トイレの節水方法を解説。ちょっとしたことでこれだけ節約可能!

光熱費を節約し、家計の負担を軽くしたいと考えている人は多いことでしょう。光熱費の中でも水道代は、使い方によってかなり節約することができます。水の節約というと水道を流しっぱなしにないとか、お風呂の水の再利用などがイメージされますが、トイレも使い方次第で節水することが可能です。逆に言えば、トイレの使い方が悪ければ水道代が余計にかかります。

今回は、トイレの節水方法を紹介しましょう。

  1. トイレに使われる水の量はどのくらい?
  2. トイレを節水する方法
  3. やってはいけない節水方法
  4. トイレの節水に関するよくある質問

この記事を読めば、トイレの節水を心がける際の注意点もよく分かります。トイレの節水方法を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.トイレに使われる水の量はどのくらい?

はじめに、トイレに使われる水の量について解説します。

1-1.トイレを流すたびに使われる水の量は?

トイレを使うたびに流す水の量は、大が1回に5~12L 、小が1回に4~7Lです。1990年代以降、トイレは進歩し続け、使用する水の量も少なくなっています。つまり、1990年代製のトイレを使っている場合と、最新式のトイレを使っている場合では、1度に使う水の量に数Lの差が出ているのです。家族がおおければ、1日何十Lもの水をトイレの洗浄に使います。

1-2.水道利用量に占めるトイレの水の割合

東京都水道局の調査によると、一般家庭で1か月に使う水道利用量で最も大きい割合を占めるのがお風呂で40%、それに次いでトイレの21%となっています。炊事や洗濯よりもトイレは水を使うのですね。つまり、トイレに使う水を節約できれば、水道料金が年間でかなり安くなる可能性もあります。実際、節水型トイレは従来型トイレに比べ、年間の水道料が12,000円程度お得、と宣伝されているケースも多いのです。

1-3.トイレの節水をするメリット

お風呂・炊事・洗濯に必要な水を節約することは、すでに多くの人が実践していると思います。また、あまり水を節約すると日常生活にも支障が出てくるでしょう。その反面、トイレは「使ったら流す」が習慣化しており、深く考えずに流していたという人もいるはずです。そのため、少し意識するだけで目に見えて節水効果が分かる可能性もあります。

2.トイレを節水する方法

この項では、トイレの節水方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.レバーを使い分ける

トイレのレバーを意識して使い分けるだけで、数リットルの節約ができます。今までどんな場合も大の方を流していた人は、意識して使い分けてみてください。小でも十分洗浄能力はあります。

2-2.二度流しはやめる

女性の場合、トイレの水を二回流すという人もいるでしょう。しかし、これは水の無駄遣いです。今は、家庭用のトイレ擬音装置が千円代で購入できます。どうしてもトイレの音が気になる場合は、そのようなグッズを使いましょう。

2-3.トイレの節水グッズを使用する

水洗トイレ節水器ロスカットや、トイレの節水応援隊などの、節水グッズを利用してもトイレの水を節約できます。ただし、構造上使用できないトイレもあるので、使用できるトイレの種類をよく調べてから購入しましょう。また、すでに節水トイレを利用している場合は、節水グッズは使用できません。

2-4.節水トイレに変える

1990年代に製造・設置されたトイレを使用している場合、そろそろ交換を考えているケースもあるでしょう。思い切って節水トイレに変えてみると、水道代の節約になります。1年間に12,000円程度の節約ができれば、節水タイプではないトイレとの差額を考えてもお得です。

3.やってはいけない節水方法

トイレのタンクにペットボトルなどを入れる節水方法が一時期はやりましたが、これはトイレタンクの故障の原因となるので、やめてください。また、風呂の残り湯でトイレを流す方法も紹介されていますが、風呂の湯を便器に直接入れてトイレを流すにはコツがあります。うまくできないと、汚水でトイレの床が汚れる可能性もあるでしょう。それに、トイレの度にお風呂からお湯をくんで流すのは、面倒です。毎日続けられる方法でないと節水にはつながりません。

4.トイレの節水に関するよくある質問

この項では、トイレの節水に関するよくある質問を紹介します。

Q.節水トイレのデメリットはあるでしょうか?
A.一般的なトイレよりも値段が高いのが難点です。また、故障した場合も修理費用が高めになります。

Q.トイレを家族で連続して使い、最後に流すという方法は節水になるでしょうか?
A.確かになりますが、流さないまま時間がたつとトイレが汚れてしまいます。あまりおすすめはできません。

Q.タンクレスのトイレは節水になりますか?
A.はい。一般的なトイレより節水できる製品もありますが、震災のとき、タンクに水が蓄えられていない分、タンクレストイレの方が早く使えなくなったという報告もあるので、よく考えて導入しましょう。

Q.トイレは、どのくらいで交換した方がいいのですか?
A.トイレの交換目安は、10~15年といわれています。当てはまる場合は、交換を検討してみましょう。

Q.節水のために家でトイレを使わないように心がけています。
A.トイレを我慢しすぎると健康によくありません。ほどほどにしましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、トイレの節水方法について解説しました。トイレの使い方にちょっと気を配るだけで、節水は可能です。また、お風呂や炊事・洗濯で節水するよりストレスなく行えることもあります。ですから、さっそく今日から始めてみましょう。トイレの交換を考えている人は、節水トイレも候補に入れてみてください。