洗面台の交換する方法を解説! 交換時期の目安や注意点は?

「洗面台の交換を考えているが、洗面台の種類がたくさんあって選択に迷っている」という人はいませんか? 洗面台の寿命は15~20年といわれています。また、洗面台だけでなく、クロスの張り替えや床の補修が必要なケースもあるでしょう。それによって工事期間や費用も変わってきます。

そこで今回は、洗面台の交換について解説しましょう。

  1. 洗面台の寿命は15~20年
  2. 洗面台の種類や交換する際の注意点
  3. 洗面台交換までの流れ
  4. 洗面台の交換に関するよくある質問

この記事を読めば、洗面台の交換目安や種類、工事を依頼する際の注意点などがよくわかります。洗面台の交換を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.洗面台の寿命は15~20年

洗面台の寿命は15~20年といわれています。ただし、これはあくまでも目安であり、使い方によってはもっと前に寿命がくることもあるでしょう。洗面台が以下のような状態になったら交換がおすすめです。

  • 水栓部分にひび割れなどが生じた
  • シャワータイプの水栓で、ホース部分に不具合が出た
  • 陶器の洗面ボウル部分にひび割れができた
  • ちょうつがいや引き出しなど各種部品に不具合が出た

また、洗面所は水を使う場所ですから、壁のクロスや床も洗面台と同じように傷んでいる場合があります。業者に点検してもらった結果、クロスの張り替えや床の修繕工事が必要なこともあるでしょう。

2.洗面台の種類や交換する際の注意点

洗面台にはいろいろな種類があります。この項では、洗面台の種類や交換する際に注意するポイントを紹介しましょう。

2-1.洗面台のグレードは3種類

洗面台には、以下のような3つのグレードがあります。

  • ローグレード:最低限の機能がついた洗面台。幅が50cm~75cm
  • ミドルグレード:ローグレードより幅が広く、シャワータイプの水栓など多機能。収納も多い。幅が60cm~75cm
  • ハイグレード:多機能で収納も多く、シンクも広い。デザインに高級感がある。幅が75cm~90cm

多機能で高級感あるデザインの洗面台ほど幅も広くなり、値段も上がります。

2-2.洗面台をグレードアップさせたいならば幅に注意する

洗面台は多機能で高級感があるものほど、幅が広くなります。「せっかく交換するのなら、洗面台をグレードアップさせたい」という場合は、幅に注意しましょう。現在使っている洗面台の幅以上のものが入らない洗面所では、アップグレードが難しいこともあります。

2-3.交換費用は10万円台~

洗面台の交換費用は、洗面台の値段に工事費を足したものが基本です。たとえば、10万円の洗面台を購入した場合、設置工事費に6万円がかかれば、合計で16万円の交換費用になります。ホームセンターなどでは、工事費込みの値段で洗面台が販売されていることもあるので、購入する場合は値段の内訳をよく確認しましょう。また、古い洗面台を回収してほしい場合や、壁のクロスを張り替えたり床を修理したりしたい場合は、別途費用がかかります。

2-4.DIYは無理をしない

インターネットを検索すると、自分で洗面台を交換する方法がいくつも見つかります。動画も公開されているので、「自分でやってみよう」と思う人もいるかもしれません。しかし、DIYで交換する場合、重い洗面台を自分で動かす必要があります。さらに、古い洗面台と新しい洗面台の幅が違う場合、給水栓の位置などが合わないこともあるでしょう。「自分でやれば安い」と思いがちですが、トラブルが起こった場合は対処できないこともあるので、無理をせず業者に依頼してください。

3.洗面台交換までの流れ

では、洗面台の交換までどのような流れで行われるのでしょうか? この項ではその一例を紹介します。

3-1.洗面台の購入と業者に設置を依頼する

洗面台はホームセンターやリフォーム店、インターネットショップなどいろいろな場所で販売されています。工事がセットになっているところも多いでしょう。前述したように工事費込みで販売されているものもあるので、よく確認して洗面台を購入してください。

3-2.業者は実績や口コミで依頼する

業者を選ぶときは、工事費の安さだけでなく実績や口コミを確認しましょう。口コミの場合は、長期にわたってよい評価がついている業者を選ぶのがおすすめです。可能ならば、複数の業者から見積もりを作ってもらい、比べてみてください。優良な業者ならば、わかりやすい内訳で正確な見積書を作成してくれます。なお、セールスの電話をしつこくかけてきたり、飛び込みで営業をかけてきて契約を急がせたりする業者には、依頼しないほうがいいでしょう。強引に契約を迫る業者は、料金などを巡ってトラブルになることもあります。

3-3.下見をしてから工事に取りかかる

業者の多くが見積もりを作る前に、洗面所の下見にきます。洗面所全体の様子を確認し、壁のクロスや床の修理などが必要ならば、その旨を説明してくれるでしょう。洗面台の幅を変えても大丈夫かどうかも判断してくれます。その上で見積もり作成、契約、工事開始となるのが一般的です。疑問があれば下見や契約のときに遠慮なく質問しましょう。

3-4.工事自体は1日で終わる

洗面台の交換だけならば、1日で工事が終わります。床や壁も一緒にリフォームする場合は、2~3日かかることもあるでしょう。そのあたりのことも業者によく確認してください。

4.洗面台の交換に関するよくある質問

この項では、洗面台の交換に関する質問を紹介します。

Q.洗面台を購入した後、店舗からすすめられた工事業者を断り、自分で業者を探してもいいですか?
A.はい。それが可能なところと、値引きの関係から指定された業者を使わなければならないケースがあります。確認してから購入しましょう。

Q.洗面台のグレードをダウンすることはできますか?
A.もちろんです。家族の人数が減って機能がシンプルでもかまわない場合は、グレードダウンしましょう。

Q.賃貸物件の場合はどうやって洗面台を交換すればいいですか?
A.不具合が生じたら、大家さんや管理会社に連絡してください。勝手に交換してはいけません。

Q.洗面台と一緒に浴室などのリフォームをしたほうが安くつきますか?
A.まずは見積もりを取りましょう。安くなるからと無理に浴室までにリフォームする必要はありません。

Q.洗面台を交換するだけなら数時間で終わりますか?
A.はい。それが一般的です。

まとめ

今回は洗面台を交換するタイミングや手順などを紹介しました。洗面台は毎日使う場所ですから、不具合が出たら早めに交換しましょう。不具合を放置しておくと、水漏れなどが起きて家全体に傷みがでることもあります。