
アンテナの撤去方法を知りたい! お得に処分するコツも詳しく!
不要になったアンテナをそのままにしていないでしょうか。アンテナが古くなると、強風で倒れて危険なため、早めの撤去をおすすめします。しかし、どこに・どんな方法で依頼することができるのか、よく分からないことでしょう。
そこで今回は、アンテナの撤去方法について詳しく解説します。不要になったアンテナをお得に処分するコツも併せて参考にしてください。
この記事を読むことで、アンテナの撤去方法ついてよく分かり、スムーズに手続き・処分できます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.不要なアンテナは撤去が必要
最初に、アンテナの主な種類や撤去の必要性などを見ていきましょう。
1-1.アンテナの主な種類
アンテナには、以下のような種類があります。
- VHFアンテナ
- UHFアンテナ
- 地デジアンテナ
- BSアンテナ
- CSアンテナ
- FMアンテナ
- 室内アンテナ
1-2.アンテナ撤去が必要な理由
不要になったアンテナは早急に撤去する必要があります。主な理由は、以下のようなことがあるからです。
- 重量や転倒により屋根が損傷する
- サビが発生し屋根や外壁が汚れる
- 落下して近隣や人への被害が出る
特に、大雨や台風などの自然災害後は、劣化したアンテナによる被害が多発します。暴風で転倒しやすいので台風シーズン前に撤去するといいでしょう。また、引っ越しなどでアンテナが不要になる場合も、忘れずに撤去してください。
1-3.アンテナの撤去方法
アンテナの撤去は、自分でできる場合と業者に依頼すべき場合があります。それぞれ具体的な方法を解説しましょう。
1-3-1.自分で撤去する
アンテナは、自分で撤去することも可能です。撤去方法は、以下を参考にしてください。
屋根に乗っている場合
- ハシゴを設置し、注意しながら屋根に上る
- アンテナの支持線を切断する
- アンテナ本体を取りはずす
- アンテナの支柱を取りはずす
- 支持線・本体・支柱を屋根から下ろす
ベランダに取りつけてある場合
- アンテナを固定しているナットをはずす
- アンテナの同軸ケーブルを切断する
- アンテナ本体と支持部品を取りはずす
なお、屋根の上など高所での作業は、落下などでケガをしやすく危険です。ベランダに設置してあるものなど、安全に作業ができる場合におすすめします。
1-3-2.業者に依頼する
アンテナの撤去で屋根の上にある場合など、危険を伴うものは専門業者に依頼すると安心です。まずは、業者から見積もりをもらいましょう。見積もりの内容をチェックし、問題がなければ正式に撤去を依頼してください。通常、撤去作業は30分~1時間程度で完了します。撤去費用は、1個数千円~です。なお、買い替えを伴う場合は、撤去費用がサービスになることがあります。
2.アンテナの処分方法
アンテナの主な処分方法について詳しく解説します。
2-1.自治体にゴミとして出す方法
不要になったアンテナは、自治体にゴミとして廃棄してもらうことができます。ゴミの区分は自治体ごとに異なるため、ホームページなどで調べてみてください。室内アンテナなど小型のものは不燃ゴミ、室外アンテナなどで大型のものは粗大ゴミと分けているところもあります。不燃ゴミは無料、粗大ゴミはアンテナ1個につき数百円程度の処分費用がかかることが多いでしょう。なお、粗大ゴミとして出す場合は事前に自治体の「粗大ゴミ受付窓口」に連絡し、集荷場所・日時・出し方などの指示を受けてください。
メリット
- 処分費用が無料もしくは格安
デメリット
- 基本的に資源リサイクルされない
- 集荷場所・日時が決まっている
- 自分で集荷場所まで運ぶ必要がある
- 粗大ゴミは手続きが面倒
2-2.販売店に処分を依頼する
買い替えによる処分の場合は、販売店に依頼することも検討しましょう。まずは、販売店に問い合わせてみてください。なお、処分・撤去費用はサービスの場合と、数千円程度の費用が別途必要になる場合があるため、確認しておきましょう。
メリット
- 買い替えと処分が同時にできる
- 撤去と同時に依頼できる
- 撤去・処分費用がサービスになることがある
デメリット
- 基本的には撤去・処分費用がかかる
- 処分だけの依頼はできない
2-3.不用品回収業者に処分してもらう
不要になったアンテナは、不用品回収業者に処分してもらうことができます。まずは、業者に見積もりを依頼してください。なお、業者によって以下の回収方法から選べるため、アンテナの大きさ・重さや都合に合わせて選ぶといいでしょう。
- 店頭持ち込み:業者の店頭に直接持ち込む
- 宅配回収:宅配便で送付する
- 出張回収:場所・日時指定で業者に回収してもらう
不用品回収業者の中には、オプション料金を支払うことで撤去作業を依頼できることもあるので確認してみるといいでしょう。
メリット
- 回収後は資源リサイクルに回してもらえる
- ほかの不用品を同時に依頼できる
デメリット
- 回収費用が必要(宅配回収で1回千円程度~、出張回収で1回数千円程度~)
2-4.業者選びの注意点
業者にアンテナ処分を依頼する場合は、以下の条件を参考に選ぶといいでしょう。
- アンテナの処分実績が豊富にある
- 見積もりは無料
- 回収費用がリーズナブル
- 都合のいい回収方法が選べる(店頭持ち込み・宅配回収・出張回収)
- 顧客からの評判がいい
- 古物商許可を取得している
3.アンテナは買取してもらえる?
不要になったアンテナでも、条件しだいで買取してもらえることがあります。
3-1.買取してもらえるアンテナの条件
アンテナで買取してもらえるものは、以下のようなものです。
- 人気メーカー・ブランド(日本アンテナ・マスプロ・DXアンテナなど)
- 年式が新しい
- 不具合・故障がない
- 付属品がそろっている
- ひどいサビ・汚れ・破損がない
3-2.アンテナの買取金額相場
アンテナの買取金額相場は、新品価格の5~30%程度です。種類・状態・中古市場での需要などさまざまな条件によって大きく異なります。以下は、状態のいいものの一例として参考にしてください。
- DXアンテナ(UAH900P):1個3,500円程度
- 八木アンテナ(BS-FA26):1個4,000円程度
- 日本アンテナ(UDF100ST):1個7,000円程度
4.アンテナを買取に出す方法
アンテナを買取に出す方法を詳しく解説します。
4-1.リサイクルショップや不用品回収業者に依頼する
アンテナの種類や状態によっては、リサイクルショップや不用品回収業者に買取してもらえることがあります。買取を希望するときは、業者の査定を受けましょう。買取可能で提示金額に納得できる場合は、正式に買取をしてもらってください。なお、大型のアンテナを店頭持ち込みするときは、車両を自分で手配する必要があります。また、小さなアンテナは宅配回収を利用できると回収費用も安くて便利です。
メリット
- 買取後は中古品として再販してもらえ、資源を有効活用できる
- 買取から代金受け取りまで1回で済む(リサイクルショップ)
- 買取不可でもそのまま引き取り処分してもらえる(不用品回収業者)
デメリット
- 買取不可の場合は引き取り処分もできない(リサイクルショップ)
- 業者やタイミングによっては相場よりも安い金額となる
4-2.ネットオークションやフリマサイトで売る
アンテナは、ネットオークションやフリマサイトで売ることも可能です。実際に、大手ネットオークションサイトのヤフオクでは、2018年11月現在300件以上の出品があります。宅配便で発送しやすいという理由から、小型のアンテナ・室内アンテナの出品が多いのが特徴です。出品前に落札相場を調べ、同等かやや下回る価格で出品すると落札確率が上がるでしょう。
メリット
- 欲しがっている人と直接やり取りできる
- 希望価格で出品できる
- 業者で買取不可となったものも出品できる
- 条件しだいで思わぬ高額落札もある(ネットオークション)
デメリット
- 必ずしも落札されるとは限らない
- 出品から発送完了まで手続きが多く、時間がかかる
- 個人間トラブルが多い(クレーム・支払い遅延・個人情報の流出など)
5.アンテナの撤去方法に関するよくある質問
最後に、アンテナの撤去方法に関するよくある質問に回答します。それぞれ目をとおしてください。
Q.アンテナ撤去で屋根に上るときの注意点は?
A.安全確保を第一にすることです。たとえば、すべりにくい靴・手袋を着用する、感電に気をつける、慎重に移動するなどが挙げられます。なお、高所での作業に慣れない人は、無理に自分で撤去せず、業者に依頼するほうがいいでしょう。
Q.業者がアンテナ撤去中、屋根に傷をつけてしまったのですが?
A.業者の落ち度により屋根に傷がついた場合は、きちんと保証してもらいましょう。また、アンテナ撤去後に雨もりがする場合も、作業時に屋根が破損した可能性があります。いずれにしろ、気づいた時点で連絡し対応してもらうことが大切です。
Q.撤去時に破損したアンテナでもネットオークションに出せる?
A.出品することは可能ですが、落札確率は低いでしょう。ネットオークションでアンテナを探している人は、外観がキレイで正常に使えるものなど、実用性を重視する人が多いからです。
Q.以前の住人が置いていったアンテナも撤去する義務がある?
A.まずは、貸し主に相談してください。賃貸住宅では、現在の借り主に落ち度・責任がない場合、貸し主が撤去費用を負担することが妥当です。自己判断で撤去した場合、後日費用請求をしても却下されることが多いでしょう。
Q.アンテナの撤去費用が見積もりより高くなることもある?
A.状況によってはあり得るため、業者に理由を確認してみましょう。たとえば、インターネットや電話により見積もりを依頼し、現場視察を伴っていない場合があります。特に問題がない現場のはずが、実際には足場の確保ができなかったり屋根の破損がひどく上るのに困難なこともあるのです。
まとめ
今回は、アンテナの撤去方法について詳しく解説しました。不要になったアンテナは、倒壊のおそれがあるため、早めに撤去しましょう。特に屋根の上に放置するのは危険です。屋根の上のアンテナ撤去は、落下によるケガや感電などのリスクがあるため、業者に依頼することをおすすめします。なお、不要になったアンテナの中には、中古品として買取してもらえたり資源リサイクルに回したりできることがあるため、調べてみるといいでしょう。