
浴槽の交換にかかる費用は? 浴槽選びのポイントや業者の選び方も!
「浴槽が古くなってきたので交換したいが可能なのか知りたい」「交換工事にはどのくらい費用がかかるのか?」とお悩みではありませんか? 浴槽に浸(つ)かることは1日の疲れをいやし、気分をリフレッシュするためにも大切です。快適なバスタイムを過ごすことができる浴槽に交換することを検討しているなら、新しい浴槽選びのポイントや交換にかかる費用についても知っておきましょう。
この記事では、浴槽を交換するメリットや交換可能な浴槽についても詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、新しい浴槽を選ぶ上でチェックすべきことや、工事の費用相場などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.浴槽を交換するメリットは?
まずは、浴槽を交換するメリットについてご紹介しましょう。
1-1.光熱費が安くなる
新しい浴槽は断熱性が高いため、いったんお湯を張ったり沸かしたりすると冷めにくいのが特徴です。そのため、沸かし直しをする頻度が低くなり、光熱費を安く済ますことができるというメリットがあります。
1-2.掃除がしやすくなる
最近の浴槽は汚れが付着しにくく落ちやすいという特徴のものが多いため、掃除が楽という点もメリットです。防カビ加工を施したものやはっ水性にすぐれたものなど、手入れしやすいものが増えてきています。
1-3.安全性が高くなる
浴槽を交換することで安全性が高くなるというメリットもあります。「高齢になり浴槽をまたぐのが大変」「浴槽が滑りやすいのでケガをするのではないかと心配」などの不満点も解消できるでしょう。安全性が高くなることで、より快適なバスタイムを楽しむことができるようになるはずです。
2.浴槽の種類による交換の可否について
浴槽の種類によっては、交換が可能なものとそうでないものがあります。浴槽の種類と交換の可否についてご紹介しましょう。
2-1.浴槽の設置方法は3種類ある
浴槽の設置方法には「据え置き型」と「埋め込み型」「半埋め込み型」の3種類があります。床にそのまま浴槽を設置するのが「据え置き型」、浴室の床面に浴槽を完全に埋め込むのが「埋め込み型」です。「半埋め込み型」は、浴槽の3分の1の高さまで床に埋め込むタイプのことをいいます。
2-2.一部交換が難しい浴槽も
特に、据え置き型の浴槽は比較的簡単に交換が可能です。しかし、壁や床と一体化しているユニットバスの場合、交換が難しいケースもあります。浴槽だけを交換できない可能性があるため、事前に業者へ確認しておきましょう。
3.新しい浴槽を選ぶポイントを紹介
浴槽を交換するにあたって、新しい浴槽を選ぶポイントをまとめました。
3-1.素材で選ぶ
浴槽に使われている素材には、FRPや人工大理石・ホーロー・ステンレス・木製などがあります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。しっかり比較して選ぶとよいでしょう。
- FRP:耐久性や保温性はよいが、石けんカスや水アカが付きやすい
- 人工大理石:耐水性がよく見た目がおしゃれだが、傷が付きやすい
- ホーロー:メンテナンスしやすいが、サビが発生しやすい
- ステンレス:傷が付きにくいが、金属アレルギーの人は使えない
- 木製:ヒノキの香りがよく保温性にもすぐれているが、メンテナンスが大変
3-2.形で選ぶ
浴槽の形にもさまざまなものがあるため、家族が使いやすいものを選ぶことが大切です。たとえば、洗い場をゆったりと使いたい場合はコーナー浴槽やナナメ浴槽を選ぶとよいでしょう。子供やお年寄りも安心して使えるものが希望なら、浴槽の縁が薄くなっていてつかみやすい形になっているアーチ浴槽がおすすめです。また、浴槽の中に段差があるタイプや、浴槽内がワイドに広がっているタイプも人気を集めています。
3-3.色で選ぶ
浴槽の色選びで失敗する例も多いため、しっかり検討しましょう。「落ち着いた雰囲気にしたくて濃い色の浴槽を選んだら、白い汚れが目立つようになってしまった」という例もあります。また、床や壁の色と合わない色を選んでしまい後悔するケースも多いでしょう。
3-4.将来のことを考えて選ぶ
今現在の生活だけでなく、将来のことも考えた上で浴槽選びをすることが大切です。高齢になると浴室での事故も多くなるため、より安全性の高い浴槽にするためには何を選ぶべきなのか考えましょう。
4.浴槽の交換を業者に依頼する方法と費用
浴槽の交換を業者に依頼する方法や費用相場などをまとめました。
4-1.まずは無料見積もりを
業者に依頼する際の手順は、一般的に以下のとおりです。
- 無料見積もりを依頼する
- 現地調査を受ける
- 正式な見積もりを出してもらう
- 工事日時の決定
- 交換工事
- 支払い
4-2.費用相場は12万~49万円前後
浴槽交換工事の費用は、浴槽の設置タイプによって異なります。据え置き型の浴槽を新しいものに交換する場合、周囲のタイルを解体する必要がないため、費用相場は12万~14万円程度で済むでしょう。一方、埋め込み型の浴槽を交換する場合の費用相場は、23万~49万円です。もちろん、選ぶ浴槽の材質によっても費用は変わってくるため、必ず事前に確認しておきましょう。
4-3.数社の無料見積もりを比較することが重要
工事費用には、浴槽本体の代金と施工費が含まれます。特に施工費は業者によって大きく差がある場合が多いため、数社に無料見積もりを依頼し、比較して選ぶのがおすすめです。そうすることで、大まかな相場を把握できるでしょう。
5.浴槽の交換に関するよくある質問
「浴槽を交換したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.浴槽の交換工事にかかる日数はどのくらいでしょうか?
A.浴槽だけ交換するのであれば、1日で完了する場合がほとんどです。床下地の補修工事などが必要な場合は3日以上かかることもあるでしょう。
Q. 浴槽の機能で人気なのはどのようなものですか?
A.浴槽を断熱材で包んで保温効果を持たせた浴槽や、有機ガラス系の人工大理石を使った汚れにくい浴槽などが人気を集めています。
Q.工事中はお風呂に入れないのですか?
A.業者によっては庭に仮設シャワーを設置してくれることもありますが、基本的には使えなくなると思ったほうがよいでしょう。そのため、工期はしっかりと確認しておくべきです。
Q.ユニットバスの場合、浴槽だけ交換することはできないのでしょうか?
A.基本的にはできません。ほかのユニットバスごと新しいものに交換するか、在来工法に切り替えることになるでしょう。
Q.浴槽交換業者を選ぶポイントを教えてください。
A.豊富な実績があるか・無料見積もりを受け付けているか・見積書に不明確な点はないかなどをチェックするとよいでしょう。
まとめ
浴槽を交換するメリットや工事にかかる費用・新しい浴槽を選ぶポイントなどをまとめてご紹介しました。浴槽を新しいものに交換することで、快適なバスタイムを手に入れることができるはずです。ぜひこの記事を参考に、自分の家庭に合った浴槽を選び、スムーズなリフォーム工事をしてください。