自分でできる台風対策を紹介! やっておくとよいことはコレ!

ここ数年、大きな被害をもたらす強い台風が頻繁に発生しています。「台風に備えて対策をしなければ」と考える人も増えてきました。その一方で、「どんな対策をしたら台風の被害を最小限に抑えられるのか分からない」と悩む人もいるでしょう。

そこで今回は、自分でできる台風対策を紹介します。

  1. 台風が通過すると分かったらやっておくこと
  2. 台風がくる前に用意しておくもの
  3. 台風対策の方法
  4. 台風が通過している最中は情報をこまめに収集する
  5. 台風対策に関するよくある質問

この記事を読めば、台風が通過している最中にできることなども分かるでしょう。台風の対策方法を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.台風が通過すると分かったらやっておくこと

台風対策は、台風が接近しているうちにやっておくことが大切です。この項では、自分でできる主な方法を紹介します。

1-1.家のチェック

台風の雨風によって家が被害を受けることがあります。少しでも被害を減らすために、以下のようなことをチェックしましょう

  • 家の周りに飛ばされそうなものはないか:鉢植えや小物類、物干しざおなどがあったら家の中にしまう
  • 排水溝や雨樋の中が詰まっていないか:枯れ葉やゴミ・泥などは取り除く
  • 雨戸はきちんとしまるか:雨戸がない場合は飛散防止フィルムなどを貼る
  • カーポートや庭木・エアコンの室外機など、補強しておくもののチェック:補強は台風接近前に済ます

1-2.マンションの場合は避難経路の確認

マンションの場合、停電するとエレベーターが使えなくなる可能性があります。高層階に住んでいる人ほど、停電は深刻な問題です。万が一に備えて自力でマンションの1階まで下りる方法を確認しておきましょう。非常階段の位置や非常ドアの開け方などを調べておくのがおすすめです。

1-3.避難場所の確認

万が一家にいられずに避難場所に行くような事態になることを考え、避難場所の確認をしておきましょう。小学校や公民館などが避難場所になっていることが多いのですが、そこまでの道順などを確認してください。避難場所は自治体のサイトやハザードマップなどに掲載されていることが多いでしょう。

1-4.家族間で連絡の取り方を確認する

台風が通過しているとき、家族がそれぞれ別の場所にいるかもしれません。いざというときに備えて家族間の連絡方法を確認しておきましょう。通常のメールや電話が使えなくなったときに備えて、災害伝言ダイヤルの利用方法を確認したり、SNSのIDを確認しあったりしておくのもいいですね。また、避難する場所も共有しておいてください。

2.台風がくる前に用意しておくもの

では、台風に備えて何を用意しておけば安心でしょうか? この項では、その一例を紹介します。

2-1.停電したときに使うグッズ

台風で停電することは珍しくありません。停電に備えて以下のグッズを用意しておきましょう。

  • 乾電池
  • 懐中電灯(できれば複数)
  • モバイルバッテリー(必ず充電しておく)
  • 乾電池式ラジオ

なお、ろうそくは火災の危険が高まるので、可能な限り使用しないほうがいいですね。

2-2.水と食糧

台風で電気・水道・ガスといったライフラインが寸断されると、料理もままなりません。また、物流が滞って店にいってもものがないこともあります。ペットボトル入りの水や缶詰・レトルト食品・お菓子などの食料を用意しておくといいですね。2~3日分あれば台風で孤立しても持ちこたえられます。

2-3.避難所へ持って行くもの

避難所に避難する可能性が高い場合は、以下のようなものをひとまとめにしておきましょう。

  • 着替え、スリッパなど
  • 常備薬
  • 目隠し用の布など
  • エアークッション
  • 現金やカード類
  • 保険証
  • 家族の連絡先

また、モバイルバッテリーの予備や暇つぶしの道具などもまとめておくといいですね。

3.台風対策の方法

台風対策には色々なほうほうがあります。この項では、その一例を紹介しますので、ぜひ、実践しましょう。

3-1.家の周りの掃除をして飛びそうなものをしまう

台風が近づいたら家の周りを掃除し、物干しざおや鉢植えなど飛びそうなものをすべて家の中にしまいましょう。掃除は、側溝や雨樋の中、ベランダの排水溝などを中心に行ってください。

3-2.エクステリア、窓の補強

カーポートや庭木、フェンスなど台風で被害を受けそうなものはロープで固定するなど補強しておきましょう。必要ならば業者に相談して補強してもらってください。また、雨戸がない窓は飛散防止フィルムを貼ったり内側から段ボールを貼ったりしておきましょう。

3-3.風呂に水をためておく

断水したときを考えて、お風呂に水をためておきましょう。そうすれば、トイレなども使えるかもしれません。また、鍋などにも水をためておきましょう。

3-4.スマホの充電をしっかりしておく

スマホは大切な情報源です。モバイルバッテリーの予備を含めてしっかりと充電しておきましょう。また、災害情報アプリなどもインストールしておくと便利です。

4.台風が通過している最中は情報をこまめに収集する

台風が通過している最中は、家の中で情報収集に努めましょう。避難勧告が出た場合は早めに避難します。雨風がひどい場合は避難途中が危険です。2階以上の高い場所に移動して雨風が弱まるまで待ちましょう。家の外で何かが壊れるような音がしても、雨風が弱まったら確認してください。

5.台風対策に関するよくある質問

この項では、台風対策に関する質問を紹介します。

Q.台風対策は何日前から始めればいいですか?
A.掃除や備蓄品の準備は2~3日前から行いましょう。特に、水や食料は台風が近づくと手に入りにくいこともあります。

Q.賃貸物件ですが台風の被害に遭ったらどうすればいいですか?
A.まずは管理会社や大家さんに即連絡しましょう。勝手に修理業者などを呼んではいけません。

Q.避難勧告が出たら避難したほうがいいですか?
A.避難勧告4以上が出たら、高齢者や幼児がいる家庭は避難したほうがいいでしょう。できるだけ固まって移動してください。

Q.貴重品は2階にあげておいたほうがいいですか?
A.水害が発生する恐れがある場合は、2階にあげておきましょう。

Q.情報収集はテレビが一番おすすめですか?
A.テレビ以外にラジオやTwitterなどのSNSを利用しましょう。特に、自治体のSNSは随時最新情報が更新されるので便利です。

まとめ

今回は、台風対策を紹介しました。台風はある程度進路や上陸の時間が分かる災害です。「自分のところは被害に遭わない」と思わず、できる対策をしておきましょう。