がスムーズになるでしょう。

3-3.鏡

美容を扱うためには、鏡は必要不可欠です。鏡の無い美容室は、美容室とは言えません。美容室には、あらゆるサイズの鏡を用意しましょう。まずは、壁に設置する鏡が席数分用意してください。カットをしたりパーマをしたりするときに、美容師と客が様子を確認しながら施術を行うために必要です。

3-4.受け付けカウンター

美容室ならではのインテリアを考えたとき、受け付けカウンターの存在を忘れてはいけません。受け付けカウンターは、来店したときにどのようなメニューを希望するか聞いたり料金の支払いを行ったりするところです。美容室の受け付けカウンターは、台の高さがやや高めであることが特徴と言えるでしょう。機能的でシンプルなものを、内装の雰囲気に合わせて選んでください。

3-5.冷暖房設備

美容室やサロンは、快適な室温をキープすることも大切です。夏場は涼しく、冬場は暖かくなるように、冷暖房設備を完備して空調を整えましょう。また、人が多く出入りすることで空気も汚れやすくなります。冷暖房機能のほかにも、空気清浄機能が付いたものを選ぶと、快適度が増すでしょう。

4.美容室の内装やサロンのインテリアと効果について

美容室の内装やサロンのインテリアは、それぞれのアイテムに効果があるものです。ここでは、主な内装・インテリアにどのような効果があるのか確認してください。

4-1.壁や床

壁や床は、内装デザインの中でも大きな面積を占める部分です。壁や床の色や素材の選び方が、内装デザインのイメージを決める要素となると言っても良いでしょう。特に、壁の色は客の視界に入るため、重要なポイントとなります。また、床にかんしてはすべりにくい素材を選びましょう。美容室では、美容師も客も移動する機会が多くなります。色味や質感だけで決定をしないで安全を確保できる床材を選ぶことも、必要ですよ。

4-2.照明

美容室は、照明を明るめに設定することが大切です。人の表情や肌を美しく演出するためには、明るい照明は不可欠でしょう。雰囲気を重視するために暗めの照明にすることは、顔に影を作ることになってしまいます。仕上がったときのイメージに影響するため、照明の明るさには気を付けましょう。また、インテリアランプなどの間接照明を上手(じょうず)に使うことも、効果的ですよ。

4-3.家具

美容室にも、テーブルやソファなどの家具は必要です。たとえば、待合スペースなどにソファやテーブルを置くことになるでしょう。ソファやテーブルも、内装デザインの一部と考えて、全体と調和するものを選んでください。また、客の荷物を保管するためのロッカーもあると便利です。盗難の心配が無い、カギ付きのものを用意すると客も安心できるでしょう。

4-4.観葉植物

観賞植物を置くことは、視覚的にも癒(い)やしとなります。また、緑色が良いアクセントとなることでしょう。さらに、空気をきれいにしてくれる役割もあります。適切な観葉植物を選んで、導入してみましょう。ただし、観葉植物にも多くの種類が存在します。生花店にも相談して、手入れがしやすく見栄えの良い観葉植物を選んでもらうと良いでしょう。

4-5.そのほかのインテリア

そのほかのインテリアとしては、壁のアクセントとしてドライフラワーや絵画を飾ったり、テーブルの中央に花瓶や小物を置いたりことも考えてみましょう。客用の雑誌類も、ラックに立てることで立派なインテリアになります。ただし、インテリアは数が多過ぎてもいけません。少し物足りなさを感じるぐらいにしてください。

5.美容室の内装に必要な資金について学ぼう

美容室の内装を変更するためには、資金が必要です。どのような資金が必要なのか、具体的に学んでください。

5-1.美容室の開業資金について学ぶ

美容室の開業には、以下のような資金が必要となります。

  • 物件を取得するための資金
  • 内装工事に必要な資金
  • 開業手続きや準備に必要な資金

何も無い状態から開業するためには、物件を取得する費用も必要になります。また、内装工事や開業手続きそのものに必要な費用もあるでしょう。特に、条件の良い物件は、どうしても資金が多く必要になります。開業資金は、多く用意できるに越したことはありませんね。

5-2.美容室の内装工事に必要な資金について学ぶ

美容室の内装工事に必要な資金を考えるときは、以下のポイントについて検討すると良いでしょう。

  • 内装資金はいくら用意するべきか
  • 調達方法はどうするか
  • 内装資金を掛けるべきところと抑えても良いところはどこか

複数の業者に見積もりを依頼することは、資金がいくらぐらい必要になるかおおよその目安を知ることもできるでしょう。ただし、同じ内装デザインでも依頼する業者によって見積金額が違ってきます。内容と金額をじっくり検討して、コストパフォーマンスの高い業者を選ぶこともポイントでしょう。

5-3.そのほかに必要な資金も知っておこう

理想の美容室を実現するためには、開業資金や内装資金のほかにも必要になるものです。どんな資金が必要になるかについては、以下を確認してください。

  • 美容師を雇用するための人件費
  • シャンプー・リンスや化粧品などの備品代
  • 客用の新聞・雑誌などの購入費用
  • 毎月の賃貸料やテナント料
  • 毎月の光熱費
  • そのほかの雑費

毎月営業を続けていくためには、人件費や備品代に始まり細かな雑費に至るまで多くの経費が必要になります。内装デザインが終わっても、安心はできません。毎月必要になる経費を計算して、赤字にならない経営を目指してください。

5-4.内装・インテリアの減価償却や耐用年数を理解しよう

美容室の内装・インテリアの減価償却や、耐用年数について学びましょう。美容室の内装・インテリアは、確定申告で減価償却を行うことで経費として計上できます。美容室経営には、経理の知識も必要です。主な内装・インテリアの耐用年数については、以下を参考にしてください。

  • 美容機器:5年
  • 接客業用の応接セット:5年
  • 冷房用・暖房用機器:6年
  • 給排水・衛生設備:15年

そのほかの耐用年数にかんしては、下記を参考にしてください。

国税庁の耐用年数表ページ

6.美容室やサロンに向いている物件の特徴は?

美容室やサロンを経営するために、向いている物件というものがあります。どんな条件の物件が美容室やサロンに向いているのか、主な特徴についてお話をしましょう。

6-1.美容室・サロン向きの物件探しのコツ

美容室やサロン向きの物件探しをするのなら、多くの物件を扱っている大手の不動産会社だけでなく、出店を希望する地域の不動産会社の両方から情報収集をしましょう。さらに、美容室やサロンに向いているかどうかの判断基準として、以下のポイントを参考にしてください。

  • 給排水設備や電気設備に問題が無いこと
  • 美容室の運営に必要な設備を導入しても問題が無いこと
  • 想定した客層から多くの来店見込みがあること
  • 賃貸料など維持費がリーズナブルなこと
  • 自分の理想とする内装デザインが実現可能なこと

経営の立場で考える場合は、理想の物件であっても賃貸料が高過ぎることはデメリットとなります。また、賃貸料を抑えたいためにほかの条件を妥協することで理想から遠ざかることもあるでしょう。できるだけ条件の良い物件に出会うためには、美容室やサロン向きの物件をできるだけ多く見ることが大切です。

6-2.自宅兼サロンという選択も考えよう

美容室を開く方法は、店舗専用の物件を借りるだけではありません。たとえば、自宅兼サロンという選択もあるのです。中には、自宅を改装して美容室専門のスペースを確保できる場合もあるでしょう。また、賃貸物件には店舗兼住宅で使用できるものも多く存在します。小さめの店舗になることが多いですが、自宅兼サロンで地域に根差した美容室を目指すという方法も検討してみてください。

6-3.中古物件・居抜き物件も検討しよう

美容室・サロン向きの物件を探す場合、以前に同業者が経営していたり現在経営中で移転・廃業予定だったりする物件に出会うことがあります。中古物件や居抜き物件は、新規に事業を始めるよりも手間が掛からないというメリットがあるでしょう。また、場合によってはシャンプー台などの設備をそのまま使用できることもあります。ただし、中古物件や居抜き物件は、なぜ事業が継続できなかったのかの理由を確認してください。オーナーが引退するためなど、経営状況に関係の無い理由なら問題無いでしょう。しかし、営業不振が理由の場合は、慎重に検討してください。美容室やサロン向けの立地・条件では、無い可能性がありますからね。

6-4.そのほか選び方のコツについて

美容室やサロンを開業するとき、一般的な路面店を選ぶほかにも、ビルのテナントを選ぶことも考えてみましょう。ビルのテナント店を選ぶ場合、ほかの店舗を目当てに来る客も見込み客として考えることができます。また、天候で左右することが無い環境も魅力となるでしょう。テナント料やそのほかの条件が良い物件は、美容室やサロンの開業を後押しすることになります。立地の良いテナントに空きがあるかどうかも、チェックしてみてください。

7.美容室の内装デザインを実現するための流れ

では、美容室の内装デザインを実現するための流れを学びましょう。どんなことをやれば良いのか、知識を身に付ける必要があるのかなど、しっかり頭に入れてくださいね。

7-1.美容室の内装やインテリアのコンセプトの決め方

美容室の内装やインテリアのコンセプトを決めるには、主な客層の好みを考えましょう。主な客層が好むコンセプトと、自分が理想とするコンセプトが一致している場合は、問題ありません。しかし、一致しない場合は、どこかで妥協をすることになるでしょう。売り上げを維持するには、集客が大切です。自分の理想と現実を、納得が行くまですり合わせていきましょう。

7-2.内装・インテリア以外のチェックポイント

内装やインテリア以外のチェックポイントについて、考えてみましょう。快適な美容室を実現するには、必要なことですよ。

7-2-1.動線を考えよう

すてきな内装やインテリアを揃(そろ)えても、美容師や客の動線が悪くなってはいけません。シャンプー台に案内したりカット席に誘導したりなど、美容室は客も美容師も移動を伴うものです。スムーズな移動ができないことには、美容師も客もあらゆる場面で困ることでしょう。人が移動するために十分な余裕と、動きやすさを確保してください。

7-2-2.美容設備を考えよう

美容室は、あらゆる美容サービスを提供する場でもあります。一般的には、髪のカットや洗髪・パーマ・髪を染めることなどが主になるでしょう。しかし、ときにはネイルケアやフットケアなども提供することもあります。美容サービスを提供するためには、適切な美容設備を導入する必要があるでしょう。特別に用意する美容設備が必要か、導入した場合に動線などに問題は無いかなども考えてくださいね。

7-2-3.席数を検討しよう

美容師の数と想定来客数などを考えて、店舗の席数を決定しましょう。また、店舗の広さにも限りがあります。必要な美容設備やインテリアを導入した場合を、考えてください。無理をして席数を増やしても、美容師が対応しきれないこともあるでしょう。また、来客数に合わない席数は無駄を生みます。また、動線も悪くなることでしょう。無理の無い席数を設定することが、結局は最良の方法なのです。

7-3.内装デザインの打ち合わせをしよう

美容室の内装デザインのコンセプトや、使用するインテリアが決定した後は、内装デザインの打ち合わせをしましょう。打ち合わせの流れは、以下を参考にしてください。

  1. 業者と依頼者で現場視察を行う
  2. 内装デザインについて最終確認をする
  3. 依頼者の希望する内装デザインが可能か検討する
  4. 設備やインテリアの配置を決める
  5. 実際に内装工事を行う日程を決める

現場視察を行うことは、美容室の内装デザインを進めるために重要です。実際に現場を見ながら、問題点や修正するべき点が無いか確認してください。納得できるまで業者と打ち合わせをすることが、理想の美容室を作り上げることになります。

7-4.内装デザインが仕上がるまでのおおよその流れ

内装デザインが仕上がるまでの、おおよその流れを見ておきましょう。

  1. 業者が指定どおりに内装工事を行う
  2. 必要な美容設備やインテリアを導入する
  3. それぞれの配置や試運転などの最終調整を行う
  4. 業者と依頼者で最終確認をして完了する

実際に内装工事を行ったり美容設備やインテリアを導入したりすることで、初めてわかる不具合もあるでしょう。もしも、何らかの問題が発生した場合は、最終調整をして問題解決を図ってください。

7-5.業者選びや内装工事中のコツについて

美容室の内装で満足できる結果を出すには、良い業者を選ぶことも大切です。また、内装工事中のコツについても、確認しておきましょう。

7-5-1.美容室の内装デザインは業者の選び方しだい

美容室の内装デザインを行うためには、腕の良い業者に依頼することが大切です。業者の選び方については、以下のようなポイントをチェックしてください。

  • 美容室の内装工事やデザインで実績が豊富で評価が高いこと
  • 不明点や質問に対して親切にアドバイスしてくれること
  • 希望の日程にて工事を進めることができること
  • 見積もり内容に無駄な項目を載せていないこと
  • 工事費用がリーズナブルであること

7-5-2.美容室の内装工事中のコツ

美容室の内装工事は、一般の店舗の内装工事と比べて長期間になることもあるでしょう。シャンプー台の導入など、美容室独特の配置を考える必要があるからです。なお、美容室の内装工事中には、できるだけ足を運んで工事の様子を見るようにしてください。希望どおりに工事が進んでいるか、問題は無いかなどの確認になります。また、美容室の内装工事中は休業となるでしょう。休業中であることを、店舗の外側に提示するほかにも常連客への告知を忘れないようにしてください。

8.美容室の内装・インテリアにかんする質問でよくあるものに回答!

では、美容院の内装・インテリアにかんする質問でよくあるものに回答していきます。ほかの皆さんがどんな点で悩みを持っているのか、確認しておきましょう。

8-1.できるだけ内装やインテリアを安くするためのアイデアはありますか?

美容室の内装やインテリアは、確かに費用が掛かるものです。理想を実現するためには、資金調達が決め手となるでしょう。しかし、現実には資金にも限りがあります。もしも、内装やインテリアに掛かる費用を抑えたい場合は、中古品やリースを上手に活用してください。新品でなくても問題が無いものは、中古品やリースを活用することで安く上げることができるでしょう。安く上げるものと、お金を掛けるべきところのメリハリを考えてくださいね。

8-2.美容室もバリアフリーにするべきですか?

最近は、体の不自由な人が来店しても問題無くサービスを受けることができるように、美容室でもバリアフリーにしている店舗もあります。予算がある場合で、高齢者の来客を多く見込む場合もバリアフリーにしたほうが良いでしょう。ただし、店舗の条件によってはバリアフリーが困難なことがあります。予算が無い場合も、無理をしてまで行うことも無いでしょう。ただし、できるだけ段差の少ない環境を作ることを意識してください。

8-3.デザインコンセプトが決まらない場合はどこに相談すれば良いですか?

なかなかデザインコンセプトが決まらない場合も、あるでしょう。もしも、皆さんだけで良いデザインコンセプトが決まらない場合は、美容室の内装デザインに詳しい業者に相談してください。美容院の内装デザイン工事で豊富な実績を持つ業者は、あらゆる事例を見ているので適切なアドバイスをくれることでしょう。

8-4.集客を上げる内装デザインはどこで学ぶと良いですか?

最も良い方法は、人気のある美容室の内装デザインを参考にすることです。人気のある美容室は、もちろん立地の良さや美容師の腕なども関係していることでしょう。しかし、店舗の内装デザインも集客の良さに大きくかかわっているはずです。ライバル店の中でも、人気の高い店舗の内装デザインを参考にすることで集客を上げることにつながるでしょう。さらに、できるだけ多くの店舗・パターンを見ることで、自分の理想に近いものを見つけることができますよ。

8-5.内装デザインの資金を調達するにはどんな方法がありますか?

美容室の内装デザインのために、資金を調達する方法が無いか探している人もいるでしょう。基本的に店舗の内装デザインは、一括払いが原則です。分割払いを導入している業者は、少ないでしょう。さて、自宅や土地などの資産がある場合は、銀行に融資を受ける方法もあります。また、民間の金融機関からの借り入れを考えても良いでしょう。ただし、民間の金融機関は、資金を借りやすい反面、金利が高いことが難点です。返済計画を立ててみて無理だと感じる金額を借りないことが、大切でしょう。

まとめ

美容室にとって、内装やインテリアは重要な意味を持ちます。皆さんが理想とする内装やインテリアを実現することは、集客にも大きくかかわることでしょう。デザインコンセプトをどうするか、どんなイメージの内装やインテリアを採用すると良いかについては、ターゲットとなる客層設定によっても違います。今回学んだ知識をフル回転して、理想の美容室を作り上げてくださいね。