ウッドチップを使うメリットは? 主な種類・選び方の注意点を解説!

「ガーデニングにウッドチップを使いたいけど、具体的にどんなメリットがあるのだろう」「ウッドチップの種類や選び方のコツを知りたい」とお考えではありませんか? ウッドチップとは、ガーデニングなどに使われる、小さな木片のことです。ウッドチップを使うと温かみのある仕上がりになるこなどのメリットから、ガーデニングが趣味の人などに人気があります。しかし、実際に使ってみたくても、どんなメリットがあるのか、どんなポイントで選ぶといいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、ウッドチップのメリットについて詳しく解説します。

  1. ウッドチップとはどんなもの?
  2. ウッドチップの主な種類
  3. ウッドチップを使うメリットは?
  4. ウッドチップを使うデメリットは?
  5. ウッドチップを使うときの注意点
  6. ウッドチップのメリットに関するよくある質問

この記事を読むことで、ウッドチップのメリットや選び方がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.ウッドチップとはどんなもの?

最初に、ウッドチップとはどんなものか見ていきましょう。

1-1.庭や花壇などにまく資材の一つ

ウッドチップとは、ガーデニング用などの目的で、庭や花壇などにまく資材の一つです。ウッドチップの名前のとおり、木材を細かく裁断して作られます。砂利やコンクリートだけの庭と比べると、温かみのある印象が強いことから、ナチュラルな庭を好む人から特に人気です。最近では、多くの種類が販売されており、好みや目的によって選びやすくなっています。

1-2.環境にやさしい資材として注目されている

ウッドチップは、環境にやさしい資材として注目されています。建築資材の余りなど、廃材を利用して作ることもでき、貴重な資源を無駄にしないで済むからです。また、ウッドチップは木材が原料なので、時間の経過とともに徐々に風化し、土壌に吸収されて養分になる点でも注目されています。

2.ウッドチップの主な種類

ウッドチップの主な種類を詳しくご紹介します。

2-1.ウッドチップ

一般的なウッドチップは、さまざまな木材を材料に使用しています。主な木材の種類は、以下のとおりです。

  • ヒノキ
  • そのほかの広葉樹

ウッドチップは、木材全体を細かく砕いて作られ、材料となる木材の種類によって色や香りの違いを楽しむことができます。

2-2.バークチップ

バークチップとはウッドチップの一種で、赤松や黒松などの樹皮を使ったものです。木材を材料とした通常のウッドチップと比較すると、粒のサイズが大きく丸みを帯びています。ダークカラーのウッドチップを使用したい場合には、バークチップがおすすめです。また、粒のサイズが大きいので、よりワイルドな雰囲気を演出することもできます。

3.ウッドチップを使うメリットは?

ウッドチップを使う主なメリットを詳しく見ていきましょう。

3-1.地面の乾燥を防ぐことができる

ウッドチップを使うと、地面の水分が蒸発しづらくなり、乾燥を防ぐことが可能です。空気が乾いている時期や日差しが強い時期は、ウッドチップの効果で地面に長く水分が残ることにより、植物に適度な水分を供給しやすくなります。特に乾燥に弱い植物を栽培するときに、使うのもいいでしょう。

3-2.泥はねを防止できる

ウッドチップを使うと、泥はねを防止できます。たとえば、家庭菜園に使うことで、水やりや雨による泥はねのリスクがグンと減るので、土壌由来の病気を防ぐことが可能です。農薬を使わずに家庭菜園を楽しみたい場合などにもおすすめします。また、外壁の近くにウッドチップを使えば、大雨などの際に泥はねしにくくなり、汚れが外壁に付きにくくなるのでおすすめです。

3-3.雑草が生えにくくなる

雑草が生えにくくなることも、ウッドチップを使用するメリットの一つです。ウッドチップを敷くことで、地面に太陽光が届きにくくなり、雑草の成長を抑えることができます。ただし、雑草が生えている上から使用しても意味がないので、必ずキレイに雑草を抜いた状態にして、ウッドチップを使い始めることが大切です。

3-4.見た目に温かみがあってオシャレ

ウッドチップは、見た目に温かみがあり、オシャレな外観になるのでおすすめです。たとえば、ガーデニングに使えば、ナチュラルな雰囲気を演出できます。また、ウッドチップを敷くことで地面が明るい色合いになり、華やかな印象にすることも可能です。地面がむき出しになったままより、確実にオシャレな見た目になります。

4.ウッドチップを使うデメリットは?

ウッドチップを使うとどんなデメリットがあるか詳しく解説します。

4-1.定期的に追加や入れ替えが必要

ウッドチップは、徐々に崩れて風化していきます。そのため、定期的に追加や入れ替えが必要になるのがデメリットです。広い面積に使った場合、追加や入れ替えに多くの費用がかかることでしょう。砂利などと比べて、こまめなメンテナンスが必要になるのも事実です。

4-2.シロアリなどが発生することがある

ウッドチップを使用することで、シロアリなどの害虫が発生することがあります。シロアリなどの害虫にとって、ウッドチップは格好の住居になるからです。シロアリが発生すると、ウッドチップを食べつくされることがあるほか、住宅に飛来して大きな被害につながることがあるので、十分に注意してください。

4-3.湿気がこもってカビが発生することがある

ウッドチップを使用すると、湿気がこもってカビが発生することがあります、地面が乾きにくいのがウッドチップの長所でもあり、短所でもあるのです。たとえば、日陰などでウッドチップを使うと、湿気がこもってカビの温床になることがあります。そのため、普段から湿気が多い場所での使用はおすすめしません。

5.ウッドチップを使うときの注意点

ウッドチップを使うときの主な注意点を詳しく見ていきましょう。

5-1.信頼できる業者から購入する

ウッドチップは、信頼できる業者から購入しましょう。価格の安さだけで適当な業者から購入すると、品質が悪い、害虫が混入しているなど、何かとトラブルの原因になります。具体的には、以下のポイントを満たす業者がおすすめです。

  • ウッドチップの販売実績や品ぞろえが豊富
  • 商品管理が行き届いている
  • 良心的な価格設定
  • 顧客からの評判がいい
  • スタッフの対応が親切

5-2.使う前に異常がないかチェックする

ウッドチップを使う前に、害虫や異物が混入していないか、カビなどの異常がないかチェックしましょう。信頼できる業者から新品で購入した場合は、まず大丈夫です。しかし、使いかけの状態で保管していると、湿気が入り込んでカビが生えることがあるので、目視で異常がないことを確認してから使用しましょう。

5-3.ドッグラン用は専用のものがおすすめ

ドッグラン用にウッドチップを使用するときは、ドッグラン用のウッドチップを選ぶようにしましょう。ドッグラン用のウッドチップは、ソフトな素材を使用しているので、愛犬の脚に負担がかかりにくい仕上がりになっています。なお、初めて使用したときは愛犬の脚をチェックし、肉球などにウッドチップがくい込んでいないか確認しましょう。合わないウッドチップを使用すると、愛犬がつまずいたりねんざしたりなど、脚を痛める原因になるので気を付けてください。

6.ウッドチップのメリットに関するよくある質問

最後に、ウッドチップのメリットに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.雨が降った後ははウッドチップを乾かしたほうがいい?
A.特に乾かす必要はありません。ただし、ウッドチップを使用した場所に大きな水たまりができて、完全に水没してしまった場合は、取り出して乾燥させたほうがいいこともあります。

Q.自分でウッドチップを作ることはできる?
A.可能です。ガーデンシュレッダーで木材を粉砕することで、簡単に作ることができます。なお、ノコギリやナタを使って手動で切って作ることも可能です。ただし、手動で作るのは手間と時間がかかるので時間に余裕があるときに行うといいでしょう。

Q.複数のウッドチップを混ぜて使っても問題ない?
A.問題ありません。種類や大きさ・色の違うウッドチップを混ぜて使うと、さまざまな表情を演出することができます。好みに合わせていろいろと試してみてください。

Q.ウッドチップを追加・交換する目安は?
A.以下を目安にしてください。

  • 前回追加・交換してから3か月が経過した
  • 色あせや傷みなどの劣化が激しい
  • 明らかに量が減った

Q.ウッドチップを100円ショップで購入してもいい?
A.ものによります。100円ショップで売られているものでも、一定基準を満たしていれば、特に問題なく使用できるでしょう。ただし、1袋の量が少ないため複数購入する必要があり、結果的に専門業者から買うのとほぼ同じ金額になることもあるので、注意してください。

まとめ

今回は、ウッドチップのメリットについて詳しく解説しました。ウッドチップは、オシャレでエコな素材として注目されています。ウッドチップを使用することで、地面の乾燥を抑える、雑草を生えにくくするなど、さまざまなメリットが期待できるでしょう。ドッグランに使用すれば、愛犬の脚に負担がかかりにくくなり、ケガを防ぐことも可能です。ただし、使い方によってはカビが生えたりシロアリが発生したりすることもあるので注意しましょう。なお、ウッドチップのメリットを最大限に生かすためには、信頼できる業者から高品質なものを購入することも大切です。