フローリングの傷を防止する方法は？ キレイに使うコツを詳しく伝授！

1．フローリングに傷が付く原因は？

最初に、フローリングに傷が付く主な原因について見ていきましょう。

1-1．家具などを引きずった

フローリングの傷で代表的なのが、家具を引きずったことによるものです。特に、イスなどを引きずって傷になってしまう例が多く見られます。イスの脚とフローリングの摩擦や、座ったときの重みにより傷が付いてしまうのです。また、部屋の模様替えで家具を引きずって傷を付けてしまう例もあります。また、子どもがフローリングの上でおもちゃで遊んだ際、同様に傷が付いてしまうこともあるでしょう。

1-2．硬いものや重いものを落とした

フローリングに硬いものや重いものを落としてしまうと、傷が付く原因になります。フローリングは木材などのやわらかい材質でできているため、衝撃を受けると傷になるのです。コップや花びんなどのガラス製のものや、皿などの陶磁器、スプーンやフォームなど金属製のものの扱いには十分に注意してください。なお、最近は、スマホを落としてフローリングに傷を付けてしまうケースも増えています。

1-3．子どもがおもちゃを投げたり落書きしたりした

小さな子どもは、おもちゃをフローリングの上で投げてしまいがちです。特に、硬い素材でできたものがフローリングに当たると傷ができることがあります。また、色鉛筆など筆圧が強くかかる筆記用具でフローリングに落書きをすることも、傷ができる原因です。中には、フローリングの上に画用紙を置いて絵を描いていた際、誤ってフローリングにはみ出しまうこともあります。

1-4．ペットが爪で引っかいた

ペットを飼っている家庭では、ペットが走り回ったり爪で引っかいたりすることでフローリングに傷が付いてしまいます。今は、犬や猫などを室内飼いするのが主流です。爪が伸びていれば、当然ながらフローリングに傷が付きます。特に、猫は爪をとぐ習性があるため、特定の場所に多数の傷が付くこともあるでしょう。

2．フローリングの傷を防止するポイントは？

フローリングの傷を防止するポイントを確認しましょう。

2-1．家具を引きずらないようにする

家具を引きずらないように、丁寧に扱いましょう。家具を移動するときは、引きずらずに持ち上げ、静かに置いてください。面倒でも、習慣化してしまうことが大切です。また、家族にも家具を引きずらないことを徹底してもらいましょう。小さな子どもに対しては、実際にお手本を見せてあげると効果的です。

2-2．硬いものや重いものを落とさないようにする

硬いものや重いものをフローリングに落とさないようにしましょう。ものを手にしっかり持って移動することを心がけてください。フローリングに余計なものが置いてあるとつまずいてものを落としやすいので、きちんと処分・整理しておくことも大切です。キッチンやダイニングテーブル・ソファーなどの周辺は、特にものを落としやすい場所なので気を付けてください。

2-3．子どもにフローリングの上で遊ばせない

子どものおもちゃや落書きが原因で傷が付く場合は、フローリングの上で遊ばせないようにしましょう。また、フローリングの上で遊ぶのがダメな理由をきちんと言い聞かせることも必要です。小さな子どもの場合は、クッションマットを敷いて専用の遊び場所を作ってあげるのもおすすめします。

2-4．ペットの爪をこまめにケアする

室内でペットを飼っている、もしくは、室内に入れることがある場合は、爪のケアをこまめにすることが大切です。ペットの爪は、放置するとどんどん伸びてきます。特に猫は、自分で爪をとがらせる習性があるので、専用の爪とぎ場所を用意しておくことも必要です。なお、ペットもストレスを感じると、せわしなく走り回ったりフローリングの上で意味なく踏ん張ったりすることがあるので注意してください。

3．フローリングの傷防止におすすめのグッズ

フローリングの傷防止のおすすめのグッズをご紹介しましょう。

3-1．テーブル・イス用の脚カバー

ダイニングテーブル付近でフローリングの傷が気になる場合、テーブルやイス用の脚カバーを付けるといいでしょう。テーブルを動かしたりイスを出し入れしたりする際の傷を防ぐことができます。布製で靴下のようなタイプなら、汚れても洗濯できて清潔です。テーブルやイスとカラーコーディネートしてもいいでしょう。

3-2．クッションフェルト

家具の下などにクッションフェルトを貼り付けるのもおすすめです。クッションフェルトは、小さな四角型もしくは丸形のフェルトシートで、裏が粘着式になっていて簡単に取り付けることができます。クッションフェルトを貼り付けると、家具がすべるのを防止するので、フローリングに傷が付きにくくなるのがメリットです。

3-3．ラグ・マット

ラグやマットを敷くことで、フローリングに傷が付くのを防ぐことができます。たとえば、ダイニングテーブルやイスの下に敷くのもおすすめです。また、ペットや小さな子どもがいる場合も、ラグやマットを敷くことでフローリングの傷を気にせず、伸び伸びと過ごすことができます。

4．フローリングの傷を防止する方法に関するよくある質問

最後に、フローリングの傷を防止する方法に関する質問に回答します。それぞれ目をとおしてください。

Q．フローリングの傷を完全に防止する方法はある？
A．日常生活で使用する場合、現時点ではありません。なるべく傷が付かないように注意するのが一番の方法です。

Q．フローリングの傷を放置するデメリットは？
A．以下のようなデメリットがあります。

• ホコリや汚れがたまって不衛生
• カビが発生しやすい
• 洋服が引っかかりやすい
• 傷の部分からフローリングのコーティングがはげやすい

Q．フローリングの傷を気にして子どもの遊びを制限したくないのですが？
A．たとえば、子どもが遊ぶエリアを限定して、クッションマットを敷いて遊ばせるといいでしょう。フローリングに傷が付く心配がなく、子どもも伸び伸びと遊ぶことができます。

Q．コーティングを行うとフローリングに傷が付きにくくなる？
A．確かに、フローリングにガラスコーティングを行うと、表面の硬度が高くなるため傷が付きにくくなります。ただし、フローリングの使い方によっては傷が付くこともあるので過信は禁物です。

Q．フローリングの傷をDIYで修復することは可能？
A．ごく浅い傷は修復が可能です。具体的な方法は、以下を参考にしてください。

• 表面だけの浅い傷：修復用クレヨンなどで塗る
• 無垢（むく）材のフローリングでごく浅い傷：目の細かなサンドペーパーでこすって傷を目立たなくする

DIYは簡単に修復できることがメリットですが、よりキレイに仕上げたいときや深い傷が付いてしまったときなどは、専門業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

今回は、フローリングの傷を防止する方法について詳しく解説しました。フローリングの傷を予防して、キレイな状態を維持するためには、日ごろから注意して使用する必要があります。たとえば、家具を引きずらない、家具の脚や底に傷防止用のグッズを使用する、ラグやマットを敷くなどを心がけてください。ペットがいる場合は、爪のケアをきちんと行うことも大切です。ただし、生活している以上、フローリングに細かな傷が付いてしまうことは防ぎようがありません。ごく浅い傷ならDIYでも修復可能なので、挑戦してみるのもおすすめです。ただし、深い傷が付いたときなどは、プロの業者に修復を依頼することを検討しましょう。