浴室暖房乾燥機に多い故障は? 修理か買い替えかで迷ったら!
「浴室暖房乾燥機が故障したので修理か買い替えで迷っている」「修理や交換はどこに依頼すればよいのか?」とお困りではありませんか? 浴室暖房乾燥機が不具合によって機能しなくなると、生活する上で不便になる点も多いでしょう。故障が疑われるときは、できるだけ早く修理か買い替えを検討する必要があります。
この記事では、浴室暖房乾燥機に多い故障や、修理か買い替えの判断基準などを詳しくご紹介しましょう。
- 浴室暖房乾燥機に多い故障の症状は?
- 浴室暖房乾燥機の修理・買い替えを判断する基準
- 浴室暖房乾燥機の修理を依頼する場合
- 浴室暖房乾燥機を買い替える際のポイント3つ
- 浴室暖房乾燥機の故障に関するよくある質問
この記事を読むことで、浴室暖房乾燥機の寿命や、修理業者・設置業者を選ぶポイントなどが分かるはずです。
1.浴室暖房乾燥機に多い故障の症状は?
まずは、浴室暖房乾燥機によくある故障をご紹介しましょう。
1-1.電源が入らない
スイッチを入れても電源が入らなくなったときは、分電盤のブレーカーが落ちていないか確認してください。ブレーカーが落ちていない場合は、ブレーカーを入れ直すことで誤作動が解消される可能性もあるため、試してみるとよいでしょう。この方法でも電源が入らない場合は、修理か買い替えを検討すべきです。
1-2.異音がする
浴室暖房乾燥機の作動中に「ギシギシ」「キュルキュル」というような異音がする場合は、モーター内のベアリングが劣化している可能性が考えられます。メーカーに点検してもらい、必要であれば修理か買い替えを検討する必要があるでしょう。ただし、熱の影響で本体が収縮して音が鳴ることもありますが、この音は放置しても問題ありません。問題のある音かどうか判断できない場合は、メーカーや購入した販売店などに相談してみるとよいでしょう。
1-3.暖房・乾燥の機能が低下した
換気風量が少なくなった・乾燥や暖房の利きが悪くなったなど、機能の低下を感じる場合も、故障が原因の可能性があります。フィルターのホコリを取り除くなどしても改善しないときは、メーカーや購入した販売店などに相談しましょう。
2.浴室暖房乾燥機の修理・買い替えを判断する基準
浴室暖房乾燥機が故障したとき、修理か買い替えかを判断する基準には、以下のようなものがあります。
2-1.購入から何年経過しているか
浴室暖房乾燥機を購入してから何年経過しているかによって、修理か買い替えかを判断しましょう。浴室暖房乾燥機の平均寿命は、約10年といわれています。購入から10年前後経過している場合は、たとえ修理してもまたすぐ別の不具合が出てくる可能性があるでしょう。購入から5年以内であれば修理したほうがよい場合が多いですが、10年前後たっている場合は買い替えを検討することをおすすめします。
2-2.メーカーの部品保有期間内であるか
メーカーが部品を保有しているかどうかも、判断基準の一つになります。部品保有期間はメーカーによって異なりますが、販売終了から6年程度である場合がほとんどです。部品保有期間を過ぎていると修理するのが不可能になるため、買い替えを選択することになるでしょう。
2-3.修理と買い替えではどちらの費用が安いか
修理にかかる費用は故障内容によって異なります。場合によっては、買い替えより高額な修理費用がかかる可能性もあるのです。どちらがどのくらい安いのか、しっかり費用を比較してから、修理か買い替えかを決めることをおすすめします。
3.浴室暖房乾燥機の修理を依頼する場合
修理の依頼先や業者選びのポイント・注意点をまとめました。
3-1.メーカーや購入店・修理業者に依頼できる
浴室暖房乾燥機の修理は、メーカーや購入した販売店などに依頼できます。メーカーの部品保有期間によっては、修理を断られる場合もあるでしょう。また、メーカーや販売店の保証期間内であれば、無償または低価格で修理してもらえる可能性もあります。そのほかにも、浴室暖房乾燥機の販売や修理を行っている業者に依頼することも可能です。部品があればすぐ対応してくれる場合もあるため、相談してみるとよいでしょう。
3-2.信頼できる業者を選ぼう
信頼できる修理業者を選ぶために、以下のポイントを参考にするとよいでしょう。
- 豊富な実績があるか
- 無料見積もりを受け付けているか
- 24時間365日対応してくれるか
- スタッフの対応が丁寧か
3-3.修理費用を比較することが重要
修理にかかる費用は故障内容によりますが、依頼する業者によっても差があります。そのため、事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみるとよいでしょう。大まかな相場も把握できるため、おすすめです。
4.浴室暖房乾燥機を買い替える際のポイント3つ
浴室暖房乾燥機を買い替える場合の選び方や業者選びの注意点をまとめました。
4-1.設置タイプや熱源を確認して選ぶ
浴室暖房乾燥機には設置タイプや熱源が異なるさまざまな種類があるため、しっかり比較して選びましょう。たとえば、設置タイプには「天井埋め込みタイプ」と「壁掛けタイプ」の2種類があります。既存の浴室暖房乾燥機と同じタイプのものを選ぶのが望ましいため、確認しておいてください。また、熱源にはガスと電気があります。熱源の異なるタイプへの交換には高額な費用がかかるため、見積もりをしっかり確認した上で検討するとよいでしょう。
4-2.設置業者を選ぶ際にチェックすべきことは?
浴室暖房乾燥機の設置業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
- 豊富な施工実績があるか
- 設置工事に関する知識や技術があるか
- 機種を豊富にそろえているか
- 料金体系が明確か
- 見積書に詳細な工事内容が記載されているか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
4-3.設置前に確認しておくこと
浴室暖房乾燥機を設置する前に、確認しておくべきことがいくつかあります。まず、天井埋め込みタイプの浴室暖房乾燥機を設置する場合、天井にある開口部のサイズに合ったものを選ばなければなりません。サイズが異なるものを設置する場合は別途工事が必要になるため、費用も確認しておきましょう。
5.浴室暖房乾燥機の故障に関するよくある質問
「浴室暖房乾燥機の故障について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.浴室暖房乾燥機の調子が悪いのですが、そのまま放置しておくとどうなりますか?
A.不具合の内容によっては、火災や爆発を引き起こす危険もあるでしょう。購入から年数がたっていると安全装置が正常に動作しない可能性もあるため、放置せず早めに対処してください。
Q. 新しい浴室暖房乾燥機に買い替えれば電気代が安くなりますか?
A.最新の浴室暖房乾燥機には「エコモード」や「節電モード」などが搭載されているものが増えてきているため、上手に活用すれば電気代を抑えることができるでしょう。
Q.電源を入れてから温風が出るまで時間がかかるのですが、故障ですか?
A.温水の温度が上がるまで温風が出ないようになっているため、故障ではありません。
Q.浴室暖房乾燥機の設置にはどのくらい費用がかかりますか?
A.グレードにもよりますが、本体+施工費で約20万~45万円が相場です。
Q.浴室暖房乾燥機の電気代やガス代を節約する方法を教えてください。
A.浴室内に湿気が残っていると乾燥に時間がかかるため、浴室の湿気対策をしっかり行っておきましょう。また、洗濯物は室内である程度干してから浴室暖房乾燥機を使う・こまめにフィルター掃除をするなども、節約のポイントになります。
まとめ
浴室暖房乾燥機に多い故障や、修理か買い替えの基準・業者選びのポイントなどを詳しくご紹介しました。浴室暖房乾燥機には大変便利な機能が搭載されていますが、故障した際の対処法に迷う人は多いと思います。ぜひこの記事を参考に、適切な対処をしてください。