中古住宅?それとも新築?それぞれのメリット・デメリットを比較!

住宅の購入は人生において最大のお買いものです。
今まで苦労して貯蓄してきたお金を使う人が多いでしょう。
高額だからこそ失敗はしたくありません。
満足いく住宅を購入するためにも、中古住宅と新築のメリット・デメリットを把握しておきましょう。
最初の選択として、「中古住宅」かそれとも「新築」か迷ってしまいます。
どちらが家族にとって良いのか適切な判断をするため、比較をしてください。比較が大切なポイントになりますよ。

1.中古住宅のメリット・デメリット

他人が使用した家を再び使う「中古住宅」のメリット・デメリットについて説明します。
中古住宅か、それとも新築かで悩んでいる人は、ぜひチェックしてくださいね。

1‐1.安い値段で住宅が手に入る

中古住宅の大きなメリットは「安い値段で住宅が手に入ること」です。
中古住宅はすでに使った人がいるので値段を低く設定しています。
実際、新築でも注文住宅になるとおよそ4,000万円かかってしまうでしょう。
新築でも値段が低い分譲住宅はおよそ3,000万円以上必要になります。
しかし、中古住宅の値段はおよそ2,000万円前後です。
そのため、新築よりもおよそ1,000万~2,000万円も差があると言えます。
「住宅を買うお金が心配…」「予算が新築には足りない」と思っている人は、安い値段で手に入る中古住宅がおすすめですよ。
中古住宅の中にも新築に近い状態の住宅はあります。
家族の理想にぴったりな中古住宅を見つけてくださいね。

1‐2.新築よりも時間短縮で面倒なこともなし

中古住宅は新築とはまったく流れが異なります。
実際住人が住むまで時間短縮になるのです。
新築の場合、建築業者との打ち合わせから設計、施工などさまざまな段階を踏んでいかなければなりません。
時間は長くかかってしまうのと同時に、自分たちでやらなければならないことがたくさんあります。
今すぐに引っ越したい、面倒なことはしたくないと考えている人は中古住宅の方がおすすめです。
中古にこだわりを持っていなければ打ち合わせをする必要のない中古住宅がスムーズでしょう。
ただし、業者との打ち合わせにも楽しさを見いだす人もいます。
自分が楽しみながら打ち合わせできるかどうか、今の状況を考慮したうえで検討していきましょう。

1‐3.中古住宅における2つのデメリット

中古住宅にもメリット・デメリットがあります。
主なデメリットは「間取りや設計に自由がない」「新品ではない」の2つです。
中古住宅はやはり「中古」になります。
住んでいる人がいたため、傷んでいるところがあるでしょう。
築年数が多ければ多いほど傷んでいるところがたくさんあります。
また、以前住んでいた人がしっかりメンテナンスをしていたのであれば安心でしょう。けれども、メンテナンスをしていない状態であれば、床下や屋根裏、外壁などさまざまな部分での不具合が起きます。
中古住宅を購入する前に気をつけておかなければなりません。
そして、あらかじめ間取りや設計も決まっているため自由に決めることができないのです。
間取りを変えたいのであればリフォームもできるでしょう。

2.新築のメリット・デメリット

2‐1.すべてが新しく、気持ちが良い

新築のメリットはたくさんありますが、主に多くの人が言っているのは「すべてが新しいこと」です。
何もかも新しく、初めて使うことになるのは私たち自身になります。
誰も使ったこともなく生活していたわけではありません。
中古住宅よりも新築を選んだ人の多くが「水まわりの衛生面」を気にしていました。
誰が住んでいたのかもわからない中古は、清潔な状態にしたとしても衛生面が気になってしまいますよね。
しかし、新品状態の新築であれば安心して生活できるでしょう。
何も気にする必要はありません。
築年数が経過している中古住宅ほど汚れているでしょう。
新しい生活をスタートしたい人はすべてが新しく気持ち良く住める「新築」がおすすめです。

2‐2.値段が高くなる

新築のデメリットは、やはり「値段が高くなること」です。
「本当は新築にしたいけれど値段が…」と妥協する人も少なくありません。
最初に説明したとおり、新築はおよそ3,000万~4,000万円はかかってしまいます。
間取りや設計から自由に自分たちで決めるとなると、4,000万円は用意しておいた方が安心です。
設計するにあたり、あれこれと追加料金がかかってしまうでしょう。
新築でもできるだけ費用を抑えたい人は、注文住宅よりも分譲住宅がおすすめです。
分譲住宅は新築ですが、あらかじめ間取りや設計が決まっています。
設計費用がかからず、打ち合わせもする必要がありません。
注文住宅よりも安いのでおすすめですよ。

3.住宅を購入する際の注意点

3‐1.中古住宅を購入する前に入念なチェックを

業者との打ち合わせもなく費用も抑えることができる「中古住宅」は購入する前に気をつけておきたいことがあります。
中古住宅で気をつけておきたいのは「築年数」です。
築年数が多いほど中古住宅にはさまざまな傷がついていることになります。
値段は安いですが、購入する前に以下の点をチェックしてくださいね。

  • 床下や外壁
  • 屋根裏の状態
  • 第3者による住宅検査

以上の3点が中古住宅のチェック項目です。
自分でできる範囲では床下や屋根裏、外壁のチェックをしてください。
自分の目で見て不安に思うところがあればすぐに業者と確認し合うことが大切です。
確認場所できちんと説明を受けなければ後で忘れてしまいます。忘れてしまいそうな人はメモしておくと良いでしょう。
そして、最も大切なポイントが「第3者による住宅検査」です。
住宅を販売している業者だけでなく、住宅検査をしている専門家に依頼してください。第3者の目線によって購入するかどうか決めることができます。

3‐2.周辺地域の環境・コミュニティーを考える

中古か、または新築どちらにするか迷っているとき、つい物件のことばかり考えてしまいますよね。
もちろん物件も大切ですが、周辺地域の環境やコミュニティーも大切なポイントになるのです。
子供がいる場合、学校との距離や治安についても考えなければなりません。
老後のことも考え、スーパーや郵便局などの距離も必要不可欠です。
そのため、周辺地域の環境やコミュニティーはしっかり確認してください。
中古住宅は移動できないので要注意ですよ。

まとめ

中古住宅や新築のメリット・デメリット、住宅を購入する際の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれの特徴をきちんと把握しておかなければ、失敗してしまいます。
失敗しないためにも基礎知識を身につけておきましょう。
メリット・デメリットはもちろん、家族と話し合うことも大切です。
話し合いで優先順位を決めておいてくださいね。

  • 安い値段で住宅が手に入る「中古住宅」
  • 新築よりも時間短縮で面倒なこともなし
  • 中古住宅のデメリットは「間取りや設計に自由がない」「新品ではない」こと
  • すべてが新しく、気持ちが良い「新築」
  • 値段が高くなるデメリット
  • 中古住宅を購入する前にチェックしておきたい3点
  • 周辺地域の環境やコミュニティーを確認する

以上のポイントは要チェックです。
チェックポイントをしっかり踏まえつつ、自分たちの理想的な物件を見つけて選んでくださいね。
新築の場合は業者との入念な打ち合わせが大切ですよ。