外壁塗装が膨れる原因は何？ 対処方法と共に詳しく解説！
「外壁塗装が膨れてきた。どうやって対処しよう」と悩んでいる人はいないでしょうか？ 外壁塗装の部分的な膨れは、決して珍しい現象ではありません。しかし、外壁塗装の膨れをそのままにしておくと、外壁自体の劣化につながることもあります。ですから、できる限り早い対処が必要です。「自分で対処できるのか、業者に塗り直しなどをしてもらう必要があるか知りたい」という人も多いでしょう。
今回は、外壁塗装が膨れる原因や対処方法を紹介します。
この記事を読めば、外壁塗装を依頼する業者の選び方などもよく分かるでしょう。外壁塗装の膨れが気になる人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
1．外壁塗装の膨れが起きる原因
はじめに、外壁塗装の膨れが起きる原因を解説します。どのような原因で膨れが発生しやすいのでしょうか？
1-1．外部から水が浸入した
外部から水が塗料の下に侵入すると、その水が気化する際に塗料を押し上げて膨らみを作ります。水分はひび割れ（クラック）などから侵入することが多いでしょう。
1-2．乾燥しきっていないうちに塗装を重ねた
外壁塗装は、3回は重ね塗りを行います。その際、完全に塗料が乾燥した後に重ね塗りをしなければなりません。しかし、何らかの原因で感想が十分でないうちに重ね塗りをしてしまうと、水分が蒸発する際に気化して水ぶくれができることがあります。
1-3．外壁と塗料の相性
外壁塗装に使われる塗料には、いろいろな種類があります。外壁と塗料の相性が悪いと、塗料がうまく密着せずに短期間で浮かび上がってしまうこともあるでしょう。その結果、膨れができることもあります。
2．外壁塗装の膨れは劣化か施工ミスか？
外壁塗装を行って数か月～1年以内に膨れが多数出たり、大きな膨れができたりした場合は、施工ミスが疑われます。一度施工業者に連絡してみましょう。塗り直ししてくれる可能性があります。しかし、外壁塗装は外気温や湿度によって仕上がりが左右されることも多く、どんな業者に依頼しても膨れができてしまう可能性はあるでしょう。ですから、外壁塗装をした後に膨れが生じたとしても、全てが施工ミスと断定することはできません。一方、外壁塗装をしてから10年以上たってから膨れが生じた場合は、塗装が劣化した可能性があります。この場合は、外壁塗装の塗り直しが必要です。外壁塗装の膨れを放置しておくと、外壁そのものが傷む可能性があるため、放置しておいてはいけません。
3．外壁塗装が膨れた場合の対処方法
この項では、外壁塗装が膨れた場合の対処方法を紹介します。
3-1．外壁塗装後に短期間で膨れが生じた場合
外壁塗装後、1か月～1年以内に膨れが生じた場合は塗装してくれた業者に連絡しましょう。アフターフォローの一環で塗り直しをしてくれる可能性があります。また、あまりに広範囲にわたって多数の膨れが生じている場合は、施工ミスの可能性もあるので、交渉して全面的な塗り直しをしてもらうことも視野にいれましょう。
3-2．経年劣化で膨らみが生じた場合
外壁塗装をしてから10年以上がたってから膨らみが生じた場合は、経年劣化の可能性があります。外壁塗装は10年～15年に一度は塗り替えが必要です。ですから、できるだけ早く塗り替えを行いましょう。そうしないと、雨漏りやカビなど別の問題が出てくる可能性もあります。
3-3．業者は実績で選ぶ
外壁塗装を行っている業者はたくさんあります。値段の安さをウリにしている業者も多いでしょう。しかし、相場と比べてあまりにも安い値段で工事を請け負う業者は、必要な過程を省くことで値段をムリヤリ下げている可能性もあります。また、塗料によっては扱いが難しいものもあり、その塗料を使った外壁塗装の実績が多い業者に依頼しないと、施工が失敗する可能性が高いケースもあるでしょう。ですから、業者を選ぶ場合は値段だけでなく、実績や口コミの評判なども参考にしましょう。複数の業者が候補にあがっている場合は、見積もりを作製してもらって比べてみてください。見積もりが分かりやすく、施主の質問にも丁寧に回答してくれる業者がおすすめです。
4．外壁塗装の膨れに関するよくある質問
この項では、外壁塗装の膨れに関するよくある質問を紹介します。
Q．外壁塗装による膨れは外壁塗装が劣化すると必ず起こるものですか？
A．必ず起こるとは限りません。しかし、外壁塗装の劣化のサインとしては、よくあることです。
Q．外壁塗装の膨れが起こりやすい塗料はありますか？
A．サイディングの外壁に弾性塗料を用いると、外壁塗装の膨れが起こりやすくなるので、どうしても使いたい場合は業者とよく相談して使いましょう。
Q．外壁塗装の膨らみをDIYで直すことはできますか？
A．外壁塗装をしてからすぐに、1箇所だけ小さい膨らみができていたという場合は、ホームセンターで似たような色の塗料を買ってきて応急処置はすることは可能です。しかし、それ以外は個人で対処するのは難しいでしょう。
Q．外壁塗装の膨れが起こりやすい季節はありますか？
A．梅雨時や秋の長雨の時期など、湿度が高くなりやすい時期に塗装をすると塗料の乾きが遅くなり、膨れが起こりやすくなるでしょう。
Q．外壁塗装は自分で塗り直すのは難しいですか？
A．はい。とても難しいので業者に依頼しましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装に生じる膨れの原因や対処方法を紹介しました。外壁塗装を行ってからすぐに膨れが多数生じた場合は、施工ミスの可能性が捨てきれません。できるだけ早く業者に再度相談し、塗り直してもらえるか交渉しましょう。一方、外壁塗装を行ってから10年近くがたって生じた場合は、経年劣化の可能性があります。外壁塗装は定期的に塗り直しが必要なので、塗り替えのサインだと思いましょう。膨れは放置しておくとそこが破けて外壁塗装の落剝につながります。そうなると、外壁自体が劣化しやすくなるので、放置しておいてはいけません。できるだけ早く塗り直しなどの対処をすることが重要です。
