窓ガラスを掃除する方法を紹介! 掃除で注意する点や役立つアイテム

「窓ガラスを掃除したはずなのに拭き跡がついてしまった」「窓ガラスがきれいにならない」など、窓ガラスの掃除で悩みを抱えている方は多いでしょう。窓ガラスをきれいに掃除するためには、どんな汚れがついているのか把握することが大切です。また、効率よく掃除できるアイテムを活用するのもポイントとなります。

そこで、本記事では、窓ガラスを掃除する方法や役立つアイテムなどを解説しましょう。

  1. 窓ガラスにつく汚れにはどんなものがあるのか?
  2. 窓ガラスを掃除するのに役立つアイテム
  3. 窓ガラスを掃除する方法
  4. 窓ガラスの掃除で注意すべきポイント
  5. 窓ガラスの掃除に関してよくある質問

この記事を読むことで、窓ガラスを掃除するポイントや注意点などが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.窓ガラスにつく汚れにはどんなものがあるのか?

最初に、窓ガラスにつく汚れにはどのようなものがあるのか、チェックしておきましょう。

1-1.室内側の汚れはホコリ・手垢(てあか)など

窓ガラスにつく汚れは室内側と外側で大きく異なります。室内側の汚れとしては、ホコリ・手垢・油汚れ・カビなどが主になるでしょう。室内には、部屋に置いているカーペットや家具などからホコリが発生しますし、キッチンからの油汚れが空気の流れにのって窓ガラスに付着します。さまざまな種類の汚れが付着しやすいところだからこそ、放置すれば頑固な汚れになってしまうでしょう。ただ、ホコリ自体は乾いた状態になるため、汚れの中でも簡単に取り除くことができるできます。

1-2.雨に混じった土砂・花粉・黄砂など

窓ガラスの外側には、雨に混じった土砂・花粉・黄砂などの汚れが付着しやすい傾向があります。また、場所によっても付着する汚れの種類が大きく異なるでしょう。たとえば、1階の窓ガラスが庭に面している場合は、土や砂汚れがつきやすくなります。交通量が多い道路に面している窓ガラスには、排気ガスによる黒い汚れがついているでしょう。外側の窓ガラスは雨でぬれた状態が長く続いてしまうため、カビが生えやすくなります。さらに、網戸が汚れていると雨風で窓ガラスに汚れが移りやすくなるので注意しなければなりません。

2.窓ガラスを掃除するのに役立つアイテム

ここでは、窓ガラスを掃除するのに役立つアイテムを紹介します。

2-1.準備しておきたい「スクイジー」

窓ガラスの掃除で役立つアイテムといえば、スクイジーです。スクイジーは窓ガラス清掃用の道具で車のワイパーのような形をしています。スクイジーを使って窓ガラスを掃除すると、短時間できれいにすることができるでしょう。ぬれタオルで窓ガラスを拭きあげることもできますが、タオルを使うと拭き跡が浮き上がったり、タオルの細かいホコリがついて逆に汚れたりしてしまいます。けれども、スクイジーであれば拭き跡やホコリがつく心配はありません。ただし、表面がデコボコしたガラス・スリガラスの掃除には不向きです。

2-2.仕上げに役立つ「マイクロファイバークロス」

普通のタオルを使って窓ガラスを掃除する方法もありますが、仕上げとして普通のタオルではなくマイクロファイバークロスを使うのがおすすめです。マイクロファイバークロスは、普通のタオルよりも細かい繊維で作られているため、拭きムラが残らず、上下左右に残った水滴をきれいに拭きあげることができます。仕上がりがとてもきれいになるので、ぜひ活用してください。マイクロファイバークロスは、100円均一ショップでも簡単に手に入れることができますよ。

2-3.二度拭き不要な「アルカリ電解水」

窓ガラスの掃除に使う洗剤としては、アルカリ電解水が役立ちます。アルカリ電解水は水に水酸化ナトリウム・炭酸カリウムなどを加えたアルカリ性の溶液です。アルカリ電解水は消臭効果があり、殺菌作用に優れています。水でできているからこそ、二度拭きが不要になり、効率よく掃除できるアイテムといえるでしょう。消臭・抗菌作用のほか、油分分解作用もあるので窓ガラスの掃除にぴったりです。

3.窓ガラスを掃除する方法

ここでは、窓ガラスを掃除する方法について解説します。

3-1.窓ガラス掃除の基本

窓ガラス掃除の基本として、水拭き用のタオルを使う方法があります。水拭きといっても拭き方によって仕上がりが大きく異なるため、しっかりとポイントを押さえておきましょう。主な手順としては、下記を参考にしてください。

  1. 水拭き用のタオルを水でぬらし、固くしぼる
  2. 手に収まりやすいサイズまできれいにたたむ
  3. 窓ガラスの上の角から、コの字型に拭いていく
  4. 側面に当たったら、拭いた部分が3分の1になるようにして真下にずらす
  5. 横方向に吹いていき、側面に当たったらまた下にずらし、コの字型を描くように拭く
  6. 最後に乾いたタオルを使って円を描くように拭き、残った水滴を拭き取る

ここでのポイントは、窓ガラスのから拭きを素早く行うことです。水滴が乾いてしまうと拭き跡が残りやすくなってしまうため、手早く円を描きながら水分を完全に拭き取ってください。

3-2.アルカリ電解水を使う掃除方法

次に、アルカリ電解水を使う掃除方法を紹介します。基本的に、水拭きタオルを準備するところまでは先ほどの流れと同じです。水拭きのタオルを用意してからの流れは以下を参考にしてください。

  1. アルカリ電解水を水拭きタオルに5回ほど噴霧する
  2. タオルの一面全体に染み込むようにスプレーした後、コの字型に拭いていく
  3. 上の角にスクイジーを当てて、下にスーッと降ろしながら水を切る
  4. 1列分の水を切った後、スクイジーの左端についた水滴をタオルで拭き取る
  5. 窓ガラス全体の水を切った後は上下左右に残った水滴をマイクロファイバークロスで拭き取る

ここでのポイントは、スクイジーで水を切った後、左右に残った水滴をタオルでしっかりと拭き取ることです。きちんと拭き取らずに2列目に進んでしまうと、すでに水を切った1列目にスクイジーから水が垂れてしまいます。二度手間にならないように、しっかりと水滴を拭き取ってください。

3-3.窓サッシを掃除する方法も要チェック!

窓ガラスの掃除は、ガラスだけではありません。窓のサッシも入念に掃除しておかなければ汚れがたまってしまいます。窓サッシのレールは普段見えない部分なので気がつきにくいのですが、たまった汚れやホコリもしっかりと取り除いていきましょう。窓サッシの掃除方法は、以下の手順を参考にしてください。

  1. 窓サッシのレールにたまったホコリを取り除く
  2. レールの隅など細かいところはつまようじなどでかき出す
  3. 水にぬらして固くしぼったぞうきんなどできれいに拭き取る

上記の方法でなかなかきれいにならない場合は、水で流すのも方法の1つです。ホコリの量が少ない場合は、掃除機を使って吸い取ることもできるでしょう。また、スポンジに切り込みを入れてサッシをきれいにする方法もあります。いろいろな方法を試して、自分がやりやすい方法を見つけるといいでしょう。

4.窓ガラスの掃除で注意すべきポイント

ここでは、窓ガラスの掃除で注意すべきポイントを解説します。

4-1.簡単な窓掃除は月に1回行う

窓掃除を行う注意点として、1回だけ完了しないように気をつけましょう。窓ガラスは日に日に汚れがたまりやすい場所です。一度掃除したからといって、ずっと掃除しなくても大丈夫というわけではありません。ぬれタオルなどを使った簡単な窓掃除であれば、月に1回を目安に敵的に掃除するように心がけましょう。隅々にまできれいにする必要はありませんが、目につく汚れを掃除することできれいな状態を維持し続けることができます。頑固な汚れを未然に防ぐこともできるため、こまめな掃除を心がけましょう。

4-2.ブラシ・研磨剤などは使用しない

窓ガラスに傷がつく恐れがあるため、ブラシや研磨剤などは使わないほうがいいでしょう。特に、防犯や紫外線カットなどのフィルムを貼っている窓ガラスは、傷がつく可能性が高めです。傷がつきやすいアイテムなどは使用せず、ゴム製のスキージーまたはやわらかい布を使いましょう。また、フィルムを貼っている場合、表面に汚れがついたまま放置してしまうと耐久性が下がってしまいます。フィルムの耐久性を維持し続けるためにも、定期的に掃除することが大切です。

4-3.洗剤をつける窓は1つずつ

窓ガラスはスピーディーさが重要になるため、一気にすべての窓ガラスを掃除するのはNGです。最初にすべての窓に洗剤をつけてしまうと、タオルなどで拭き取る前に乾いてしまいます。その結果、窓ガラスに洗剤の跡が残ってしまうのです。洗剤の跡が残ってしまうと余計に手間がかかってしまうため、窓ガラスを掃除する際は1つずつ洗剤をつけていきましょう。そして、洗剤が乾く前に素早く拭き取ることが大切です。

4-4.高所の窓掃除は要注意!

2階といった高所の窓掃除は、足元が不安定になるので注意しなければなりません。足元が安定していないと転倒し大ケガにつながる恐れがあります。無理をせずに掃除をするのが基本ですが、自分で高所の窓を掃除する際はフローリングワイパーを活用してください。フローリングワイパーはスクイジーよりも長さがあるため、高所の窓掃除に便利です。フローリングワイパーを活用した掃除方法は、以下の手順を参考にしてください。

  1. タオルやスポンジに洗剤を混ぜた水を含ませる
  2. ワイパーの先に輪ゴムなどでタオルやスポンジを固定する
  3. 窓を拭いた後、乾いたタオルをワイパーに取り付けてから吹きする

フローリングワイパーのほかにも、両面ガラスクリーナーを使う方法があります。両面ガラスクリーナーは、2つのクリーナーが磁石でくっつくようになっているため、窓ガラスを挟み両側を同時に掃除できる便利グッズです。高所の窓でも安全に掃除できるでしょう。

5.窓ガラスの掃除に関してよくある質問

窓ガラスの掃除に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.窓ガラスに適した時期・時間は?
A.窓ガラスの掃除に適した時期は、黄砂の飛来が落ち着く6~7月がおすすめです。晴天の日よりも湿気があるくもりの日や雨上がりの日が最適でしょう。また、時間帯としては朝または夕方がおすすめです。日中の掃除は乾燥しやすいため、ガラスに吹き跡が残りやすくなってしまいます。さらに、太陽の光が反射して汚れが見えにくくなるので日中は避けてください。

Q.窓サッシに黒カビがついていた場合の対処法は?
A.黒カビがついている場合は、消毒用エタノールを活用してください。消毒用エタノールをカビ部分にやさしくスプレーし、そのまま30分ほど放置します。そして、時間が経過したらティッシュペーパーなどを使ってカビの部分をやさしく拭き取りましょう。カビの再発防止として、きれいにした部分にカビ防止剤をスプレーすれば完ぺきです。

Q.網戸を掃除する方法は?
A.フロアワイパーとウェットタイプのシートを使った掃除方法があります。フロアワイパーの柄を短くして持ちやすい長さにしたら、網戸の内側から外側の順で全体を拭きましょう。特に、外側は汚れているため、ウェットタイプのシートを替えながら念入りにきれいにしてください。網戸が老朽化している場合は、新しいものに取り替えるのも選択肢の1つです。

Q.新聞紙を使った掃除方法は?
A.新聞紙を使う場合は、セスキ炭酸ソーダを活用する方法がおすすめです。主な手順としては下記を参考にしてください。

  1. 新聞紙かキッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダ水(セスキ炭酸ソーダ1:水1)をスプレーする
  2. セスキ炭酸ソーダで浸した新聞紙・キッチンペーパーを窓に張り付ける
  3. 10分置きに乾いた分のセスキ炭酸ソーダ水をスプレーする
  4. 30分経過した後、新聞紙またはキッチンペーパーを剝がす
  5. 窓と窓枠のすき間を歯ブラシでこすり、汚れを落とす
  6. 最後にタオルで数回拭きあげて完了

Q.どうしても汚れが取れないときの対処法は?
A.自分で掃除をしても、どうしても汚れが取れない場合はプロの業者に依頼するのも方法の1つです。ハウスクリーニング業者は特殊な洗剤や専用機器を使うため、より効率的に汚れを落とすことができるでしょう。費用はかかりますが、手間と時間をかけたくない方におすすめです。

まとめ

窓ガラスを掃除する方法は、スクイジーやマイクロファイバークロスなど便利グッズを使うのがポイントです。100円均一ショップでもさまざまな掃除グッズが売られているので、いろいろなものを使うといいでしょう。また、窓ガラスは汚れやすく、きれいにしても再びホコリなどがついてしまいます。きれいな状態を維持し続けるためにも、こまめな掃除が大切です。