窓のカビを掃除する方法は? 簡単&スッキリ落とすコツを伝授!
窓にカビが生えてお困りではありませんか? 黒い汚れが付着していると汚く見えてしまいますよね。それに、カビは、アレルギーなどの健康被害も心配です。家族の健康を守り、清潔に暮らすためにも窓のカビ退治は必要不可欠と言えるでしょう。
そこで今回は、窓のカビを掃除する方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、窓のカビを効率よく掃除するコツが分かります。まずは、記事を参考にしてください。
1.窓にカビが生えることによる影響
最初に、窓にカビが生えるとどんな影響があるのか見ていきましょう。
1-1.見た目が悪い
窓にカビが生えると、黒いポツポツやシミが広がったようになり、見た目が悪くなります。新しい窓であっても、カビが生えていると汚く見え、掃除が行き届いていない印象になるのもデメリットです。透明度の高いガラス窓は日光を通すとカビの部分が強調されるため、余計に気になることでしょう。
1-2.健康被害が起きやすい
カビは、アレルギーの原因になります。カビの胞子を吸い込むことで、ぜん息などの症状が出るのです。また、皮膚や目にも悪影響を与えることがあります。カビ独特の臭いで気分が悪くなることもあるでしょう。健康的に暮らすためにも、窓にカビが生えるのはデメリットなのです。
1-3.窓の劣化を早める
窓にカビが生えると、素材を傷めて寿命を短くしてしまいます。カビの根が深く張ることで、素材に亀裂が入ったり強度が弱くなったりするからです。窓ガラスの寿命は数十年とも言われていますが、カビのせいで表面が曇ってしまうと本来の機能を果たせないことがあります。また、パッキンやサッシはカビが繁殖するとボロボロになってしまうため、交換せざるを得なくなるでしょう。
2.窓にカビが生える原因は?
窓にカビが生える主な原因を見ていきましょう。
2-1.掃除不足
窓にカビが生えたときは、掃除不足を疑ってください。掃除不足により汚れがたまっていると、カビが生える原因になります。カビは、ホコリや汚れを栄養分として育つのです。常にキレイに掃除できていれば、万が一カビが生えても繁殖することができません。窓が汚れた状態では、いくらカビ対策をしても無駄です。
2-2.高温多湿
多くのカビは、高温多湿の状態を好んで繁殖します。窓付近は、屋外からの湿気が入り込み、たまりやすい場所となるため、カビの繁殖に都合が良いのです。特に、梅雨などの気温が高く雨が多い時期は、部屋に湿気がこもりやすいので気をつける必要があります。暑く感じてもエアコンを使うほどでもない時期が、最も危険です。
2-3.結露
窓に結露が発生すると、高確率でカビが生えるでしょう。結露は、外気温と室温の温度差が激しくなると発生します。冬場に暖房で室温を上げすぎると、空気中の水分が冷やされ、結露となるのです。特に、サッシ部分やパッキン・窓の周辺の壁にカビが生えやすいので注意しましょう。
3.窓のカビ掃除におすすめの道具は?
窓のカビ掃除におすすめの道具と注意点を解説します。
3-1.窓のカビ掃除に必要なものは?
窓のカビ掃除には、以下のようなものを用意してください。
- 掃除用スポンジ
- クリーニングクロス
- 住宅用中性洗剤
- 消毒用エタノール
- スプレー容器
- 手袋
- マスク
3-2.強い洗剤を使うのはNG
窓のカビ掃除は、以下のような強い洗剤を使わないようにしましょう。成分が強すぎて窓を傷めるだけでなく、場合によっては健康被害が出る可能性があります。
- 塩素系漂白剤
- 酸性洗剤
- 重曹などのアルカリ性洗剤(サッシが変色することがあるため)
また、ひどいカビを落とそうとして、複数の洗剤を混ぜることは絶対にしないでください。特に、塩素系の洗剤と酸性の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生して危険です。
4.窓のカビ掃除方法を場所別に紹介
窓のカビ掃除方法を、主な場所別に詳しく解説します。
4-1.窓枠
窓枠のカビ掃除は、以下の手順で進めてください。窓枠の四隅など、見落としやすい場所もしっかり掃除しましょう。
- 窓枠の表面の汚れを住宅用中性洗剤で掃除する
- 水拭き・から拭きする
- カビが気になる部分に消毒用エタノールをスプレーする
- よく乾かして完了
4-2.サッシ・パッキン
サッシやパッキンのカビ掃除は、以下の方法・手順を参考にしてください。サッシに入り込んだ汚れは、つまようじでかき出すとキレイになります。
- 窓のサッシにたまったゴミを掃除機で吸い取る
- サッシやパッキン部分にこびりついた汚れを住宅用中性洗剤で掃除する
- 水拭き・から拭きする
- カビが気になる部分に消毒用エタノールをスプレーする
- よく乾かして完了
4-3.透明ガラス
透明ガラスに生えたカビは、以下の方法で掃除してみてください。
- 表面についた汚れを、住宅用中性洗剤を使ってキレイに拭き取る
- カビが残っている部分に消毒用エタノールをスプレーして乾かす
- 清潔なクリーニングクロスで仕上げ拭きをする
4-4.すりガラス
すりガラスに入り込んだカビは、通常の透明ガラスより落ちにくくなっています。まずは、以下の方法で掃除してみてください。
- すりガラスの表面に付着した汚れを掃除用スポンジと住宅用洗剤でこすり落とす
- 水拭き・から拭きする
- 消毒用エタノールを多めにスプレーする
- よく乾かして完了
1回の掃除で落としきれない場合は、翌日に再度挑戦してみてください。数回続けることで、厄介なカビも除去しやすくなります。
5.窓のカビを予防する方法
窓のカビを予防するために効果的な方法を3つご紹介します。
5-1.こまめに掃除する
窓のカビ予防は、こまめな掃除で汚れをためないことが基本です。窓には、土ぼこり・花粉・虫の死がいやフン・手あかなど、さまざまな汚れが付着しています。一見キレイに見えても、実はひどく汚れていることもあるのです。こまめに掃除をして、清潔な状態に保ちましょう。
5-2.除湿対策をする
除湿対策をして部屋の湿度を下げ、カビの繁殖を防ぎましょう。具体的には、以下の方法を参考にしてください。
- こまめに換気する
- エアコンの除湿機能を使う
- 必要以上に加湿器を使わない
- 市販の除湿剤を窓の近くに置く
5-3.結露対策をする
窓のカビ予防で忘れてはいけないのが、結露対策です。たとえば、以下のような方法を試してみてください。
- 窓に断熱シートを貼る
- 外気温と室温の温度差をなるべくなくす
- 結露を見かけたらこまめに拭き取る
なお、断熱窓に交換する方法もあります。断熱窓にすると結露しにくくなるだけでなく、冷暖房効果が高まり光熱費の節約にもつながるので検討してみるといいでしょう。
6.窓のカビ掃除に関するよくある質問
最後に、窓のカビ掃除に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.窓に生えるカビにはどんな種類がある?
A.窓には、主に以下の2種類のカビが生えます。
- ススカビ:広範囲に存在しているカビでサッシ部分に生えやすい。高温多湿を好む
- クロカビ:結露している部分など、特に湿気が多いところに生えやすい。低温でも繁殖できる
Q.窓のカビ掃除をするときの注意点は?
A.カビを吸い込まないよう、マスクを装着してください。アレルギー体質の人は、特に注意が必要です。また、十分に換気した状態で作業しましょう。洗剤や薬品類の臭いや成分で気分や体調が悪くなることがあります。
Q.窓のカビ掃除後、気分がすぐれないのですが?
A.作業疲れが出たか、洗剤の成分の影響を受けている可能性があります。まずは、風通しのいい場所に移動し、楽な服装で横になって十分に休憩してください。症状がなかなか回復しない場合は、病院を受診しましょう。
Q.何回掃除してもカビが生えるのですが?
A.間違った方法で掃除しているなどの理由により、カビが除去しきれていないことが考えられます。また、高温多湿の環境では、多少汚れが付着した程度でもすぐにカビが生えるので除湿や室温調整などの徹底も必要です。
Q.窓のカビ掃除を業者に依頼することはできる?
A.可能です。まずは、信頼できるハウスクリーニング業者に相談してみてください。費用目安は、透明ガラスの窓で1回6,000円程度~です。1時間程度でキレイになるので、検討してみるといいでしょう。
まとめ
今回は、窓のカビ掃除について詳しく解説しました。窓に生えたカビは、ひどくなる前にきちんと掃除して除去しましょう。まずは、窓の汚れを掃除してから、消毒用エタノールをスプレーしてください。なお、窓のカビ予防には、こまめな掃除・除湿対策・結露対策が効果的です。普段から気をつけていれば、カビ知らずのキレイな窓を維持できることでしょう。