
壁クロスの補修方法は? DIYと業者それぞれのメリットを詳しく解説!
壁クロスの傷みが目立ってきたら、補修が必要です。壁クロスの傷みは、部屋全体のイメージに大きく影響しますからね。しかし、「どんな方法で補修すればいいのか」「DIYでできるのか・業者に依頼するべきか」など、何かと分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、壁クロスの補修方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、壁クロスを補修するコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.壁クロスはDIYで補修できる?
最初に、壁クロスをDIYで補修できるかどうか見ていきましょう。
1-1.ごく小さな傷やはがれはDIYで補修できる
壁クロスのダメージでも以下のような場合は、DIYで補修することができます。DIYが得意な人は、チャレンジしてみるといいでしょう。
- 画びょうの穴
- ごく一部の壁紙のはがれ
- 子どもの落書き
1-2.DIYで壁クロスを補修するメリット・デメリット
DIYで壁クロスを補修すると、以下のようなメリットやデメリットがあります。
メリット
- 安く補修できる
- 都合のいい時間に作業できる
デメリット
- 時間や手間がかかる
- 材料をそろえるのが面倒
- やり方によってはキレイに仕上がらない
2.壁クロスをDIYで補修する方法
壁クロスをDIYで補修するときに必要なものや手順などを解説します。
2-1.補修用の壁クロスなど必要なものを用意する
壁クロスの補修をDIYで行うときは、以下のようなものを用意してください。いずれもホームセンターやDIYショップで購入可能です。
- 補修用の壁クロス
- 接着剤
- ヘラもしくはカット定規
- ハケ
- カッター
- ローラー
- スポンジ
- 補修ペン
- 補修用パテ
2-2.はがれた壁クロスの補修手順
壁クロスを補修する手順は、以下を参考にしてください。以下は、壁クロスがはげてしまった場合の対応です。
- 補修部分の壁クロスの周辺にカッターで切れ込みを入れる
- 壁クロスを丁寧にはがす
- 補修用の壁クロスを補修部分より一回り大きくカットする
- 補修用の壁クロスに接着剤を薄く伸ばす
- 補修部分に貼りつけて空気を追い出すように密着させる
- 不要な部分をカッターで切り取る
- 境目をローダーで押さえてなじませる
- 接着剤がはみ出た部分は水を含ませて絞ったスポンジで丁寧にふき取る
2-3.小さな穴や傷・汚れは補修ペンや補修用パテを使う
画びょうの穴は補修用パテを使うと、簡単に補修できます。また、細い傷やペンなどの汚れは、補修ペンで上塗りするといいでしょう。壁クロスに近い色を選び、丁寧に塗ってください。近い色を2色使いするとより自然に仕上がります。なお、傷や汚れが広範囲にわたっている場合は、壁クロスの貼り替えがおすすめです。
2-4.慌てずにひとつずつ丁寧に作業する
壁クロスの補修をキレイに仕上げるためには、ひとつずつの工程を丁寧に作業することが大切です。焦って作業すると、貼りつけに失敗しやすくなります。また、手をキレイに洗ってから作業するようにしましょう。手あかや汚れが作業中に壁クロスについてしまいます。
3.壁クロスの補修を業者に依頼するといい場合は?
壁クロスの補修で業者に依頼したほうがいいケースを詳しく解説します。
3-1.広範囲のはがれやヒビ割れがある
壁クロスが広範囲にわたってはがれていたりヒビ割れていたりする場合は、業者に依頼してください。DIYでやろうとしても、作業が大変で仕上がりもうまくいきません。広範囲の壁紙をシワにならずに貼るのは、熟練した技術が必要です。プロの業者に依頼して、キレイに仕上げてもらいましょう。
3-2.壁にへこみがある
壁クロスがはがれているだけでなく、大きくへこんでいる場合は、貼り替えだけでは対応できません。壁の修復が必要なので、業者に依頼してください。へこみがある状態で壁クロスを貼り替えても、へこんだ部分がすぐに破れてしまう可能性があります。業者に依頼すれば、へこみをきちんと修復して平らにしてから壁クロスを貼ってもらえるので安心です。
3-3.DIYよりキレイで短時間に仕上がるなどがメリット
壁クロスの補修を業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。
- DIYよりキレイで短時間に仕上がる
- 持ちがいい
- 都合のいい時間に作業してもらえる
- アフターフォローを利用できる
4.壁クロスの補修工事の費用と業者選び
壁クロスの補修工事の費用相場や工事期間・信頼できる業者選びのポイントなどを解説します。
4-1.1㎡あたり1,000~1,500円が費用目安
な、壁クロスをすべて貼り替える場合の費用目安は、1㎡あたり1,000~1,500円です。安い壁クロスを使えば、1㎡1,000円に満たないこともあるでしょう。また、壁クロスだけでなく、へこみなど深いダメージがある場合は、2~3万円程度追加になることもあります。正確な金額を知るためにも、業者に見積もりをもらうといでしょう。なお、業者の表記には、工事費込み・工事費別の2パターンがるため、工事費が別途かかるのかについても確認してください。
4-2.多くが半日~1日程度で済む
壁クロスの工期は、多くが半日~1日程度です。部分的に壁クロスを貼り替えるだけなら、数時間で済むでしょう。ただし、壁の修復を伴う場合は、時間がかかります。実際の工期は、見積時に確認してください。
4-3.信頼できる業者のポイントは?
壁クロスの補修は、以下の条件を満たす業者に依頼することをおすすめします。
- 壁クロスの補修実績が豊富にある
- 工事品質が高いことで定評がある
- 見積もりは無料
- リーズナブルな工事費用
- スタッフの対応が親切で丁寧
- 顧客からの評判がいい
- 工事保証やアフターサービスが手厚い
4-4.2~3社から見積もりをもらい比較する
業者選びの際は、4-3のポイントに沿って信頼できると判断した2~3社に見積もりをもらって比較するといいでしょう。見積もりを比較することで、安い費用を提案した業者を選ぶことも可能です。なお、業者の質は、見積時の対応にも現れます。迅速で丁寧な対応ができる業者なら、安心して依頼できるでしょう。
5.壁クロスの補修に関するよくある質問
最後に、壁クロスの補修に関する質問に回答します。それぞれ確認しておきましょう。
Q.壁クロスを補修せずに放置するとどうなる?
A.補修せずに放置すると、ダメージが広がって壁クロスだけでなく壁材が傷む原因になります。費用も高くつくため、放置しないですぐに対応してください。
Q.DIYで補修した部分だけ変色してしまったのですが?
A.使用した材料の質が悪かった・補修する技術力が足りないなどの理由が考えられます。補修し直すか、業者に依頼するといいでしょう。
Q.壁クロスの種類を変更したい場合はどうする?
A.工事が始まる前なら、種類の変更が可能な場合があります。まずは、業者に連絡して変更できるか確認してみてください。
Q.壁クロスの補修は何年ごとに行うべきか?
A.特に決まりはありません。傷みが気になると感じたら補修しましょう。
Q.業者が壁クロスの補修をした際、柱に傷がついたのですが?
A.まずは、証拠写真を撮影してください。その後、業者に連絡して現場をチェックしてもらいましょう。明らかに業者の落ち度でついた傷ならば、無料で修理もしくは補償してもらえるはずです。
まとめ
今回は、壁クロスの補修について詳しく解説しました。画びょうの穴程度の傷など、壁クロスのダメージがごく小さなものならDIYで補修することができます。ホームセンターなどで材料を調達し、チャレンジしてみるといいでしょう。なお、壁紙のはがれが広範囲にわたっていたり、壁がへこんでいたりする場合は、DIYでの修復は難しくなります。きちんと修復し、キレイに仕上げるためにも信頼できる業者に依頼しましょう。