風呂の蛇口から水漏れを修理する方法は? 主な原因と対処法を詳しく!
「風呂の蛇口から水漏れしているが、何が原因なのだろう」とお考えではありませんか? 風呂の蛇口から水漏れしている場合は、すぐに原因を突き止めて対処する必要があります。しかし、正しく対処するためにもどんな原因で水漏れするのか、どんな方法で修理すべきかなどきちんと理解しておくことが大切です。
そこで今回は、風呂の蛇口の水漏れについて詳しく解説します。
- 風呂の蛇口から水漏れが起きる原因は?
- 風呂の蛇口の水漏れを放置する問題点
- 風呂の蛇口の水漏れを自分で修理できるケース
- 風呂の蛇口の水漏れ修理を専門業者に依頼すべきケース
- 風呂の蛇口の水漏れ修理を業者に依頼するときのポイント
- 風呂の蛇口の水漏れに関するよくある質問
この記事を読むことで、風呂の蛇口が水漏れした場合の対処法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.風呂の蛇口から水漏れが起きる原因は?
最初に、風呂の蛇口から水漏れが起きる原因について見ていきましょう。
1-1.給排水管の破損
給排水管が破損していることで、風呂の蛇口から水漏れが起きることがあります。給排水管がさびたり衝撃を受けたりするなどの原因で破損すると、大量に水漏れすることがあるので注意してください。特に、壁の内部の配管が破損した場合、知らないうちに壁が腐食して大がかりな工事が必要になることがあります。
1-2.パッキンの劣化
蛇口のパッキンが劣化していると、水漏れを起こしやすくなります。配管のつなぎ目からちょろちょろと水漏れがする場合は、パッキンが劣化している可能性が高いでしょう。パッキンは消耗品なので、使い続けると素材が劣化してしまいます。パッキンの劣化による水漏れは、新しいパッキンに交換することで修理することが可能です。
1-3.バルブの不具合
風呂の蛇口から水漏れが起きる場合、バルブの不具合が原因の可能性もあります。蛇口の内部にあるバルブが不具合を起こすと、きちんと水栓の開閉ができずに水漏れするのです。バルブの不具合による水漏れは、バルブを交換することで対応できます。ただし、バルブの交換は専門知識が必要になるので、DIYで行うことはおすすめしません。
1-4.部品の破損
古い蛇口の場合は、部品の破損が原因で水漏れをしていることもあります。部品の破損が原因なら、該当部品を交換することで対応可能です。なお、どんな部品が破損しているか判断するには、専門知識が必要になります。また、自分で交換部品を入手するのが困難な場合が多いでしょう。
1-5.施工不良
新築やリフォームした直後に水漏れが見られる場合は、施工不良が原因の可能性があります。蛇口の取り付け工事が不十分など、施工不良によるものは業者の落ち度です。まずは、業者に連絡して現場視察を依頼し、状況を確認してもらいましょう。信頼できる業者なら、施工不良によるものと判明すればすぐに補修してもらえます。
2.風呂の蛇口の水漏れを放置する問題点
風呂の蛇口の水漏れを放置するとどんな問題点があるか詳しく見ていきましょう。
2-1.修理が大変になる
風呂の蛇口の水漏れを放置すると、状況が悪化して修理が大変です。修理費用も高くなり、修理時間も長くかかります。場合によっては、大がかりな工事となって風呂を使えない日が出ることもあるでしょう。水漏れを発見した時点ですぐに修理すれば、簡単な作業で終わり、修理費用も最低限で済みます。
2-2.水道代が高騰する
風呂の蛇口の水漏れは、水道代の高騰につながります。特に、常時ちょろちょろと水漏れしている場合は注意してください。少しずつでも水漏れが続くことで、水道代がびっくりするほど高くなることがあります。水漏れがさらにひどくなれば、水道代も比例して高くなり続けるだけなので、早めに修理してください。
2-3.水あかやカビが発生する
風呂の蛇口から水漏れすると、水あかやカビが発生しやすくなります。水あかが発生すると見た目が悪いだけでなく、湿気や汚れがたまって雑菌の温床になりやすいのもいけません。また、カビが発生すると、健康被害の原因になるので気を付けましょう。水漏れを元から改善して、水あかやカビの発生を抑えることが大切です。
3.風呂の蛇口の水漏れを自分で修理できるケース
風呂の蛇口が水漏れした場合、自分で修理できるケースもあります。
3-1.自分で修理できるパターンは?
風呂の蛇口が水漏れした場合でも、シングルレバー水栓でパッキンの劣化が原因なら自分で直すことができます。具体的な手順は、以下を参考にしてください。
- 止水栓と元栓を閉める
- ハンドルを取り外す
- カバーを取り外す
- バルブカートリッジを取り外す
- スパウト本体を取り外す
- 劣化したパッキンを交換する
- バルブカートリッジを戻す
- カバーとハンドルを戻す
- 止水栓や元栓を開ける
- 水漏れが直っていることを確認して完了
3-2.自分で水漏れを修理するときにあると便利なもの
自分で風呂の蛇口の水漏れ修理を行うときは、以下のような道具があると便利です。
- モンキーレンチ
- トルクレンチ
- 水栓レンチ
- 精密ドライバー
- ゴム手袋
- 交換用のパッキン
3-3.自分で修理するのが困難なら無理をしないこと
自分で修理するのが困難な場合や、途中までやったものの挫折した場合は、無理をしないでください。状況が悪化して、さらに深刻な水漏れにつながることがあるからです。費用はかかっても、専門業者に依頼したほうが確実かつキレイに仕上がります。時間や労力が節約できることを考えても、信頼できる専門業者に修理を依頼しましょう。
4.風呂の蛇口の水漏れ修理を専門業者に依頼すべきケース
風呂の蛇口からの水漏れで、専門業者に修理を依頼すべきケースを具体的にご紹介します。
4-1.サーモスタット混合水栓など複雑な設計の蛇口
サーモスタット混合水栓など、複雑な設計の蛇口は自分で修理するのが困難でしょう。部品を取り外すことまではできても、設計が複雑すぎて途中で挫折してしまいがちです。元に戻そうにも、間違ったやり方をすると水漏れが直らないばかりか、余計に悪化してしまうこともあります。最初から専門業者に依頼するのがおすすめです。
4-2.大量に水漏れしている
風呂の蛇口から大量に水漏れしている場合は、想像以上に状況が悪化している可能性があるため、専門業者に依頼しましょう。特に、蛇口を閉めた状態でも水が漏れている場合は、速やかな対応が必要です。放置すると水漏れ範囲が拡大し、ますます修理が大変になります。
4-3.水漏れの原因がよく分からない
水漏れの原因がよく分からない場合も、専門業者に依頼すべきでしょう。自分で修理しようとしても、原因がよく分からないのでは効率が悪く、見当違いな部分を無駄に修理しがちです。その点、専門業者に依頼すれば、豊富な知識と経験により、水漏れの原因を的確に突き止めて対処してもらえます。
5.風呂の蛇口の水漏れ修理を業者に依頼するときのポイント
風呂の蛇口の水漏れ修理を業者に依頼する場合、どんなポイントを押さえておくべきか詳しく解説します。
5-1.信頼できる業者に依頼する
風呂の蛇口の水漏れ修理を依頼するには、以下のポイントを参考にして信頼できる業者を選ぶことが大切です。
- 蛇口の水漏れ修理で豊富な実績がある
- 高い工事品質と丁寧な作業で定評がある
- 現地視察および見積もりは無料
- リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
- できるだけ迅速に対応してくれる
- スタッフが親切で顧客からの評判がよい
- 保証やアフターサービスが手厚い
5-2.やってほしいことを明確に伝える
業者に相談するときに、やってほしいことを明確に伝えることも大切です。蛇口の水漏れ修理だけを依頼するつもりが、風呂場の床や壁の塗装も同時に行われてしまったというケースもあります。業者に依頼するときは、「すべてお任せします」だけで済ませず、やってほしいこと・しなくてよいことを明確に伝えましょう。業者との打ち合わせ内容で疑問が残るときもそのままにせず、きちんと説明してもらうことが必要です。
5-3.風呂の蛇口の水漏れ修理を業者に依頼する費用目安
風呂の蛇口の水漏れ修理を業者に依頼した場合、費用目安は以下のとおりです。
- パッキンの交換:1,000円程度
- バルブの交換:3,00~8,000円程度
- シングルレバー水栓の交換:1.2万~1.5万円
- サーモスタット混合水栓の交換:2万~3.5万円
なお、実際には、上記の価格に出張費用が数千円程度上乗せになるのが一般的です。
5-4.悪質業者の手口に注意する
悪質業者の手口には十分に注意しましょう。特に、以下のポイントに当てはまる業者は悪質なので、絶対に契約してはいけません。
- 飛び込み営業や電話勧誘が主な営業手段
- 女性や高齢者が一人で在宅する時間を狙ってやってくる
- 「今だけ半額で修理可能」などとお得感を前面にアピールする
- 「すぐに修理しないと大変なことになる」などと不安をあおる
- 「無料の視察だけでも」と言いながら家に上がろうとする
- 修理費用が法外に高い
- 強い言葉や態度で契約を取ろうとする
- 断っているのにしつこく居座る
- 身分証や社員証を提示しない
- 正式な契約書を作成しない
- 保証やアフターフォローの話が出ない
- 顧客からの評判が悪い
6.風呂の蛇口の水漏れに関するよくある質問
最後に、風呂の蛇口の水漏れに関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.水漏れしている部分を防水テープで修理してもよい?
A.防水テープの使用は、応急処置にとどめてください。確かに、軽い水漏れなら一時的に対応できるでしょう。しかし、根本的な原因を解決していないため、そのままにすると状況が悪化していしまいます。
Q.シャワーの使い始めに冷たい水が出るのは蛇口から水漏れしているから?
A.いいえ、関係ありません。シャワーの水が冷たいのは、冷水サンドイッチ現象によるものです。使い始めに熱湯が出ないよう、最初に冷たい水が出るように設計されているためのもので、水漏れの心配はありません。
Q.設置したばかりの蛇口で水漏れが発生したのですが?
A.施工不良の可能性があるため、業者に連絡して現場視察をしてもらうことがおすすめです。施工不良による水漏れは業者の落ち度なので、すぐに修理してもらえます。
Q.風呂の蛇口の水漏れを修理した後、いつメンテナンスすればよい?
A.業者によっては、アフターサービスの一つとして工事後6か月や1年のタイミングでチェックおよび必要なメンテナンスをしてもらえることがあります。無料で利用できるので、ぜひ活用してください。
Q.工事中は在宅する必要がある?
A.基本的には在宅する必要があります。業者が屋内に入って工事することになるためです。なお、簡単な修理なら1~2時間で終わることも多いので、業者に確認してみるとよいでしょう。
まとめ
今回は、風呂の蛇口の水漏れについて詳しく解説しました。風呂の蛇口が水漏れしている場合、何が原因か正しく突き止めてすぐに対処する必要があります。水漏れの原因がパッキンの劣化だけなら自分で修理することができる場合もあるでしょう。しかし、自分で修理するのが難しい、水漏れの原因がよく分からないといった場合は、専門業者に修理を依頼することがおすすめです。確実に修理するためにも、この記事を参考にして信頼できる業者を選び、よく相談してみてください。