家具を買い替える人、必見! 賢いインテリアの選び方

インテリアの劣化・破損・模様替えのため家具などを買い替える人もいるでしょう。そのとき、自分の感性のままに買って失敗した経験はありませんか? インテリアは自分の好みだけで買うと失敗することが多いです。さらに、部屋のスタイルに合わないと、どれだけ高級なインテリアも浮いてしまいます。
この記事では、インテリアや家具の選び方と部屋のスタイルの情報をご紹介。

1.インテリアを揃(そろ)える前のチェックポイント

家具・インテリアを一新しようとして好き勝手に買って理想の部屋から離れた経験はありませんか。インテリアを揃(そろ)える前に確認しておきたいことがあります。
この項目でチェックポイントを知っておきましょう。

1-1.部屋の間取りを計る

インテリアを買い替えるときは、模様替えをする部屋の間取り図を書きましょう。採寸を取った間取り図を使うことで自分の部屋にあったインテリアを購入できます。特に、下記の場所は採寸を取っておきましょう。

  • 玄関・廊下・部屋・エレベーターのドア
  • 部屋の広さと天井
  • コンセント位置
  • テレビ・電話など端子位置
  • 窓の幅と高さ

サイズは計っておけば適当に買うことなく部屋にあったインテリアが購入できます。必ず測ってからお店に行きましょう。

1-2.部屋の方向性を考えておく

欲しいインテリア・家具を雰囲気重視で適当に買っていると、最終的にまとまりのない部屋になってしまいます。部屋の採寸を取りながら自分の思う部屋の方向性を決めておきましょう。
同じ系統のインテリアで固めると部屋全体に統一感が生まれます。しかし、単調になることも多いため同じ系統の色・インテリアに合う小物を取り入れてアクセントを利かせましょう。

2.各インテリアを選ぶチェックポイント

インテリアを購入しようと思っても何を基準に選べばいいか迷う方もいると思います。
そこで、代表的なインテリアに絞ってポイントをご紹介。

2-1.ベッド

部屋に圧迫感を与えないように壁と同系色のベッドを選ぶのがポイント。また、スペース確保ができる収納スペースのあるベッドがおススメです。
忘れてはいけないのが移動スペースの確保。部屋の中でもベッドが邪魔にならないものを選びましょう。

2-2.ソファー

ソファーのサイズは自分が部屋の中でどのように使うのかで決めます。
リラックスするため、誰かと話すため、食事をするためなど色々考えられるでしょう。自分が使う用途を考えた上で、生活にフィットするソファーを選びます。

2-3.ローテーブル

ローテーブルは座って過ごすことが多い人は40cm以下。ソファーに合わせるなら65cm以上のサイズがおススメです。横幅が広すぎると部屋を狭く感じます。部屋の大きさと相談しながら決めましょう。

2-4. テレビ台

テレビ台は乗せる予定のテレビの大きさに合わせて決めます。また、アンテナ配線の位置は十分に考慮して配置する場所を決めしましょう。

2-5.ラグ

ラグはクッション性があり座り心地が自分にフィットするものを選びます。しかし、部屋の広さに対して大きめのサイズを選ぶと圧迫感が出るので注意しましょう。
また、防虫・防臭・防水加工など機能性を重視するのを忘れないように。

3.インテリア配置のコツ

3-1.暮らしの動線から考える

インテリア配置を部屋の用途や暮らし方に併せて考える方法。
家族や友人と過ごすリビングと、リラックスするためのプライベートルームで選ばれるインテリアが同じになることはありません。また、同じリビングでも客間として使うのか家族共有の場として使うのかで家具の配置・選択が変わってくるはずです。
部屋での生活が想像できると家具・インテリアの配置が決まってきます。そのレイアウトに合わせてインテリアを選びましょう。

3-2.インテリアテイストをまねてみる

どうしてもインテリアの配置が決まらないときは、気になるインテリアのテイスト・モデルを見つけて模倣してみましょう。インテリア雑誌・ショップ・モデルハウスの空間で惹かれたものがあれば、そのモデルを取り入れながらインテリアを配置してみます。部屋にいちどインテリアが置かれると、そこから自分の部屋に合う配置が見つかるでしょう。

3-3.好きなカラーから考える

自分の好きな色を中心にインテリア配置を考える方法。
ベースカラーとなるインテリアを中心に配置をしていきます。このとき、同じ家具や同系色だけにならないようにしましょう。色を使い過ぎるとまとめ切れませんがアクセントとなるカラーを入れるのがポイントです。

3-4.大型家具を中心に考える

大型家具は部屋の印象・生活に大きくかかわってきます。そんな大型家具の配置を決めてから他のインテリア配置を決めるとスムーズに進むのです。部屋の広さに対してインテリアの分量が多くなったり、大きすぎたりならないようにしましょう。

4.インテリアのスタイル8パターン

4-1.モダンスタイル

モダンスタイルは飾り気のない直線的なデザインでまとめられたスタイルです。シンプルながら飽きのこない人気のスタイル。家具もシンプルな色のものを選んでください。
色調はモノトーンをベースにしながら赤×黒など反対同士の色を取り入れていきましょう。
モダンスタイルはほかのスタイルを取り入れやすく合理的で実用的なのが特徴。落ち着いた木目の家具を取り入れたり、和のテイストを取り入れたりすることもできます。基本的にシンプルで飽きのこないスタイルです。

4-2.ナチュラルスタイル

ナチュラルスタイルは、木の質感とベージュやアイボリーを基調とした自然で明るいスタイル。木目を生かした明るい家具を選びましょう。また、観葉植物があると部屋に色が映えます。
自然の多いこのスタイルは心にやすらぎを生む開放的な空間です。木質の家具と優しいカラーでコーディネートしてみましょう。また、個性が欲しいのであれば明るい色のソファーやラグを置くのをおススメします。

4-3.シンプルスタイル

シンプルスタイルは合板・プラスチック・スチールなど現代的な素材を中心に作るスタイルです。アイボリーのような柔らかい色を中心に使っているため温かみのあるインテリアになります。家具を多く置かず、最小限にとどめて飽きのこない空間を作りましょう。
落ち着いた色を基調に緑などのアクセントを付けるのもおススメです。また、木目の美しい木材や石、ガラスといった素材を生かしてインテリアに取り入れることができます。

4-4.クールスタイル

クールスタイルは都会的なイメージでクリエーティブな仕事をしている男性に好まれるスタイルです。石材・ガラス・スチールなどモノトーンを基調にした家具で直線的なデザインで統一します。
同じような色だけで組み合わせるのではなくアクセント色を加えるのがポイントです。メリハリのある印象にすると空間が引き立ちます。

4-5.クラシックスタイル

クラシックスタイルはヨーロッパの伝統的な装飾様式を取り入れた格調高く優雅なスタイル。テーブルや椅子などの家具に猫脚が使われているのが特徴であらゆる家具や小物も猫脚に合わせるのが基本です。
クラシックスタイルはゆったりとした生活感のあるスタイルで正統派のクラシック家具を中心にコーディネートしてみましょう。

4-6.カントリースタイル

カントリースタイルはカジュアルなインテリアで固めるスタイルです。自然素材を使った部屋は素朴で温かみのある手作り感を演出するでしょう。カントリースタイルにはヨーロピアンカントリーとアメリカンカントリーの2種類に分けられます。
ヨーロピアンカントリーはホワイトとソフトなブラウンの家具がカントリー感を醸(かも)し出すスタイル。
アメリカンカントリーはパイン材の家具・植物繊維で編まれた座面を持つ椅子など自給自足の生活が生み出した実用的で質素・素朴な形態となります。

4-7.アジアンスタイル

アジアンスタイルは竹や麻などの自然素材・民芸家具・織物などから作られるリゾート感が特徴となるスタイルです。床のカーペットや天井にも竹・麻などの素材を用いることでさらに雰囲気が出ます。
また、木や皮革といった素材を使ってナチュラル感を抑えるスタイルもアリです。床や家具に上品な紫や青のアクセントを取り入れることでオリエンタルなインテリアを実現してみましょう。

4-8.和風スタイル

昔ながらの日本人が過ごしてきた和室に現代風なテイストを加えたスタイルです。手洗い器なども陶器を使い雰囲気を出すことができます。すだれを入れて和風なモダンを演出することもおススメです。
また、和の中に洋風のインテリアを織り交ぜるスタイルもあります。本格和風とは一味違うスタイルを生み出してみましょう。

5.注意すべきインテリアの買い替えポイント

5-1.好きなものばかりで揃(そろ)えない

自分の好きなインテリアばかりで揃(そろ)えてしまうとまとまりのない部屋になってしまいます。また、家具などはサイズを測らずに買ってしまうと部屋の中に圧迫感を与えることに。
部屋のスタイルを決めてからインテリアは購入しましょう。また、大型の家具・インテリアは必ずサイズを測ってから購入します。小物ならいいですが大型となると買い替えも難しいです。

5-2.わからないときは完成モデルを参考にする

自分の部屋にどういったものを置けばいいのかわからないときは雑誌やモデルハウスを参考にしてみましょう。まねてみることで自分の実現したいスタイルがどういったものかわかってきます。
ちぐはぐなままインテリアを購入してしまうと、結局使わないものがたくさん出てくることに。わからない場合は自分が目指したいモデルを見つけてからインテリアを購入しましょう。

6.まとめ

いかがでしたか?
この記事ではインテリアの選び方を中心に情報をお伝えしました。さいごに大事なポイントを押さえておきましょう。

  • インテリアを選ぶときはスタイルを考える。
  • 各インテリアを買うときはそれぞれのポイントを押さえる。
  • 自分に合うインテリアのスタイルを見つける。
  • スタイルを考えてないと無駄なインテリアを買うことになる。

自分の理想の部屋を手に入れるのは簡単ではありません。しかし、ひとつひとつを確実にクリアしていくのが理想の部屋への近道。まずはしっかりと部屋のスタイルを決めましょう。