注文住宅でこだわるポイントとは? ~満足できる住宅を建てるための知識~

こだわりが大きく反映する「注文住宅」。
完全オーダーメイドで自分の理想となる住宅をそのまま再現できる方法となっています。
注文住宅を建てたいと考えている人は要チェックです。
これから注文住宅でこだわるポイントやデザイン・間取りの紹介、業者に注文住宅を依頼する際の注意点について詳しく説明します。
満足のいく住宅が建てられるように、必要な知識を身につけてください。

1.注文住宅でこだわるポイント

注文住宅を建てる際、人それぞれこだわりがあります。
こだわるポイントは幅広いですが、とくに注目してほしいのはデザイン・間取り・キッチンです。それぞれ詳しくポイントについて説明しましょう。
失敗しないためにもこれらの3つのポイントは押さえてください。

1-1.「デザイン」は理想そのもの

分譲住宅はデザインが決められていますが、注文住宅のデザインは自由です。
自分たちが理想としている住宅のデザインをそのまま再現できることが注文住宅のメリットでもあります。
しかし、一般人がデザインをしても再現が難しいケースがあるため、建築業者と話し合っていかなければなりません。
デザインにこだわりをもってもよいですが、建築業者のアドバイスに耳を傾けながら現実的なデザインを考えていきましょう。
建築上、難しいデザインは高度な技術が必要になりますし、費用も思っている以上にかかるかもしれません。
大まかに「このようなデザインにしたい」と決めておき、各部屋の間取りをチェックしながら細かいデザインに入ることが大切です。
デザインでも絶対に妥協したくないところがあれば、その旨もきちんと業者に伝えてくださいね。

1-2.もっとも大切な「間取り」

どこにどの部屋を置くか「間取り」はとても大切なポイントになるでしょう。
間取りはこだわるポイントのひとつです。
間取りを決める際、土地の状態や日当たり、方角など考慮しなければなりません。
プロの建築士と一緒に土地をチェックし、間取りを決めることを“ゾーニング”と言います。
ゾーニングは間取りを決める1番最初の段階になるので大切です。
土地を確認しながら、リビングやキッチン、浴室、洗面所、トイレ、階段、和室など大まかに部屋の間取りを決めていきます。ある程度決まったら、それを紙面に記し、細かい間取りを決めていくことになるでしょう。
最初は大まかに決めておき、後で細かいところをチェックしていく、これが「デザイン」や「間取り」の基本的な決め方になるので覚えておいてくださいね。

1-3.主婦にとって絶対に外せない「キッチン」

主婦にとってはこだわるポイントが多い「キッチン」。
自分が料理しやすい、料理が楽しくなるようなキッチンに仕上げたいですよね。
キッチンのこだわるポイントは人によって違いますが“使いやすさ”が大きなポイントになるのではないでしょうか。
デザインを重視するあまり、使いにくいキッチンになると料理もスムーズにできませんよね。
料理をするスペースが確保されているか、盛り付けるスペースやコンロの位置など“使いやすさ”を1番に考えてデザインを選んでください。
「キッチンにこだわってよかった」と答える方が多いので、業者任せにせず自分で「どのようなデザインにすれば使いやすいのか」考えていきましょう。

2.注文住宅を実現するために押さえておくこと

2-1.大切な「土地選び」

注文住宅を実現するためには「土地選び」が大切です。
家を建てるためのスペース・土地がなければ注文住宅も実現できません。
注文住宅のデザインや間取りを考える前に、家を建てる「土地」を選びましょう。
できるだけ良い環境が整っているところを…と選ぶ方がほとんどですが、土地選びのポイントは人によってさまざまです。
都会ではなく静かなところで生活したい、田舎暮らしがしたい、できるだけ駅に近いところがいい、緑があふれる公園の近くがいいなど人によってバラバラでしょう。
自分たちにとって理想的な土地選びはもちろん、土地は注文住宅の「土台」になります。
周辺環境を考慮するのも大切ですが、土地地盤の状態もチェックしなければなりません。
地盤が弱いと地震で家が崩れてしまう可能性もあります。安心な地盤かどうかチェックしたうえで住宅を建てることが大切なのです。

2-2.注文住宅を建てる「費用」

土地代や建設費、依頼にかかる費用など家を建てる時にかかる費用は莫大です。
とくに、注文住宅はすべてがオーダーメイドなので分譲住宅よりもお金がかかるでしょう。
家庭によってどのくらいお金を費やすのかある程度「費用」の目安を立てていると思います。
理想的なデザイン・間取りを要求しても予算がオーバーすることもありますし、思っていたより費用がかからないケースもあるでしょう。
家族で大まかな費用を立て、業者と相談しながら見積もりを出すことが大切です。
少しでもデザイン・間取りの変更があれば、その度に予算を出してもらいましょう。
一般人はいくらかかるのかわからないので、プロである業者とのやり取りがとても大切になります。
注文住宅を実現するためにも「費用」に関することは押さえておきたいですね。

3.依頼する際の注意点

3-1.注文住宅の実績があるかどうか

注文住宅を建てる時は、業者に依頼してデザイン・間取りを決め工事を始めます。
地元にある建設業者や大手会社など注文住宅の依頼を受けている業者はたくさんあるでしょう。その中からどれを選べばよいのか悩む人も少なくないです。
そこで業者選びのポイントとしては「実績があるかどうか」が大切になります。
注文住宅の実績がある業者ほど、さまざまなお客様の注文を受けてきているので安心して依頼できるでしょう。
すべての意見を受けるだけでなく、「よりよい住宅にするためにはこのようにした方がいい」とアドバイスしてくれる業者ならなおさら良いです。
注文住宅を依頼する前に、実績があるかどうか必ず確認してくださいね。
実際に建設した住宅を見せてもらうのもひとつの方法でしょう。

3-2.アフターサービスが充実しているかどうか

「アフターサービスが充実しているかどうか」も注文住宅を建てる際の大切なポイントです。
注文住宅を建てた後「新築なのに雨漏りが発生した」「隙間から風が入り込んでくる」などトラブルが多発しています。
もしものためにアフターサービスが充実している業者であれば、すぐに駆けつけて検査してくれるでしょう。
施工完了後も定期的なメンテナンスや相談を受け付けている業者は安心して依頼できます。
アフターサービスやサポート体制がどのようになっているのか、依頼する前に複数の業者を比較してください。
比較することで、どこが安心して依頼できるのか判断しやすくなりますよ。

4.まとめ

注文住宅のこだわるポイント、間取りやキッチン・デザイン、依頼する前の注意点について説明しましたがいかがでしたでしょうか。
業者へ依頼する前にある程度知識を身につけておけばスムーズに注文住宅の建設が進められます。
知識や情報をぜひ身につけておきましょう。

  • 「デザイン」や「間取り」は建設業者と話し合って決める
  • 間取りにおいて“ゾーニング”は大きなポイント
  • キッチンは使いやすさが大切
  • 注文住宅で大切な「土地選び」
  • 費用はある程度立てておく
  • 注文住宅の実績がある業者を選ぶ
  • アフターサービスが充実しているかどうか確認する

注文住宅のチェックポイントはほかにもたくさんあります。
家族で話し合い、大まかな計画を立ててから業者としっかり話し合い決めていきましょう。