部屋の模様替えをする際、すっきりと見える家具の配置とは?

季節が変わると模様替えをしたくなる方も多いでしょう。
しかし、「模様替えをしても、すぐに部屋がざつぜんとしてしまう」とお悩みの方も少なくないと思います。
実は、暮らしやすい部屋やすっきりと見える部屋は家具の配置にコツがあるのです。
そこで、今回は部屋をすっきり見せる家具配置のコツをご紹介しましょう。
不要になった家具を処分する方法もご一緒にご紹介します。
模様替えをしてセンスのよい部屋を作りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.家具選びにコツとは?

まず始めに、家具を新しく買い替える人のために家をすっきりと見せる家具の選び方をご紹介しましょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1-1.背の高い家具ほど淡い色のものがおすすめ

家具にはいろいろな色があります。濃い色の家具ほどどっしりと落ち着いて高級な感じがするでしょう。
主流になっている組み立て式の家具も「安っぽく見えない」という理由で、濃い色の方が人気はあるそうです。
しかし、濃い色は圧迫感もあります。
狭い部屋に濃い色の家具ばかりを置くと余計に部屋が狭く感じられるでしょう。
また、背の高い家具も同様です。
濃い色の家具を置きたい場合は1点だけにして、背の高い家具ほど淡い色の家具にするとよいでしょう。
また、壁紙と家具の色を合わせるとすっきりとまとまりがある部屋が作れます。

1-2.ヨーロッパ調の家具は広い部屋でこそ映える

少女漫画に出てくるようなヨーロッパ調の家具が大好き、という方も多いでしょう。
しかし、ヨーロッパ調の家具というのはヨーロッパの貴族が使っていたような家具をモチーフにしてデザインされています。
つまり、大きな家で使うことを前提に作られているのです。
ですから、ワンルームを「ヨーロッパ調の家具で統一したい」と思ってしまうと、部屋が狭くなってしまうでしょう。
ヨーロッパ調の家具は、広い部屋でこそ映えると心に留(とど)めておいてください。
また、どうしても「ヨーロッパ調家具を置きたい」という人は、お気に入りのものを1点だけ置くとよいでしょう。

1-3.背の高い家具はドアの近くに置く

背の低い家具に統一した方が、部屋が広く見えるということはよく知られています。
しかし、収納が少ないワンルームでは背の高い家具を置かなければ、収納が追いつかないという場合もあるでしょう。
そのようなケースでは、ドアの近くに背の高い家具を置いてください。
部屋に入ったときに、ドアの真横に視線を向ける人は少ないです。
部屋の奥までまっすぐ見通せるように家具を配置すれば、部屋は広くすっきりと見えるでしょう。

1-4.季節感は小物で演出しよう

季節ごとに家具を変えたい、と思っている人は多いでしょう。
夏は籐(とう)のテーブルやソファーなどを置けば、見た目も涼しげです。
しかし、季節ごとに家具を入れ換えるには、収納スペースも必要。
「家具を長期間置いておくような収納スペースがない」という場合は、小物で季節感を演出しましょう。
たとえば、麻のベッドカバーやクッションカバーをつけるだけでも涼しさを演出できます。
また、座布団やカーペットをイグサ製のものに替えてもよいでしょう。
これならば、季節が終わった後にたたんでしまっておけます。

2.家具配置のコツとは?

では、部屋をすっきりと見せるにはどうやって家具を配置すればよいのでしょうか?
この項ではそのコツをご紹介します。

2-1.床をできるだけたくさん見せる

床をたくさん見せるほど、部屋は広く見えます。
また、部屋に入ったときにまっすぐ奥まで見通せると、「視線の抜け」効果で部屋が広く見えるでしょう。
ですから、ソファーなど大きな家具を置く場合は、下があいたものを選ぶとよいですね。
また、ドアの対面には背の高い家具を置かないように心がけましょう。

2-2.家具の色は2色程度に調節する

カラフルでポップな家具もありますが、あまり色を多用するとごちゃついた印象を与えます。
いろいろな色を使いながら、統一感のある部屋を作るにはかなりのセンスが必要でしょう。
ですから、家具の色は床や壁紙に合わせて同系の1~2色でそろえておくと部屋がすっきりと見えます。
どうしても赤や青などの原色を利用したポップな色使いを楽しみたいという場合は、クッションカバーなどに使い「挿し色」として楽しみましょう。

2-3.持ち物を厳選する

いくら家具を工夫しても、中に入れるものがざつぜんとしていれば、すっきりとした部屋には見えません。
また、収納家具にぎっちりとものをつめこむと新しいものが入る隙間(すきま)がなく、部屋が散らかる原因にもなります。
ですから、収納家具にはつねに3割程度の空を作っておくように心がけましょう。
また、収納家具にうまくものが収納できなければ、袋や箱に一度収納してから改めて収納家具に入れてください。
収納家具の中に収納されているものの色合いがバラバラの場合は、布をかけたり扉をつけたりするなど工夫しましょう。
これで、かなりすっきりとした部屋になるはずです。

3.不要になった家具の処分方法とは?

では、部屋の模様替えで不要になった家具はどうやって処分すればよいのでしょうか?
この項では、不要になった家具の処分方法をご紹介します。

3-1.粗大ごみに出す際は、自治体のルールをチェックする

不用になった家具を粗大ごみとして捨てる場合は、自治体のルールをチェックしましょう。
自治体によって粗大ごみの規定が異なったり、有料だったりします。
たとえ知らなかったとしても、粗大ごみの回収が有料な自治体で料金を払わずにごみを捨てれば不法投棄になるでしょう。
気をつけてください。
また、節約情報を掲載しているサイトでは、「家具をのこぎりで分解してから捨てれば無料」と書いてあるところもあります。
確かに、ごみ袋に入るくらいに分解すれば燃えるごみとして処分してくれる自治体もあるでしょう。
しかし、大きな家具は分解するのも大変です。
電動のこぎりがなければ難しい家具もあります。
無理をせずに、粗大ごみとして出しましょう。

3-2.不用品回収業者を利用しよう

理由があって今すぐ不要になった家具を処分したいという場合や、家具が大きすぎてごみ捨て場まで持っていけないという場合は、不用品回収業者を利用しましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、有料ですが家まで不用品を回収しにきてくれます。
また、料金は業者によって異なりますが、家具だけならびっくりするほど高額、ということにはなりません。
事前に見積もりを依頼すれば、安心して依頼できるでしょう。
さらに、業者によっては不要な家具を買い取ってくれるところもあります。
「買ったときと同じくらいの金額」というわけにはいきませんが、再び誰かの役に立ってくれるでしょう。
不用品回収業者は、インターネットを検索すればすぐに見つかります。
家の近くにある評判がよい業者に、依頼してみましょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は部屋の模様替えをする際、家具を配置するコツなどをご紹介しました。
まとめると

  • 濃い色の家具は狭い部屋をより狭く見せる。
  • ヨーロッパ調の家具は広い部屋に置いてこそ映える。
  • 季節感は小物でも演出できる・狭い部屋の場合は背の高い家具を扉の近くに配置する。
  • 不要になった家具の処分は不用品回収業者に依頼すると便利。

ということです。これを参考に、すっきりとした部屋作りをしてみてくださいね。